サイコパスに学ぶハッタリ英語入門:Chapter 2:孫正義×松尾豊×ドクター中松に学ぶハッタリ英語
Chapter 1では、英語入門だと書いてあるにも拘らず、英語のレッスンに入る前の前置きが長過ぎて、不評だったようです。あるいは、Lesson 1と書いた方が解かり易かったのかも知れません。
そこで今回は最初にサイコパス英語のレッスンをしてから、その後にハッタリ英語の背景について説明するように順番を変えてみます。
実戦サイコパス英語
以下の『Twitter』を『MySpace』、『Alibaba』、『Solar Power』、『SVF』、『Uber』、『DiDi』、『WeWork』、『Arm』、『ChatGPT』などに置き換えると、孫正義は毎年同じことを言っていることが分かります。MIC(総務省の略)の部分は、METI(経産省)や、MEXT(文科省)に置き換えることもできます。
“The scale of a business making profits through Twitter is small. However, the potential of Twitter is set to be ten thousand times, no, a hundred million times, or even a trillion times greater than it is now. Therefore, a decrease in SoftBank's revenue by about three trillion yen falls within the margin of error. If Twitter were to become an exclusive right of SoftBank, money would come in abundance. I assert there's no need to fret over petty and short-term issues.”
『ツイッターを使って収益をあげる事業規模は小さい。然し、ツイッターの能力は現在の一万倍、いや一億倍どころか一兆倍になるので、ソフトバンクの収益が3兆円くらい下るのは誤差の範囲だ。ツイッターがソフトバンクの独占利権になれば、金は幾らでも集まってくる。ちまちまと目先の話で焦る必要はないと私は断言する』
“The idea of the MIC limiting children's use of Twitter would be laughable to people around the world. We must not tolerate such nonsensical ideas that children should not use Twitter. What's wrong with people communicating with each other? If the use of Twitter were to be regulated, I would set the MIC on fire with gasoline!!”
『総務省が子供のツイッター利用を制限するなんて世界中の人に笑われる。子供がツイッターしてはいけないなどというナンセンスなことを許してはいけない。人と人がコミュニケーションして何が悪い? もし、ツイッターの利用を規制したら、私は総務省にガソリンで放火する!』
ワンポイントレッスン
“What's wrong with people communicating with each other?”は、人間同士のコミュニケーションという意味です。そのため、人間とAI(ChatGPTなど)とのコミュニケーションについて問題提起する場合は、"What's wrong with people communicating with AI?"と表現すると良いです。人間とAI双方向のコミュニケーションを強調したい場合は、"What's wrong with people and AI communicating with each other?"の方が良いでしょう。
“What's wrong with”は日常生活で頻繁に使われる米語で、何か問題がある時に使います。ハリウッド映画のヒューマンドラマで、“What's wrong with”が使われていない映画は、一本もないと言って差し支えないほど良く使われています。
"What's wrong with my car?":これは自動車の具体的な問題点を尋ねています。修理工に対して、車が正常に機能しない理由を知りたいときに使われる表現です。自動車のエンジンが掛からないときに独り言でつぶやいたりもします。Twitterに意味不明の制限が掛かった時などは、全米のツイッタラーがパニックになって、“What's wrong with my Twitter?”と独り言を言っているはずです。本当はこの例文をツイートしたいのですが、Twitterの機能が制限されているので、ツイートすることができず、独り言を言うしかありません。
"What's wrong with investing your money in OpenAI!?":OpenAIに投資することに対する批判的な意見に反論する時に便利な表現です。
"What's wrong with Masayoshi today?":このフレーズは、特定の人物の異常な行動や態度を指摘しています。何か違う、または普段と違う行動を取っている人について、『今日彼に何があったの?』と尋ねる時の言い回しです。例えば、孫正義が号泣している時などに使います。
"What's fucking wrong with you?"は、通常、怒りや激しい不満を表現するときに使用されます。"fucking"は強調語として使われ、発話者がその人に対して強く感じている問題や困惑を示します。笑いながら冗談っぽく使うこともできる便利な表現です。更に強い怒りを込めたい場合は、"What the hell is fucking wrong with you?" や "What the fuck is wrong with you?"のような表現が使われます。これらはどちらも非常に強い表現で、相手が孫正義のように異常な行動をしたり、予想外の反応をしたりしたときに使われます。
商標は発明できるか?
特許データベースを検索するとドクター中松こと中松義郎は137件の商標出願をしていることがわかります。彼の商標登録出願の大半は拒絶査定(却下されること)となっています。ところが、ドクター中松による『発明』の定義によると、彼が出願している『日本維新の会』、『東京維新の会』、『東京都維新の会』、『平成維新の会』などは『ドクター中松式発明』に相当します。彼は新元号が令和に決定後に『令和』を発明するなど、孫正義のAI発明に匹敵する発明王であるということが、これらの事実から推認することが可能です。
博士以前に修士でもない中松義郎の最大の発明は、片仮名で『ドクター中松』という芸名にすることで、学歴詐称にならないことであることは、『サイコパスに学ぶハッタリ英語入門:Chapter 1:孫正義×松尾豊×ドクター中松に学ぶハッタリ英語』でも指摘した通りです。
松尾豊の発明
松尾豊は産業技術総合研究所(AIST)研究員の時に特許出願はしていますが、『特許査定』が下りていないので、彼の発明数は0(ゼロ)です。AISTの研究員を四年もやっていて特許が一つも取得できていない研究員がいたとは驚くばかりです。研究員ではなく事務員の誤植かも知れません。
孫正義の発明
「19歳の右脳が活発な時には、1日1件ずつの発明を目指し、年間で250件ぐらいの発明をした。だが、仕事をはじめてから経営者としての責任を果たすために、左脳の働きを中心にして、45年間を過ごしてきた」と前置きし、「2022年10月から、右脳を再活動させ、8カ月間で630件の発明をした。この勢いだと、1年間で1000件弱の発明ができる。大半が駄作だと思うが、なかには自分でもびっくりするような、間違いなく人類の未来に大きな影響を与えるものを思いついた。
特許情報プラットフォームで『孫正義』を検索すると51件の特許・実用新案を見つけることができます。同姓同名の可能性もあるので、確実に孫正義が発明者もしくは共同発明者となっているのは、出願人/権利人にソフトバンクと書いてある46件が、孫正義が『発案』したものです。その他の5件については、ゴルフ関係で出願人が鹿島建設なので同姓同名だと思われます。
特許の検索結果一覧を見ると、ソフトバンクの孫正義が最後に特許出願しているのは2002年でAIに関する特許は一件もありません。経過情報をクリックして『特許査定』となっていれば、一応当該特許の『発明者』を名乗ることができます。以下のように『拒絶査定』となっていれば、特許庁から発明ではないと判断されたということなので、発明には該当しません。

但し、『特許査定』が下りていても、その特許を使用しなければ死蔵特許です。死蔵特許には死蔵特許としての価値もありますが、通常は特許出願費用の無駄遣いに過ぎません。また、仮に当該特許を自社の事業で使用したり、他社に特許使用許諾しても、第三者から特許無効審判で、特許庁に特許の取り消しを求められると、特許が無効になることもあります。そのため、『特許査定』が下りたからと言っても、当該発明の発明者であり続けることができるかどうかは別問題です。
『片仮名でドクター中松という芸名にすることで、学歴詐称にならない』というドクター中松の発明に匹敵する孫正義の『ドクター中松式発明』が、『ソフトバンク』という社名です。日本国の銀行法・六条(2)には『銀行でない者は、その名称又は商号中に銀行であることを示す文字を使用してはならない』と明記してありますが、ソフト銀行でなく、ソフトバンクにすると銀行法に抵触することなく、銀行であるかのように錯誤させることができるということは、孫正義の偉大な『ドクター中松式発明』といえるでしょう。
銀行や投資銀行業務をすることが孫正義の悲願であり、これまでSBIを設立したり、日本債券信用銀行を買収して、あおぞら銀行に銀行名を変更した黒歴史などがあります。
SBIは2006年以降Strategic Business Innovatorの頭文字ですが、元々はSoftBank Investmentの略称でした。
あおぞら銀行の英名は、Aozora Bank, Ltd.となっています。筆者は、あおぞら銀行設立当時は米国在住でした。当時米国の主要メディアは、あおぞら銀行について、『Blue Sky Bankという銀行名を付ける日本の異常さ』を報じていました。
日本国内においても『青天井』は、証券詐欺師が使うことが多い俗語ですが、米語でBlue Skyは『証券詐欺』の俗語であり、米国の不正証券取引禁止法の通称は『Blue Sky Law』です。
武智倫太郎
