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チラ見バーガー|毎週ショートショートnote

古来より、人類は「見えそうで見えない」ものに強い欲求を抱いてきた。
その起源は紀元前のメソポタミアに遡る。王族は肉を完全に隠さず、わずかに覗かせることで、想像力による旨味を引き出したという。
この技法はやがてシルクロードを経て東方に伝わり、日本では「チラ見膳」として武士の間で流行した。戦国時代、簗田政綱が桶狭間の戦い前夜に食したとされる「半包み鹿肉」がその代表例である。
やがて明治期、西洋文化の流入とともにパン食が広まると、江戸の料理家・幕戸鳴門まくどなるとは、パンに肉を挟み、その肉を五分ごぶほどはみ出させるという斬新な料理を考案した。
この食べ物は「チラ見バーガー」と呼ばれ、都市部で大流行したと記録に残る。
その後、改良が進み、肉を半分見せる形が定着し、名称も「半バーガー」へと変化した。
ハンバーガーの起源が、この“チラ見文化”にあるという説は、今なお食文化史研究家の間で根強い。

出典:民明書房刊『世界食文化裏年表』より


(396文字)


今回参加させていただいたのは、いつも感謝。
こちらの企画になります。

https://note.com/tarahakani/n/nb53fc221454e

※ご注意:本記事の内容は創作であり、実在の書籍や史実とは関係ありません。
民明書房は、漫画『魁!!男塾』などで登場する架空の出版社で、当時のパロディ文化を象徴する存在です。
本記事をきっかけに、そのユーモアと背景を知っていただければ幸いです。


#毎週ショートショートnote
#チラ見バーガー



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