私の胃もたれと不眠は、血不足から来ていたのかもしれない話
こんにちは、つむぎです。
今回は漢方擬人化図鑑ではないですが、
少し漢方の話をしてみようかと思います。
といいつつ、
漢方擬人化も出てきます。
慢性的な寝不足が悪化し、
何かと胃もたれ感が酷くて寝られなかったんですよね。
22時〜2時近く、
約4時間は寝られないのが基本となっていました。
私は元々、
脾気虚人間と自負しております。
なので、
脾気虚に加えて、
娘の対応をしながらの食事で咀嚼が少ないこと、
妊娠によるお腹の圧迫で、
脾胃の働きが落ちやすくなっていること。
その結果として、
食べたものが停滞しやすい状態や、
痰湿っぽさが出ているのではないかと見ていました。
実際、
痰湿や胃もたれ、
悪心などで用いられる二陳湯は一定の効果を感じられましたし、
妊娠期間中に使うこともしばしばありました。
まぁ、
ちょっとカバーしきれなくて、
最近はメトクロプラミドにも助けてもらっているのですが。
根本的に改善しようとしても、
妊娠時のお腹の圧迫はどうにもならないので、
今は使えるものは、
医師の指示の範囲でしっかり使わせてもらおう、
という感じです。
あとは、
メトクロプラミドで眠気も多少出るし、
少しは寝やすくなるのでは?
という期待もあり使っていました。
けれど、
やはりそれだけでは解決しない寝不足、疲労感。
六君子湯を合わせて使ってみてもイマイチで、
なんなら食滞っぽさが悪化するのを感じることも。
まさに、
証の不一致だったのだと思います。
改めて自分の体について考えてみました。
そういえば、
特に睡眠不足になったタイミングって、
どういうタイミングだったか。
おそらく、
里帰りしてからです。
お腹が重くなって、
胎動で落ち着かないから寝られないのかと思っていました。
もちろん、
それもあるのだけど。
もう一つあったんですよね、
思い当たる要因が。
それが、
妊婦健診での採血です。
私、
2週おきで2回採血が続いたんです。
検査項目で満たしていないものが見つかったとかで、
追加でやることになりまして。
数値的には、
西洋医学的な貧血にはなっていないと思います。
ただ、
西洋医学的な貧血と、
中医学でいう血虚はまったく同じものではありません。
採血そのものだけが原因というより、
妊娠後期の消耗、
睡眠不足、
食事量の低下、
育児疲れなどが重なって、
中医学的には、
気血両虚っぽい状態になっていたのかもしれないなと。
ただでさえ妊娠後期、
臨月に入ってくると胎児に栄養が取られやすくなり、
血虚っぽさが出やすくなる時期でもあります。
肌がカサついて痒くなったり、
髪が抜けやすくなったり、
なんとなく不安定になったり。
そういう体のSOSも出がちだったりしますしね。
血虚では、
不眠や不安感などを起こす場合もありますし、
傾向はあったかなぁと。
ということで、
この数日は当帰芍薬散と六君子湯を
ちょくちょく飲んだりしていました。
せっかくなので、
当帰芍薬散の性質についてまとめておきましょうか。


私の常備薬No.1、
当帰芍薬散です。
補血のイメージで、
毛先は赤みを帯びさせています。
血を養い、
水の偏りを調え、
巡りを整える生薬たちのイメージで、
水や巡りを思わせる雰囲気を出してみました。
白朮も入っているのですが、
元々の虚弱具合を思うと、
私の場合は脾胃のカバーとしては
ちょっと心許ないところもありまして。
カバー薬として、
六君子湯を半量くらいで調節して入れていたのですが、
めんどくさ……
じゃないや、
試しに、
メトクロプラミドと当帰芍薬散で
行ってみることにしたんですね。
※ちなみにその日の夕飯はステーキ丼。
その結果、
なんと22時過ぎには就寝できました。
起きたのは7時半ごろだったので、
9時間は寝られたんじゃないかと。
六君子湯が重く感じることがある私としては、
今回は当帰芍薬散と、
胃腸の動きを助けるメトクロプラミドで
ちょうど良かったみたいです。
食滞も、
単純に脾胃気虚だけで見ていた時とは少し違って、
妊娠による圧迫や停滞、
熱っぽさ、
巡りの悪さなどが重なった、
実証寄りの状態だったのかもしれません。
食滞や水滞を改善させて、
血を補う。
現時点の証としては、
それが合っていたみたいです。
1ヶ月ぶりくらいに
ちゃんと寝られたような感覚で、
今日はこれしてもいいかな?
とか、
少し気力も持てる感じで、
いい気分で過ごすことができました。
正直、
今回の妊娠で何より辛かったのは、
悪阻と食滞だったと思います。
妊娠33週。
胎児が下がってきたから
それで解消したんじゃない?
と言ってしまえばそれまでなんですけどね。
明らかに変わったのは、
睡眠時間と、
空腹感をしっかり感じて
お腹が鳴るようになったこと。
この二つは本当に大きい。
一度切れ痔を経験してしまったのですが、
今は排便も安定しているし、
食滞っぽさがしっかり解消できているなと感じます。
前回は妊娠期間中、
当帰芍薬散オンリーで行けたんですが、
今回は無理だったみたいです。
半夏厚朴湯で気滞を解消するのが
本来は理にかなっているのは分かっているんですが、
半夏の味にトラウマを持ってしまったので、
なかなか踏み込めないのが現状です。
それに、
二陳湯でカバーしきれないことなどを思うと、
漢方だけで攻めすぎるのもリスクかな、
と判断しました。
その結果、
妊娠中でも医師の判断で使われることがある
メトクロプラミドにも助けてもらう形になったわけですね。
そういえば、
妊娠時期に古典をもとに使われたりしている漢方薬が
複数あるんですが、
保険医療や添付文書ではかなり保守的で、
踏み込んだ情報が出てこないのが現状です。
今、
妊婦であるからこその視点で、
どこかのタイミングでその辺りの話も
お伝えできたらいいかなと思っています。
もちろん、
自己判断での使用は避けるべきですけどね。
特に避けないといけないタイプの漢方薬や、
避けないといけない理由なども合わせて
お話しできたらいいかなと思います。
次は多分、
血虚。
梅雨時期も考えて、
水滞について触れていくと思います。
その後あたりに、
妊娠中の漢方薬についても話せたらいいなと考えています。
その頃には産まれてそうだけど。
※この記事は、あくまで私個人の体験と中医学的な考察です。
妊娠中の漢方薬や西洋薬の使用は、
必ず医師・薬剤師に相談してください。
