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【今日は何の日エッセイ|#03】この小さな窓の向こうに、君に見せたい世界がある。

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今日は12月17日。 「飛行機の日」だそうです。 1903年の今日、ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功しました。

飛行機に乗ると、私はいつも この小さな窓から、外を眺めずにはいられません。

雲の上から見下ろす、おもちゃ箱のような街並み。 どこまでも続く、青のグラデーション。 あの景色を眺めていると、日常の悩みなんてちっぽけに思えてくるから。

初めて海外旅行に行ったときの、あの高揚感。 「今、私は海を越えて、知らない世界へ向かっているんだ」 あの時の胸の鼓動は、大人になった今でも忘れられません。


若い頃、新婚旅行で行ったハワイ。 子供たちが小さかった頃、何度も通った沖縄。

私たち家族にとっての「旅」は、 いつも太陽の下にありました。 青い海、白い砂浜、子供たちの笑い声。 「また沖縄行きたいね」 今でも子供たちはそう言います。 そんな変わらない会話ができることも、幸せのひとつかもしれません。

でも、最近ふと思うのです。

子供たちが巣立ってしまうまでのカウントダウンは、 刻一刻と進んでいる。 私自身も、いつまでも元気に動けるわけじゃない。

「いつか」は、永遠にはないのだと。

だから今、私が本当に子供たちと行きたい場所は、 ただの「暖かいリゾート」だけではない気がしています。

日本とはまったく違う色の空。 嗅いだことのない街の匂い。 言葉も通じない、文化も違う人々の暮らし。

「世界って、こんなに広いんだ」 「生きているって、こんなに面白いんだ」

そんなふうに、心が揺さぶられる感動を。 教科書やスマホの画面越しではなく、 肌で感じる「生きた体験」を。

それが、親として今の子供たちに残してあげられる、 一番の財産なんじゃないかと思うのです。


ライト兄弟が初めて飛んだ距離は、わずか36メートルだったそうです。 それは、ほんの小さな一歩。 でもその一歩が、私たちを広い世界へと繋いでくれました。

久しぶりに、旅の計画を立ててみようかな。 子供たちと肩を並べて、 あの小さな窓から、見たことのない景色を見るために。

kotori 🕊️


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