【画像生成 AI】 ComfyUI を使いこなす! おすすめカスタムノード5選
はじめに
こんにちは、きまま / Easygoing です。
今回は、ComfyUI を使う時に便利なカスタムノードをご紹介します。

ComfyUI-Manager で管理する!
ComfyUI の拡張機能は、ComfyUI-Manager を使って管理するのが便利です。
まずは Stability Matrix を使った ComfyUI-Manager のインストール方法をご紹介します。

Stability Matrix のパッケージ選択画面で、ComfyUI のジグゾーパズルのマークを押して拡張機能の管理画面を開きます。

検索に manager と入力して、ComfyUI-Manager をインストールします。
ComfyUI-Manager の使い方
ComfyUI-Manager をインストールすると、ComfyUI のキャンパスの上側に青い Manager ボタンが表示されます。


青いボタンを押して Manager を起動すると、メニュー画面が表示されます。
今回は、この中から次の2つの機能を使います。
Custom Nodes Manager
Install Missing Custom Nodes
Custom Nodes Manager
Custom Nodes Manager はカスタムノードをまとめて管理できる機能です。

カスタムノードの一覧から Filter で絞り込みをしたり、検索入力で任意のカスタムノードを名前から検索することもできます。
Install Missing Custom Nodes
ComfyUI で、カスタムノードの足りないワークフローを開くと、次のようなエラーメッセージが表示されます。

また、ワークフローでは足りないノードが赤線で囲まれて表示されます。

この状態で ComfyUI-Manager の Install Missing Custom Nodes を押すと、足りないカスタムノードを一覧で表示することができます。

一覧が表示されている状態で、左上の一括チェックを押してインストールを実行すると、不足しているカスタムノードを全てインストールすることができます!
ComfyUI の必須のカスタムノード5選
それでは、ここから ComfyUI を使う上で必須のカスタムノードを5つご紹介します。
ComfyUI-Custom-Scripts
ComfyUI-Custom-Scripts は🐍蛇のアイコンが目印で、ComfyUI の機能全般を強化するカスタムノードです。

プロンプトのオートコンプリート
ワークフローを画像で保存
Load Text:テキストファイルをロード
Save Text:テキストファイルにセーブ
String Function:テキストを結合・置換
Math Expressuin:計算を行う
プロンプトのオートコンプリート
pysssss というのは ComfyUI-Custom-Scripts の愛称で、プロンプトのオートコンプリートを使う場合、pysssss の設定から有効にする必要があります。

まず、一番左下の ComfyUI の設定ボタン(歯車マーク)を押します。
メニューから pysssss を選び、右上の Manage Custom Words を押します。

右上の Load を押すと補完する単語のリストが表示されるので、 Save を押して適用します。
これで、プロンプトの入力時に単語が自動で補完されるようになります。
ワークフローを画像で保存

ComfyUI-Custom-Scripts を使うと、ワークフローの入った画像を簡単に保存できます。
使い方は、ComfyUI のキャンバス上で 右クリック → Workflow Image → Export → PNG の順に選択します。
rgthree-comfy
rgthree-comfy は、主に ComfyUI の Group 機能 を拡張するカスタムノードです。

Group の右上に Bypass・Mute ボタンを表示
Group の Bypass と Mute をまとめて切り替えるスイッチ
Group の右上に Bypass・Mute ボタンを表示する!

rgthree-comfy を使って Group の右上に Bypass と Mute ボタンを表示するには、ComfyUI の設定から rgthree を選び、rgthree-comfy setthings を押します。

Show fast toggles in Group Headers にチェックを入れると、切り替えボタンを表示することができ、Group の使い勝手がとても良くなります。
ComfyUI-Impact-Pack
ComfyUI-Impact-Pack は数多くの機能を追加するカスタムノードですが、特にイラストの一部を描き直す Detailer系 の機能が揃っています。

Detailer を使った部分修正
Detailer の実際の使い方は、以前の記事をご参照ください。
ComfyUI-KJNodes
ComfyUI-KJNodes も、幅広い機能を追加するカスタムノードです。

テキストの管理
画像のサイズ調整や加工
パフォーマンス向上
ComfyUI-KJNodes には、テキストを結合したり画像の加工を行う機能のほか、Sage Attention や torch.compile などの 最新の高速化技術 に対応したカスタムノードも揃っています。
cg-use-everywhere
次にご紹介する cg-use-everywhere は、ノードの接続を無線化 するカスタムノードです。
無線出力は、一度設定すれば複数の入力点に接続できるので、特にノードの数が増えてワークフローが複雑になってきたときに効果を発揮します。

Anything Everywhere:無線で飛ばす
Anything Everywhere3:3つまとめて飛ばす
Prompts Everywhere:プロンプトを飛ばす
Seed Everywhere:Seed を飛ばす
Anything Everywhere?:条件を指定して飛ばす
Anything Everywhere は、出力点に接続するだけで該当の種類の入力に自動で無線接続します。


無線接続された点は二重丸で表示され、また右クリックから Show UE Linksを選ぶと、実際の接続を確認することができます。
Anything Everywhere でスイッチを作る!
Anything Everywhere と、先ほどの rgthree-comfy を組み合わせると、簡単にワークフローを途中で切り替えるスイッチ作ることができます。

上の左側の2つのモデルは、いずれも右の KSampler の model 入力に繋がっていますが、下のグループをミュートすることで自動的に上側が接続されます。
Anything Everywhere と Group を使ったスイッチは、見た目も分かりやすいのでとてもおすすめです。
スロットの名前を変えて混線を防ぐ!
Anything Everywhere を複数利用するときは、slot の名前を変える ことで混線を防ぐことができます。

この場合、接続点の上で右クリックから Rename Slot を選んで名前を変更し、さらに出力側は Anything Everywhere? ノードを使って 中段に接続先の slot の名前 を入れることで別々に接続できます。
その他のカスタムノード
ここまで必須の5つのカスタムノードを紹介しましたが、その他の便利なノードも簡単にご紹介します。
物体検知と画像のキャプション
ComfyUI-Florence2:物体検知、画像のキャプション
comfyui-tensorops:ComfyUI-Florence2 の実行に必要
ComfyUI-Image-Filers:画像操作全般、特に輪郭のトレース
画像認識AI の Florence-2 は応用範囲がとても広く、物体検知や画像のキャプションに利用できます。
創造性のあるキャプション
comfy-cliption:CLIP-L を使って画像をキャプション
Florence-2 のキャプションは正確ですが、従来からある CLIP-L を使うと、よりバリエーションに富んだ 創造的なプロンプト を作ることができます。
背景の除去
ComfyUI_BiRefNet_ll は、イラストから背景を除去するカスタムノードです。
専用のモデルを使うことで、高い精度で背景を除去することができます。

ControlNet の前処理
最近の 画像生成 AI は、プロンプトの理解力が向上しているので、以前より ControlNet の使用頻度は少なくなっています。
それでも、構図をしっかり決めたいときは ControlNet は有効で、 comfyui_controlnet_aux には、ほぼ全てのプリプロセッサーが網羅されています。


カスタムノードのデメリット
ここまで、ComfyUI を便利にするカスタムノードをご紹介しました。
ここからは、カスタムノードのデメリットについて見ていきたいと思います。
ComfyUI のアップデートで使えなくなる場合がある
ComfyUI は、1日に2~3回 アップデートが入ります。
ComfyUI の基幹部分にアップデートが入ると、カスタムノードが使えなくなることがよくあります。

カスタムノードは、基本は製作者の善意で公開されているので、更新も任意で行われています。
カスタムノードの修正には数日かかる場合もあり、カスタムノードの多いワークフローほど、アップデートの時にトラブルが起こりやすくなります。
Out Of Memory(OOM)エラーが起こりやすい
もう一つ大事な点が、カスタムノードを使うと Out Of Memory エラー が起こりやすくなる点です。
ComfyUI は、VRAM の容量に応じてロードするモデルを調節していますが、カスタムノードでロードされるモデルの容量は認識せず に、カスタムノード側の実装に任せています。

カスタムノード側が 適切にモデルをアンロードせず、また容量も認識しない 場合は、次のようなトラブルが起こります。
例:VRAM が 12GB の場合

まず、VRAM 容量 が 12GB のとき、ComfyUI は現在使っている VRAM の容量を認識して、全体が 12 GB に収まる ように新しいモデルをロードします。

一方で、カスタムノードで黄色のモデルもロードしている場合、ComfyUI は黄色のモデルの容量を認識しない ため、VRAM が空いていると判断します。
そして、先ほどと同じ容量の赤色のモデルをロードしに行き、結果として VRAM 容量 を超過して Out Of Memory(OOM)エラー が発生します。
この場合、VRAM の容量が実際は足りているにも関わらずエラーが発生 して、さらにエラーはカスタムノードのモデルのロード時ではなく、一番 VRAM の利用が多い工程 で発生するので、原因が分かりにくくなります。

カスタムノードがモデルを適切にアンロードしない場合は、VRAM が超過する前に UnloadAllModels ノードを挟むなどして、手動でモデルをアンロードする必要があります。
ComfyUI-Unload-Model カスタムノード
カスタムノードは便利ですが、多く使うとトラブルも起こりやすくなるため、最低限の利用を心がける のが良いでしょう。
まとめ:カスタムノードは便利だけど・・・
カスタムノードは便利
デメリットもある
最低限の利用を心がける
ComfyUI のカスタムノードは誰でも作ることができ、ComfyUI に無類の拡張性 が生まれています。
カスタムノードはとても便利ですが、その一方で ComfyUI の動作が不安定 になるデメリットもあります。

最初に挙げた5つのカスタムノードは、いずれも ComfyUI を使う上で必須な拡張機能ですが、特に使用頻度の高いものは少しずつ ComfyUI のデフォルトに実装されるようになっています。
ComfyUI のデフォルトのノードをできるだけ利用しながら、最低限のカスタムノード も利用する、分かりやすいワークフローの作成を心がけるのが良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます!
参考サイト
ComfyUI のカスタムノードについて、sp8999 さんがとても参考になる記事を書かれています。
参考書籍
2025.5.9、ComfyUI を網羅した初めての解説本が発売されたので、さっそく購入してみました。
要点がまとまっている
スクリーンショットが多く手順の説明が分かりやすい
サンプル画像がきれい
全体的に分かりやすく、ComfyUI に造詣が深い方が丁寧に執筆されていると思います。
画像生成 AI は 急速に進化する 分野なので、この本の発売時点で既に古くなっている情報もありますが(ComfyUI の UI のかなりの変更、現在は VRAM 6GB で動画生成ができるなど)、その中でもきちんとした手順書を、一冊纏め上げられたのは素晴らしいと思います。
ComfyUI に少し慣れた方は、ぜひ一読されることをオススメします!
