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釧路の『勝手丼』はなぜ人を魅了するのか。和商市場名物勝手丼を”自分の写真を使わず”全力で綴る

ー魚が食べたいー
そう妻が言うと決まって和商市場の勝手丼を食べに行く。

でも、
勝手丼ってどうして生まれたのだろう?
わからないなら調べればいい。
この記事に勝手丼のすべてをまとめました。

魚を愛するすべての人に届いてほしい。

こんにちは!
サム@北海道釧路の星見るリモートワーカーです。

『徹底解説。文字だけで綴る釧路の魅力』
今日のテーマは「勝手丼」

魚好きを魅了してやまない釧路市ですが
その中でも、特に魚好きの観光客が集まる地が
『和商市場』です。

釧路港で獲れた新鮮な魚が市場を彩る中に
今日のお題の勝手丼はあります。

勝手丼とは何で、どこから生まれたのか、釧路市にどのような影響を与えているのか。
これに加え、我が家の作法についてもお伝えします。

皆さんが明日のごはんを勝手丼にしたくなるように
これでもかと魅力を伝えていきます。

勝手丼とは?和商市場が作った魚のバイキング

勝手丼とは、釧路市の和商市場で販売されている独自の海鮮丼のことです。

この海鮮丼には、メニューがありません。
海鮮丼の具材を自分で決めます。

【勝手丼の作法】
ご飯を買う: 市場内の惣菜店や精米店で、好きなサイズのご飯を購入する。
具材を買う: ご飯を持って市場内を歩き回り、鮮魚店で一切れ単位(バラ売り)の刺身を選んで購入する。

自分の「勝手(都合)」に合わせて具材を選べることから、いつしか勝手丼と呼ばれ、
多くの釧路市民や釧路の観光客に親しまれています。

勝手丼の歴史:勝手丼が釧路の文化になるまで

勝手丼生みの親、和商市場とは?

勝手丼を語るにあたって、和商市場の歴史からお話します。

現在では、釧路和商市場は単なる商業施設を超えた、
水産の街釧路という地域の歴史とアイデンティティを象徴する
文化的基盤として存在しています。

この市場の興りは、第二次世界大戦後の混乱から
日本が復興へと向かい始めた1954年に遡ります。

当時の釧路は北洋漁業の拠点として急速な発展を遂げつつありました。

一方で都市機能の整備は追いつかず、
多くの商人は不安定な環境での商売を余儀なくされていました。

この中で、店舗を構える資金を持たない有志たちが
「ぼろぼろのリヤカーと犬」を連れて商売を始めた露天商が集まり、
一つの市場を作りました。

これが和商市場です。

和商市場の理念は、

「和して商う(あきなう)」

この理念は、
商売を単なる利益追求の手段と捉えるのではなく、商人同士が調和し、顧客との信頼関係を築くことで共に繁栄を目指すという共生的な価値観を示しているとのことです。

「釧路和商市場」はJR釧路駅前に位置することからも多くの方に愛される釧路市の顔になっていきました。

勝手丼の誕生:ミツバチ族と市場のホスピタリティ

勝手丼の発祥には「ミツバチ族」という集団が影響しています。

1980年頃に日本国内で沸き起こった社会現象として、
オートバイで北海道を周遊する若者たちが急増しました。

彼らはその夏の期間のみ移動する様子
大群で「ブーン」と走るバイクの排気音から
「ミツバチ族」と呼ばれていました。

自由気ままに移動をする彼らは、
限られた予算で旅をしており、
豪華な海鮮丼を注文する余裕がない者も多かったとのこと。

そのようなライダーたちの困窮した懐事情を察したある鮮魚店の主人が、市場内の惣菜店で「白飯だけ」を買ってこさせ、
その上に自店の海産物を少しずつ、手頃な価格で載せて提供しました。

これが勝手丼の発祥です。

この発祥は単に安価な切り売りをした商売っけだけではなく
遠方から訪れた旅人に対する釧路の人々の温かい「おもてなし」の精神
が勝手丼を生み出したのだと感じ取れます。

この即興的なサービスは、
ライダーたちの間で
「自分好みの具材を安く載せてもらえる、世界に一つだけの丼が作れる」
という口コミとして広まり、瞬く間に全国へと広がっていきました。

当初は特定の店舗でのみ行われていた非公式なサービスでしたが、
市場全体の合意を経て「勝手丼」という名称で制度化され、現在の和商市場を代表するブランドへと昇華されていきました。

観光的意義:釧路観光のハブとしての役割

勝手丼は「駅チカ海鮮グルメ」の聖地としての地位を確固たるものにしています。

市場を訪れる観光客の構成比率については、
少し古い2018年のデータによれば
道内客が約半数を占める一方で、道外客の比率も高く、

広域からの集客力を維持していることがわかります。

また、朝から楽しめる観光スポットというところもあり、

朝食に勝手丼を食べ、
釧路の街へ出ていく

そんな釧路の観光の出発点になりやすいことも特徴的です。

市場への観光状況についての詳細はこちら。

この観光への影響としても勝手丼はものすごく大きく
釧路市の主要産業の一つとして数えられます。

勝手丼を起点とした観光はこれからも盛り上がりを見せていくと思います。

釧路名物、勝手丼の楽しみ方

勝手丼の楽しみ方は人それぞれ。
ごはんをもらって、刺身を乗せる。
好きな魚を好きなだけ食べる。

ただ、我が家は少し異なる楽しみ方をしていると思います。

我が家は勝手丼というより勝手定食

我が家は勝手丼を食べるとき
ごはんの上に載せません。
勝手丼ではなく、勝手定食にします。

我が家はお米より魚のほうが好きな家族です。
そのため

魚の味を楽しみたい。
魚をいっぱい食べたいとなると丼と魚のバランスが崩れてしまう。

この辺りを考えると
刺身で食べたいんです。

この想いにも勝手丼は自分で
ご飯に魚を乗せる形式なので
ごはんに載せない派の我々も非常に楽しめています。

我々のおすすめの勝手丼のお魚は
何よりも八角です。
釧路では八角を生で食べられます。

バターのように脂がのっていておいしい
そんな簡単な言葉じゃ表現できない味です。

八角についての僕の熱い想いは下記noteを参考にしてください。


勝手丼は釧路の大事な文化

勝手丼は釧路のアイデンティティであり
釧路市に来たら楽しむべき儀式のようなものになっていると思います。

自由に、勝手に、好きな魚を好きなだけ食べる。
そんな釧路らしい文化を体現した
素敵な食べ物であるなと感じます。

釧路に来るなら勝手丼を食べてみてはいかがでしょうか?


最後までお読みいただきありがとうございます。
釧路の名物勝手丼。ぜひ足を運んでみてください。


次回も釧路のことについて書きます。
メジャーな観光地のディープな魅力。

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