テレビのテロップ、Kindle本等の大衆化(放映・投稿・出版)の前に厳重チェックが必要(AI時代はなおさら)
「重複」を「チョゥフク」ではなく「ジュウフク」ち読む人が多い。
間違いではないが、今のジャーナルの世界では「チョウフク」と読む。
少なくとも営利目的のものを作るなら、「チョウフク」と読むべきだろう。
「早急」を「ソウキュウ」と読む人と「サッキュウ」と読む人がいる。
ジャーナルの世界では「サッキュウ」と読む。
ところがテレビ局のアナウンサーには、こんな基本的なことさえ知らない人が多い。
そんなアナウンスを聞くとうんざりする。
いったいテレビ局は新人にどんな研修をしているのか?
テレビの影響力は大きいので、アナウンサーの話を聴いて単語や熟語の読みを覚える人が多い。
なのにテレビ局には不勉強なアナウンサーがあまりにも多い。
研修でどんなことを教えているのか首をかしげてしまう。
テレビといえば近年はやらたとテロップが出るが、そのテロップにも問題がある。
「あなたの好きなものは?さあこたえて!!」
なんてテロップが当たり前のようにたくさん出る。
編集者なら、次のように直す。
「あなたの好きなものは? さあ、こたえて!!」
テレビ局には、出版社に必ずある編集部がないのだろう。
ちゃんとした編集者がいれば、日本語の文字組みを無視したいいい加減なテロップなんて作るはずがない。
テレビ局にも編集者を置くべきだ。
また近年は、個人がスマホやパソコンで作った文章を誰にチェックしてもらうこともなくネットにあげることが爆発的に増えている。
暴力的な表現や差別的な表現や卑猥(ひわい)な表現はないかといったチェックはするのだろうが、文章の文法や文字組み等のチェックはしていないと思われる。
投稿する人はほぼ素人だから、文字組みはテキトーだし何を言いたいのかわからない文章もあるし、間違った熟語や慣用句を使ったりもする。
そんなことをして大儲けしていいのかと私は大いに疑問を感じる。
最近は、ネットに投稿したものがそのままKindle本になる。
数例を見てみた。
ひどいものだった。
内容はともかく、文字組みのルールはメチャクチャで不適切な熟語を使っていたりしていて、読むにたえないものだった。
スマホで作ったなと思うものもあり、そういうのは一行にせいぜい10文字しかなく、読点(「、」)も句点(「。」)もなかったりした。
単語と単語の間を少し開けたり改行したりしてごまかしている。
「こんなのを買って読む人がいるのだろうか?」と疑問になった。
たぶんいるのだう。
そういう打ち方で作った文章を見慣れた若い世代なら読むのだと思う。
日本語は今、大きな曲がり角に差し掛かっている。
AIの登場により、小説でもノンフィクションでもエッセイでも歌で、何でもかんでもAIが作るようになるだろう。
AIは学習するからも、そのうち文字組みのルールとかまで覚えるかもしれない。
画像や動画も似たようなもので、フェイクを見破るのは素人には難しく、専門家の目で見て耳で聴くと問題のあるものが多い。
自分でまず考えに考えて素案を作り、AIの助言を得て完成させるのであれば、文章でも画像でも動画でも、大衆の目や耳にさらしてもまあいいかなという程度のものはできるだろう。
しかし、ろくに考えずにほとんどAIに任せっきりにして投稿などしているものがすごく多いと感じる。
そんなものを、たとえ無料とはいえ投稿するのもどうかと疑問に感じる。
まして、高い金を取って投稿して儲けるとしたら詐欺に近いと私は思う。
Kindle本、イラスト、漫画、アニメ、動画…etc。
いい加減なそれらのコンテンツが、世の中をめちゃくちゃにするのではないかと憂える。
大衆にさらすものを作るなら、必死に勉強してからにしてほしい。
その責任を自覚してほしいと切に願う。
と同時に、前にも書いたがまた書くと、人間は考えることをAIにすべて委ね、考えることを放棄するのではないか。
すると、考える力のない人間ができ上がる。
そんな人間ばかりになるのは、いい加減なコンテンツがばらまかれるより恐ろしいことなのではないかと私は思う。
