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ジョジョの奇妙な冒険の空条承太郎はどうして海洋生物学者になったのか?

 不良少年だった空条承太郎は、エジプトから日本に帰国後、弓と矢の謎を解くために世界中を旅します。彼が研究していたのは、宇宙から飛来した隕石に含まれるウイルスに染まった岩石から作られた矢です。弓とあわせて『聖なる弓矢』とも呼ばれています。

 矢尻で体に傷をつけられ、死亡しなかった者にはスタンドが発現し、スタンド使いになれます。ところが、素養がなければ傷の大小にかかわらず死亡したり、発現したスタンドを制御しきれずに死亡してしまうのです。

 この現象は、隕石に付着していたウイルスの影響によるものだと説明されています。これは、生命の進化がウイルスの影響による突然変異であるとする『ウイルス進化論』に基づくものです。矢尻で傷つけられた者はウイルスの毒性によって大半が死亡してしまいますが、適応して克服した者には『進化の証』たるスタンドが与えられるという設定になっています。

 ここで興味深いのは、矢が隕石とウイルスに由来するにもかかわらず、承太郎がウイルス学者や遺伝学者、天文学者、地質学者、あるいは考古学者ではなく、海洋生物学者になったという設定です。この謎めいた設定は、ジョジョ研究者の間でも議論の的となっていますが、以下の説明を読むことで、その謎の一端が解き明かされるかも知れません。

 食品成分表によると、生のオキアミは100gあたり、水分78.5g、熱量84kcal、蛋白質15g、脂質3.2g、炭水化物0.2gを含んでいます。このように、シロナガスクジラが極めて少ない炭水化物で活動できるのは、脂質をケトン体に変換する代謝機構を活用している可能性が考えられます。

ケトン代謝の可能性

 クジラが炭水化物の少ない状況で活動できるのは、脂質をエネルギー源として利用するケトン体生成が関与している可能性が非常に高いです。脂肪酸を分解してアセチルCoAを生成し、それを肝臓でケトン体に変換することで、脳や筋肉が効率的にエネルギーを利用できる仕組みがあると考えられます。これは、断続的な食事や絶食状態にも適応する海洋哺乳類に共通する特性です。

他の可能性:以下のメカニズムも考えられます

(a) 脂質の直接的な酸化
 脂質はクジラの主要なエネルギー源であり、直接β酸化によって分解され、筋肉の運動に必要なエネルギーを供給します。ケトン体を作らなくても、十分なエネルギーを得られる可能性があります。

(b) 蛋白質の利用
 極限状況では、糖新生など蛋白質を分解してエネルギー源として利用することもあります。ただし、これは長期間持続する場合、筋肉の消耗につながるため、非常時のエネルギー源として使われることが多いです。

(c) 酸素利用効率の向上
 クジラの筋肉には酸素を運搬する蛋白質のミオグロビンが多く含まれており、これにより酸素の貯蔵と効率的な利用が可能です。酸素の供給効率が高いため、エネルギー消費が効率化され、脂質やケトン体の利用も最適化されています。

(d) 浮力の活用
 シロナガスクジラなどの大型クジラは、水中で浮力を利用してエネルギーを節約します。泳ぐ際に筋肉を常に使用するわけではなく、体の構造と水の物理特性を活用して移動します。

(e) 摂取する食物の影響
 オキアミを大量に摂取することで得られる必須脂肪酸や微量栄養素が、クジラのエネルギー代謝や筋肉活動を効率化する可能性もあります。

総合的なメカニズム

 シロナガスクジラが動けるのは、単一の代謝プロセスだけではなく、脂質代謝、酸素の貯蔵、エネルギー効率化、さらに浮力を利用するような構造的適応など、複数の要因が組み合わさっていると考えられます。

 このように、ケトン代謝以外にもさまざまな代謝プロセスや生物学的適応が重要な役割を果たしている可能性が高いです。こうした複合的なメカニズムによって、シロナガスクジラは低炭水化物の食事で効率的に活動できると考えられますが、このような代謝プロセスの検討も、カーズ様のエネルギー問題を理解するうえで不可欠なのです。

 つまり、1kgあたり840kcalで、1トンならその1000倍の840,000kcalとなります。シロナガスクジラは毎日16トンものオキアミを食べているため、合計13,440,000kcal/日を摂取していることになります。

 13,440,000kcal × 365日は4,905,600,000kcal/年です。これをkWhに変換すると、4,905,600,000kcal × 0.001162 ≒ 5,700,307kWh/年となります。

 一般家庭の年間電気消費量を4,000kWh/年と仮定すると、シロナガスクジラ1頭が生活するのに必要なエネルギーは、約1,425世帯分の年間電力消費量に相当することになります。

 空条承太郎は、第四部『ダイヤモンドは砕けない』で海洋生物研究の第一人者である海洋学者として登場します。この設定は、シロナガスクジラのエネルギー摂取量がいかに莫大であるかを理解し、さらにはカーズ様のサステイナブルな生活の研究へとつながる必要性を暗示していると考えられます。

 カーズのIQは400で、視力は天体望遠鏡並みとされています。

 IQ400の人間が生まれる確率は約10⁻⁸⁷です。これは、少数点以下87桁目に1が現れる確率に相当します。前のビデオの計算では、42の後に0が106個付く数のうち1人という割合です。もはや10~20桁程度は誤差の範囲といえるほど、途方もなく低い確率なのです。

 つまり、カーズ様のIQ400の頭脳は、全人類の叡智を一万倍にした『孫正義理論』を超えるほど、膨大なエネルギーを消費する可能性があるということです。

 人間の脳が消費するエネルギーを電力に換算すると、約1000kWh/年ですが、カーズ様の頭脳にはこれの一万倍以上のエネルギーが必要だと考えられます。これを全人類に換算すると、約80億人分×20万年に相当する膨大なエネルギー量となり、人口増加率や寿命で補正したとしても、世界中の電力をすべて用いても計算が追いつかない規模になるのです。まさにこれが、カーズ様のIQ400の驚異といえます。

 このように、カーズ様はその脳だけで、世界中の電力総消費量に匹敵するエネルギーを消費している可能性があるのです。

武智倫太郎

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