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海士町で"民間"に出会った日——SHIMA-NAGASHIという研修

「海士町って、面白いことやってるよね」

最近、地域活性化や関係人口に関心がある人と話していると、よくそんな言葉を聞く。教育改革、島留学、地方創生のモデル地域。メディアで見かける機会も多く、「先進的な島」という印象がすっかり定着している。

そんな海士町を、自分の目で見てみようと「あまのわツアー」に参加した。 → ツアーの全体レポートはこちら


町の雰囲気、取り組み、関わる人たちの熱量。実際に行ってみて感じたのは、「海士町はたしかに、しっかり前に進んでいる場所だ」ということ。

ただ、現地で目にした取り組みや話題の中心は、ほぼすべてが行政の動きだった。

それが悪いということではない。でも、「あれ、海士町って行政以外はどう動いてるんだろう?」と感じる場面が続いた。民間企業や地元の事業者の存在が、あまり見えてこなかった。


そんなモヤモヤを感じていたツアー最終日の懇親会。そこで名刺をいただいたのが、「風と土と」という島の企業の代表、阿部裕志さんだった。

その場ではSHIMA-NAGASHIの話は出なかったものの、少しだけ経営に関する話を交わした。印象に残ったのは、島の企業として、ちゃんと「事業としての視点」を持っていること。

「こういう動きがあったのか」

自分が知らなかっただけで、島にはちゃんと民間の動きがあった。

「風と土と」の取り組みについてはこちら


懇親会のあと、もらった資料の中にあったのがSHIMA-NAGASHIという合宿型の研修プログラムだった。

企業から人材を派遣してもらう。現地では"教えない"スタイルで学ぶ。異業種の人たちが混ざり合いながら、それぞれ問いを持ち、動く。

書いてあることはシンプルだけど、「え、これ、海士町の民間企業がやってるの?」という驚きのほうが先にきた。

しかも、行政ではなく、島で生まれた会社「風と土と」が主催している。

正直、それまで行政の取り組みばかり追いかけていたので、「こういう動きもあるのか」と視野がひとつ広がった感じがした。

SHIMA-NAGASHIの詳細はこちら


SHIMA-NAGASHIは、いわゆる「研修」とはだいぶ違う印象だ。

先生がいて、カリキュラムがあって…ではなく、自分で問いを立て、他者と混ざり合い、地域というフィールドの中で何かを掴んでいく。

やろうとしているのは、知識の習得じゃなくて"経験の咀嚼"なのかもしれない。

企業の人事部や育成担当がこのプログラムに目を向けるのも、なんとなくわかる気がする。普段の業務では味わえない、「ぶつかること」「揺れること」を、あえて場として設計している。

しかもそれを、行政ではなく島の民間企業がやっている。


SHIMA-NAGASHIという研修の存在を知ったことで、海士町には行政だけではない、もうひとつの動きがあることに気づいた。

派手ではないけれど、島の民間企業が自分たちで考え、動いている。そうした動きがあることを知れたのは、自分にとって素直に「発見」だった。

私自身、次に海士町を訪れるときはSHIMA-NAGASHIの現場を見てみたいと思っている。


海士町についてはこちらにも書いています。


海士町の記事はマガジンにまとめています。
島の外からの海士町と地方創生DX


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Hiroyuki A いつも温かい目で読んでくださり感謝しております。この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。皆さんからの応援が私の創作エネルギーとなっています。スキやコーヒー一杯のチップをいただけると創作の大きな励みになります。これからもよろしくお願いします。​​​​​​​​​​​​​​​​