augment AIに託されたWENAの未来|私はApple Watchを選ばない
多くの人が着けているからこそ、私はあえて着けたくない。
Apple Watchは完成度の高い製品だ。
否定する気はまったくない。
でも、あまりにも多くの人が同じ黒い四角を腕に巻いている光景を見ると、どうしても気持ちが引いてしまう。
少し天邪鬼なのかもしれない。
しかし、それだけではない。
私はADHD気質がある。注意が散りやすい。
だからこそ、常に情報が表示されるデバイスを腕に巻くことに、少し不安がある。
通知。
光。
振動。
常時表示ではないディスプレイを見るときに、私は、さっと落ち着いていられるだろうか。
見ていない時には、ちゃんときえているのだろうかと、バッテリー残量を気にしながら生活することに、無意識のストレスを感じないだろうか。
時計は時間が分かればいい。
それも、できればデジタルよりアナログで。残り時間を計算することは、ちょっと苦手なので。
秒針がゆっくり動く感じがいい。デジタル表示は正確だが、どこか“急かされる”感覚がある。
そしてもう一つ。
画面の表示を、周囲に見られたくないという感覚がある。
通知の内容、メッセージの断片。それが一瞬でも他人の視界に入ることに、なぜか抵抗がある。
これもADHD的な過敏さなのだろうか。
情報が多すぎると、気持ちがざわつく。
だから私は、いわゆるスマートウォッチを選ばない。
時計は文化だ。私はシチズンが好きだ。
私が愛用しているのは、シチズン時計の電波ソーラー・チタンモデルだ。
アテッサは本当に素晴らしい。
軽くて、狂わず、止まらない。
電池交換も不要。時刻合わせも不要。
大きめのプロマスターも使っている。存在感があり、少し武骨で、休日に似合う。偉そうすぎないし、安っぽくもない。
さらに、ユニセックスのクロスシーも持っている。北川景子さんの広告を思い出しながら、どこか華やかな気持ちになる。
シチズン以外では、カシオ計算機のオシアナスも所有している。
青くてかっこいい、こちらもチタンの電波ソーラー。
バッテリー切れの心配がない。充電を忘れて慌てることもない。(故障はしたけれど・・・)
ADHD気質の私にとって、「気にしなくていい」ということは、何よりも価値がある。
WENAという思想に惹かれた理由
そんな私が、以前、強く惹かれたのが、wena 3だった。
展開していたのはソニー。
機能を文字盤ではなく、ベルト側に持たせる。
一般的な腕時計と共存できる。
この発想は美しかった。
見た目はシチズン。
中身はソニーのテクノロジー。
一石二鳥。
ブランドも技術も、両方手に入る。
だが、購入には至らなかった。
価格.comでの評価が安定していなかったからだ。
アプリの完成度、接続性、バッテリー持ち。思想は優れていても、プロダクトとしての信頼性が揺らいでいた。
そして現実は厳しかった。
wenaシリーズは2024年12月にサービス終了が予告され、2026年2月28日にすべてのサービスが終了した。最終モデルは2020年11月発売の第3世代「wena 3」。
思想とビジネスの間には、深い溝がある。
腕時計ビジネスの難しさ
腕時計は少量多品種の世界だ。
Appleのような巨大エコシステムとは事情が違う。
ハードウェアは長く使われる。
一方、ソフトウェアは常に更新が必要。
その両立には、継続投資が欠かせない。
サービス終了は、ユーザー体験の断絶であり、ブランド毀損でもある。
投資家目線で見れば、これはモデル設計の難しさを物語っている。
augment AIという“次の一手”
現在、WENAブランドはaugment AI株式会社へ移った。
ソニーは、3月17日以降に「wena.jp」を確認するよう案内している。
現時点ではティザーページが公開され、「wena 20260317」と記されたビジュアルが表示されている。LINEやメールで通知登録も可能だ。

何かが始まる。
正直なところ、augment AIの全貌はまだ見えない。
しかし、ブランドを受け継いだという事実は重い。
これは単なる商標の移動ではない。
思想の継承か、再構築か。
投資家的に言えば、
・継続サポートはどうするのか
・OS対応は何年保証するのか
・収益モデルはハード中心か、サービス併用か
このあたりが見えてこない限り、安心はできない。
だが、期待はしている。
私は右手に何も巻きたくない
私は右手に何も巻きたくない。
(左手の薬指に、結婚指輪もしていない。)
両手に時計を巻く未来は、私にはない。
左手に一本。
それで完結したい。
だからこそ、ベルト側に機能を隠すWENAの思想は、私の価値観に近かった。
もし新しいWENAが出るなら
もしaugment AIから新しいWENAが出るなら、私は検討する。
重要なのは、
・バッテリー不安をどう解決するのか
・常時表示の在り方
・通知の“出し方”の美学
・時計ブランドとの協業戦略
・長期サポートの約束
ADHD気質の私でも落ち着いて使える設計なのか。
時計好きとして納得できるデザインなのか。
投資家として継続性を信じられるのか。
私は、裏側でそっと働くテクノロジーを待っている。
2026年3月17日。
augment AIがどんな未来を見せてくれるのか。
時計好きとして。
そして、冷静な投資家として。
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ADHD気質で投資に疲れていた私が、長期・分散投資で落ち着いて続けられるようになった記録です。共感いただけたら、チップで応援してもらえると嬉しいです。