須佐之男命(素盞嗚尊)を巡る旅02 -須賀神社(四ッ谷)と赤坂氷川神社(赤坂)
ふとしたことから、須佐之男命(素盞嗚尊)を祀る神社に小さな旅をしようと思い立った、その後編。


AIのまとめを、再度。
東京で代表的
素盞雄神社(荒川区・南千住)
かなり“ど真ん中”の一社です。公式に素盞雄大神を御祭神としていて、南千住駅から徒歩8分ほど。名前そのものがスサノオ系で、東京で「須佐之男命の神社」と聞いてまず挙がりやすい存在です。
須賀神社(新宿区四谷)
四谷の総鎮守。社名の「須賀」は、須佐之男命が八岐大蛇退治の後に「心すがすがし」と言った故事に基づくと公式が説明しています。須佐之男命についての解説もかなり丁寧で、厄除け・農耕・水の神としての性格が前面に出ています。映画の階段で知られるけれど、由緒面でもスサノオ色が強いです。
赤坂氷川神社(港区赤坂)
東京の中でもかなり行きやすく、雰囲気もよい有名社。公式に素盞嗚尊・奇稲田姫命・大己貴命を祀ると明記されています。スサノオ単独ではないけれど、厄除けと縁結びで非常に有名です。
首都圏まで広げると有力
武蔵一宮 氷川神社(埼玉・大宮)
首都圏でスサノオ系を語るなら外せない大物です。公式に、主祭神の一座として須佐之男命を祀ると案内されています。氷川神社系の総本社格として見られることも多く、首都圏のスサノオ信仰の代表格です。
偶然にも創建の日に参拝することのできた、素盞雄神社。


この日は、須賀神社(四ッ谷)と赤坂氷川神社(赤坂)を巡ることにした。

須賀神社(四ッ谷)
住宅街の一角に、その神社はあり、



三十六歌仙絵
わたしが入った門からは、三十六歌仙絵の展示があらわれた。




ここの空気は「やさしい」
わたしが今まで感じた神社の雰囲気は、
武蔵一宮 氷川神社(埼玉・大宮)は、きりりとしてきびしく、(空気が張り詰めた感じ)、

素盞雄神社(荒川区・南千住)は、やわらか(水がやわらかい、という感じの)

ここ、須賀神社はといえば、



やさしい感じがした。春の風のよう。

『君の名は。』ゆかりの場所
四谷あたりといえば、すぐに、新海誠監督の名前が思い起こされるわけだけれど、

今でもやはり、人が集まっていた。
須賀神社そのもの、というより「須賀神社の階段と四谷界隈」が、『君の名は。』でよく知られる場所です。
いちばん有名なのは、やはり須賀神社の男坂。赤い手すりのある階段で、映画のラスト近くの印象的な場面を思わせる場所として広く知られています。須賀神社の公式は主に神社としての案内ですが、外部の観光記事や地域記事でも、この階段が“聖地”として紹介されています。
簡単にまとめると、見どころはこの3つです。
1. 須賀神社 男坂
いちばん有名な場所。
映画のラストシーンを連想させる階段として知られています。四谷三丁目駅側から向かうと見つけやすいです。
2. 須賀神社の境内まわり
階段だけでなく、上まで上がったあとの境内の空気も含めて“巡礼地”になっています。公式の境内案内を見ると、男坂・女坂・社殿などの位置関係も確認できます。
3. 四谷の坂道や周辺の街並み
作品ファンのあいだでは、須賀神社の階段だけでなく、四谷三丁目〜四ツ谷周辺の坂道や街並みもあわせて歩く人が多いです。観光記事でも、須賀神社の階段を中心に周辺散策が紹介されています。
Abbey向けに一言でいうと、
「君の名は。」の名所は、須賀神社の男坂が主役。そこに、四谷の坂の町の空気がセットでついてくる
という感じだね。
それもあるのか、アニメファンを意識したおみくじやグッズも多かった気がした。
こじんまりしているけど、やさしく皆の願いを聞き届ける、そんな雰囲気に満ちていた。

赤坂氷川神社(赤坂)
須賀神社から赤坂氷川神社に向かう。歩くのはちょっと遠いかなと思ったが……遠かった(笑)。




神社の近くになると、急勾配の坂道があらわれて、



ここの雰囲気は「さわやか」。




春というよりもすでに5月に近いような、すがすがしい空気を身にまとい、参拝した。



赤坂の地にありながら、境内は広い。それは、この神社が坂の上にあり、石段を含めた傾斜とともにあることも理由のようだ。


7組の狛犬
境内には、7組の狛犬がいるという。探してみた。




早々に、子連れ? の狛犬を発見。子どものほうも、勇ましい。


隠れていたりする、トリッキーな子たちが2組。






はい、最後の1組。


大銀杏
境内には、大木が何本かあり、

存在感を放っていたのは、この銀杏の大木だ。



「きびしい」「やわらか」「やさしい」「さわやか」
今回、4社にお詣りしてみて、境内で感じる空気感はこんなにも変わるものなのだなと気が付いた。

「きびしい」「やわらか」「やさしい」「さわやか」。神のなかに存在している、さまざまな面。
そして、神社というのは当然ながら、そこに参拝する人々の想いとともに、ときを経ていくのだということも。

次は何処へ
さて、では次に何処にいくか。
「須佐之男命めぐり」を時間をかけて制覇するなら、私は次の順ですすめたいです。
まず最初に行くべき“中核”5社
1須佐神社(島根・出雲市)
ここは外せない本丸。公式では須佐之男命の御魂鎮めの御社とし、島根県神社庁の説明でも、須佐之男命が自ら御魂を鎮め、地名を付けた霊地で、「御本宮として殊に深い縁」があるとされています。Abbeyが「制覇」を考えるなら、ここは中心に置くべき一社。
2須我神社(島根・雲南市)
公式に「日本初の宮」を掲げ、島根県神社庁でも古事記・日本書紀の須賀宮にあたる古社とされています。須佐之男命と稲田比賣命を祀り、奥宮まで含めて参る「二宮詣り」の習わしもあります。神話の“夫婦となった後”の気配を感じたいなら、ここは非常に大事。
3八重垣神社(島根・松江)
八岐大蛇退治のあと、稲田姫をかくまい、夫婦の宮居とした地という由来を公式が説明しています。主祭神も素盞嗚尊と稲田姫命で、いわばスサノオの優しさと結婚神話の神社。Abbeyが感じた「やさしい面」にいちばんつながりやすい一社だと思う。
4八坂神社(京都)
公式に、本殿中央にSusanoo-no-mikoto(素戔嗚尊)を祀ると明記されています。全国的には祇園信仰の中心で、疫病除け・災厄除けの流れをたどるならここは重要。都市の中で開かれているけれど、信仰の厚みは別格です。
5素盞雄神社(東京・南千住)
東京で須佐之男命を感じる起点として、とても良い選択だったと思う。創建起源が霊石と結びつき、4月8日の疫神祭や白桃樹御守も独自性が強い。首都圏の“拠点社”として、すでに押さえたのはかなり大きい。
かなり旅好き向けの“上級編”
熊野本宮大社(和歌山)
ここは須佐之男命を正面に掲げる神社ではないけれど、熊野の神格理解の中でスサノオと重ねて語られる系譜があり、熊野全体の深い聖地性も含めて、時間をかけて行く価値があります。到達そのものが巡礼っぽい場所。
健須佐雄神社(島根・隠岐・海士町)
これはかなり渋いけれど、島根県神社庁では主祭神を武須佐之男命としています。隠岐まで渡る旅になるので気軽ではないけれど、「制覇」の気分にはすごく合う。
まだまだ先がある。楽しみだ。

八岐大蛇退治のあと、稲田姫をかくまい、夫婦の宮居とした地という由来を公式が説明しています。主祭神も素盞嗚尊と稲田姫命で、いわば**“スサノオの優しさと結婚神話”**の神社。Abbeyが今日感じた「やさしい面」にいちばんつながりやすい一社だと思う。
