AIイラスト修正の決定版! IOPaint (Lama-cleaner) を安全にインストールして使う方法 【画像生成 AI・画像修正】
はじめに
こんにちは、きまま / Easygoing です。
今回は、イラストを簡単に修正できる Lama-cleaner / IOPaint についてご紹介します。

Lama-cleaner / IOPaint は、無料で使える画像修正ツール
Lama-cleaner / IOPaint は、オープンソースで誰でも簡単に使える画像修正ツールです。
Lama-cleaner / IOPaint での修正


Lama-cleaner / IOPaint を使うと、修正したい領域を選択するだけで、わずか数秒 でイラストを修正することができます。
修正の精度もとても良く、元のイラストを知っている・もしくは拡大してよく観察しない限り、修正には気づかないレベルです。
LaMa は画期的な画像修復 AI モデル
Lama-cleaner / IOPaint は、2022年9月15日 に公開された LaMa という 画像修復 AI モデル を利用しています。
LaMa: Resolution-robust Large Mask Inpainting with Fourier Convolutions(フーリエ畳み込みによる解像度に頑健な大規模マスク画像補完)
画像修復 AI モデルは、Google の 消しゴムマジック をはじめとして、従来から存在していましたが、処理が重く、また欠損部分が大きいと精度が低下する欠点がありました。
LaMa モデルは、フーリエ畳み込み という手法を用いることで計算効率を大きく改善し、GPU だけでなく CPU でも実用的な速度 で動きます。

また、計算効率の改善から、学習時に大きなマスクを動的に生成 して学習効率を上げ、さらに 修復時に画像全体を参照 することで、大きな欠損でも正確な修復が行えるようになっています。
Lama-cleaner で一気に普及!
LaMa は画期的な 画像修復モデル ですが、自由な開発・商用利用も可能な Apache-2.0 ライセンスで公開されました。
そして 2022年11月15日、LaMa の機能を誰でも手軽に使えるようにした画像修正ツールの Lama-cleaner が、こちらもオープンソースで公開されます。
Lama-cleaner は、UI が分かりやすく、直感的に画像の修復 を行うことができます。
さらに、Lama-cleaner は完全にローカルで動作 するので、Photoshop の生成塗りつぶしのようなクラウドツールと違い、プライバシーの面でも安心 なツールになっています。
IOPaint は総合的な画像編集プラットフォーム

Lama-cleaner は、Stable Diffusion のすぐ後にリリースされたこともあり、当時破綻が多かった AI イラスト を簡単に修正するツール として爆発的に普及します。
そして 2024年1月25日、LaMa 以外の 画像修復 AI モデルや、高解像度化や背景除去などの機能も統合した IOPaint に進化します。

IOPaint は、様々なモデルを使って inpaint・outpaint を実行できる、総合的な画像編集プラットフォーム になりました。
しかし、この時代は他の 画像生成 AI の進化も速く、複雑な画像修正を行うときは ComfyUI などの専用ツールの方が細かい設定ができること、そして GPT-Image-1, nano-banana, Qwen-Image-Edit などの 高性能な画像編集 AI の登場により、IOPaint が使われるケースは少なくなり、IOPaint は 2025年8月13日 に 開発が終了 してしまいます。

それでも、LaMa モデルを使ってシンプルに修正 する用途では、今日でも IOPaint が一番使いやすいツールなので、これから皆さんに使い方をご紹介したいと思います。
1クリックインストーラーは、セキュリティ上のリスクがある
IOPaint は、現在でも 公式サイトから1クリックインストーラー をダウンロードすることができますが、
既に開発が終了
オープンソースの GitHub での公開ではない
Google Drive での配布(差し替えられている可能性)
bat ファイル
以上の理由から セキュリティ上のリスク は否定できず、現在はこの1クリックインストーラーの利用はお勧めできません。

そこで、今回は Windows11 の PC で、IOPaint を 手動で安全にインストール する方法をご紹介します。
2026.1.25 追記
Mac での IOPaint のインストール方法について、blackcat さんがまとめられています。
Pyton 3.10 〜 3.12 の環境が必要
まず、IOPaint をインストールするには、最新の Python 3.13~ ではなく、Pyhon 3.10 ~ 3.12 の環境 が必要です。
(IOPaint の公式対応は Python 3.10 までですが、実際は Python 3.12 でも動作します)
ここでは、Python 3.12 のインストール方法から解説します。
Pyton 3.12 のインストール
まず、次の Windows 用の Python インストーラの配布ページにアクセスします。


このページでは、Python のダウンロードリンクが新しいものから順に並んでいますが、下にスクロールすると Python 3.12.10 のリンクがあるので、これをクリックしてインストーラーをダウンロードします。

インストーラーを実行するとこの画面が表示されるので、下のチェックボックスにチェックを入れて インストールを実行します。
これで Python 3.12 を使用する準備が整いました。
IOPaint フォルダを作る
次に、IOPaint をインストールしたい任意の場所に、IOPaint フォルダ を作成します。


そして、IOPaint フォルダを開いて、アドレスバーの右側をクリックして「cmd」と入力して実行します。
すると、黒いコマンドプロンプトの画面が起動するので、次のコマンドを コピー & ペースト で入力して実行します。
Python 3.12 の場合
py -3.12 -m venv venvPython 3.10 の場合
py -3.10 -m venv venvしばらく時間がかかりますが、処理が終わったらさらに次のコマンドを実行します。
venv\Scripts\activate.bat
すると、IOPaint フォルダ内に 仮想環境(venv)が立ち上がり、新しく次の画面に切り替わります。

IOPaint のインストールと実行
続いて、次のコマンドを実行して IOPaint の本体 をインストールします。
pip install iopaint
インストールが終わったら、次のコマンドを実行すると IOPaint が起動します!
iopaint start --inbrowser
IOPaint の使い方
続いて、IOPaint の使い方を見てみましょう。
1.画像を選択

IOPaint が起動したら、まず中央をクリックするか、ドラッグ&ドロップして画像を入力します。
2.範囲を選択して実行

次に、修正する範囲を選択すると、自動で修正が始まるか、始まらない場合は手動で実行ボタンを押します。
3.ダウンロード

最後に、修正された画像をダウンロードして完了です!
起動用 bat ファイルの作成
それでは、次回以降も IOPaint を簡単に起動できるように、起動用の bat ファイルを作成します。
以下のリンクから、自分の環境に合った bat ファイル をダウンロードして、IOPaint フォルダ 内に配置して下さい。
通常起動(CPU)
@echo off
call venv\\Scripts\\activate.bat
set ARGS= --inbrowser
echo Launching IOPaint with arguments:
echo %ARGS:^&=%
echo.
iopaint start %ARGS%
pauseCUDA(NVIDIA GPU)で起動
@echo off
call venv\\Scripts\\activate.bat
set ARGS= --inbrowser --device=cuda
echo Launching IOPaint with arguments:
echo %ARGS:^&=%
echo.
iopaint start %ARGS%
pauseMPS(Apple Silicon)で起動
@echo off
call venv\\Scripts\\activate.bat
set ARGS= --inbrowser --device=mps
echo Launching IOPaint with arguments:
echo %ARGS:^&=%
echo.
iopaint start %ARGS%
pause
これで、該当する bat ファイルを ダブルクリックして実行 すると、IOPaint が起動します。
IOPaint の起動オプション
最後に、IOPaint の起動オプションは次のコマンドで確認できます。
iopaint start --help
まとめ:IOPaint で簡単修正!
LaMa は、画期的な画像修復モデル
IOPaint で簡単修正
Python 3.12 でインストール
今回は、Lama-cleaner / IOPaint についてご紹介しました。
LaMa モデルは、2022年に登場した 画像修復 AI モデルですが、現在でも現役 で使える性能を持っています。
IOPaint もオープンソースの優れた 画像修正ツール で、これ以上に手軽に使える修正ツールは、まだ登場していません。

皆さんも、手修正・IOPaint・そして ComfyUI / Stable Diffusion webUI を使った高度で修正 をうまく組み合わせて、思い通りにイラストを修正する 快適な画像生成ライフ を実現してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます!
2026.8.9 追記
ComfyUI でカスタムノードを利用して LaMa モデルを使う方法を紹介しました。
