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「あのハム入りラーメン」につられて〜ジブリの立体造型物展〜

2025年5月から9月まで寺田倉庫(天王洲アイル)で開催の「ジブリの立体造型物展」へ行きました。東京では22年ぶりだそう。私は初めてでした。

「崖の上のポニョ」に出て来る「あのハム入りラーメン」が食べられると知り、「食べてみたい♡」と思ってチケットを予約しました。わりと食い意地が先行です。ジブリ飯ってそそるよね!

思い立つまでが遅くて、チケットを取ったのが8月。ラーメン付きのチケットは数量限定なので、ほぼ完売していましたが、9月の平日夕方入場の回に空きを見つけて滑り込み。

エントランスから高まるー

🔸内容&全体の感想

・内容

  1. スタジオジブリ作品の名場面を立体造型物で紹介

  2. 世界にジブリを広げてくれた海外パートナー達のインタビューパネル、海外での作品ポスターの展示

  3. ショートアニメ「空想の空飛ぶ機械達」(原作/脚本/監督/ナレーション:宮崎駿)の上映

  4. 「あのハム入りラーメン」などが食べられるカフェ

※撮影禁止エリアあり

ジブリ三大巨頭
イサオ、パヤオ、トシオ

・全体の感想

いやー楽しかった!感動しちゃった!
ネットで展示物の様子を少々目にしていたけれど、立体の迫力に圧倒されました。そこまで期待していなかったんですけど、ディズニーとかハリー・ポッターのスタジオツアーみたいに、ジブリの世界に迷い込めてめちゃワクワクしました。

そして久石譲の偉大さを再認識。会場に劇伴が大ボリュームで流れているのですが、高揚感が煽られました。

「あのハム入りラーメン」の看板にテンション上がる。良い演出!カフェだけ船の中でした。

世界にジブリを広げてくれた海外パートナー達のインタビューパネルも興味深かったです。世界にどうやって広がったかなんて、考えたことなかったなぁ。

楽しかった気持ちを残したいのでメモしておきます。

・ご参考:私が好きな上位ジブリ作品

①千と千尋の神隠し
②ハウルの動く城
③もののけ姫
④となりのトトロ
⑤天空の城ラピュタ
⑥コクリコ坂から / 海がきこえる

🔸特に感動した場面

・「千と千尋の神隠し」
 油屋を目の前にした千尋

ジブリで一番好きな作品なので、やっぱり嬉しくて感動して、圧倒されました。
サイズ感は意外と小さかったです。でも、油屋を斜め上に向けて設置したり、橋の湾曲によって、コンパクトながらも迫力のある展示でした。

カオナシがご馳走を食い荒らすシーンの再現もありました。ご馳走は造形物で、カオナシは映像。畳のシミなど細部まで見ごたえがあります。


・「もののけ姫」
巨大モロの君

「黙れ、小僧!」の名シーン。とにかく顔がでかい!大迫力!
今回は撮影禁止だったので過去のリンクを貼ります。

私は「モロの君(声:美輪明宏)」のファンで、とりわけこの厳しい表情が大好きなので萌えまくりました。
先日、金曜ロードショーで「もののけ姫」を再視聴したところだったのでタイムリー。見れば見るほど味わい深い作品だと思います。

同じく撮影禁止でしたが、ヤックルにまたがったアシタカもいました。ヤックルの胸毛モフモフで可愛かったなぁ。「もののけ姫」に出て来る動物たちの、まっすぐにに生き抜こうとする表情が好き。


・「となりのトトロ」
森で眠る毛並みの美しいトトロ達

本当に森の中のようでした。マイナスイオン出てると思うぐらいに。上から射す照明に揺らぎがあって、木洩れ日を再現しているのだとわかりました。

何よりトトロがでかい!毛並みが美しい!ギャラリーみんな「毛並みがキレイ~!」と声をもらしていました。

ふさふさー

先日「高畑勲展」で「パンダコパンダ」のパパンダと写真を撮ったんですけど、サイズ感が全然違った。やっぱりトトロは巨大だった!


・「ハウルの動く城」
生き物のように動く城

ストーリーの終盤、カルシファーが頑張って城を動かすシーン。城の一部が本当にガジャンガジャンと音を立てながら動いていました。これはもう生き物だな!と思ってしまった。
映画を観ていてそんなことは思ったことがなかったので、新たな気づきだったな。不気味で可愛くて、なんだか見とれてしまった。心奪われた展示。

ハウルとソフィーのファンタジックで美しいシーンも再現されている一方で、影の主役である城がクローズアップされてるの好きだなぁ。

カルちゃんと目玉焼き&ベーコン、ヒンもいた♡


🔸その他の名場面

・「天空の城ラピュタ」

燃え盛る炎の中、ロボット兵にとらわれたシータを、ドーラおばさんと一緒に救おうとするパズー。劇伴と共に、パチパチと燃え盛る炎の音もしていたので、これまた臨場感たっぷりでした。ちょっと怖かったぐらいに。

不謹慎で申し訳ないけど、「火垂るの墓」再現があったら耐えられない…と思ってしまった。
つくづくジブリって戦争の話が多いな、と思いました。

こんな立体展示も


・「紅の豚」

会場が運河沿いの寺田倉庫なのは、ピッコロ社のロケーションをイメージしたから、と聞きました。
天井の高さを利用した展示です。だだっ広い倉庫に飛行艇サボイアS-21が似合う!

設計中のフィオもいた
フォトスポット。
このジブリ飯も食べたいわぁ

・「耳をすませば」

バロンはエントランスでお迎えしてくれました。案内人として適役。

フォトスポットはしずくが乗る電車。ムーンがでーんとくつろいでいます。
でも、パッと見だと「千と千尋」で千尋とカオナシが乗ってる電車かなって勘違いしました。

・「魔女の宅急便」

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです!


「平成狸合戦ぽんぽこ」

内容をあまり覚えてないので再視聴したい作品


・「君たちはどう生きるか」

フォトスポット

・「コクリコ坂から」

フォトスポット
撮影係員が常駐しているので、ぼっちも記念撮影できるよ


🔸海外パートナー達のインタビュー

ジブリ作品を自国で広めようと奮闘してくれた各国のパートナーのインタビュー(パネル展示)が興味深かったです。全て撮影禁止でした。

文化が違うため、昔は内容を改ざんすることもやむを得なかったことがあったそう(無音がありえないのでBGMを足す、など)。

デジタルダウンロード解禁に向けて動いた、米国のパートナーのインタビューもありました。
日本では、近頃やっとネットフリックスで「火垂るの墓」が配信されたぐらいですかね? 

先日たまたまTSUTAYAへ行ったのですが、多くのジブリ作品がレンタル中になっていて、令和でもジブリのDVD(ブルーレイ)は需要があるんだなぁと実感しました。

日本では放映権をテレビ局が握っているという事情がありますが、ファンとしては普通にサブスク配信を望みます。


中国のパートナーが、「多くの国民が『千と千尋の神隠し』を海賊版で見た」とストレートに言っていて、ちょっと笑っちゃいました。
でも、「タイタニック」が劇場でヒットしたことを受け、良い作品はスクリーンで見たい人も多いと確信し、劇場公開に動いたそうです。

韓国では、日本映画が解禁となる少し前から版権を得て準備をしていたというエピソードも。

「君たちはどう生きるか」について、米国もフランスのパートナーも、人々が世の中のあれこれに絶望している時に、共感を得て支持された、といったニュアンスの発言をしていて、どこの国も同じね…とちょっと暗い気持ちに。

中国では、多くの国が「少年とアオサギ」に変えていたタイトルを原題のままにし、内容が難しいのでTikTokでヒントを撒き、拡散させたというような話をしていたのが面白かったです。

また、ジブリとディズニーの違いとして、ディズニーは多数のスクリーンで短期上映、グッズも上映前から大量に販売するが、ジブリは逆という説明がありました。
「君たちはどう生きるか」は、情報を絞って話題になりましたね。

ジブリ作品に対する敬意とともに、ビジネス戦略というか、「どうやって金儲けしたろか〜」という目線も透けて見えた気がしたのも興味深かったです。


🔸「あのハム入りラーメン」

「崖の上のポニョ」で、リサが宗介とポニョに作ってあげるインスタントラーメンの再現です。

「普通のインスタント麺でしょ」って思ってたんだけど、予測の3倍は美味しかったです。
麺はインスタントだけど(インスタント麺好きだけど)、スープがプロフェッショナルで味わい深くて染みたわぁ。店内も、鶏ガラと思しき良い香りが充満していてそそられました。

トッピングのハムは、私がスーパーで買うハムより分厚かったです。ハム、ゆで卵、ネギの他に、シャキシャキの玉ねぎも。美味しいスープを絡めて食べる玉ねぎ、気に入りました。

「崖の上のポニョ」公式サイトより
私もこんな顔して食べてたと思う


有料メニューも
ミント味の「となりの森のソーダ」

カフェBGMも久石譲です(ポニョのサントラ)。久石譲をBGMにインスタント麺、食べたことある? 音楽で美味しさも増したのかもしれない、マジで。

船内が想像以上にメルヘンだった
こんなにワクワクしながら階段降りたことあったかな

🔸「空想の空飛ぶ機械達」とジブリ美術館の思い出

「紅の豚」エリアで、6分のショートアニメ「空想の空飛ぶ機械達」の上映がありました。
ラピュタに出て来る小型飛行機フラップターや、未来の空飛ぶ乗り物について、ブタさんに扮した宮崎駿がナレーションで説明するアニメです。

懐かしい!
このアニメ、20年ぐらい前に「三鷹の森ジブリ美術館」のシアターで見たことがありました。
「宮崎駿の声、若いなー」と思ってしまった。

宮崎駿は、飛行機オタクの知識を持って空想の乗り物を生み出し、世界中で愛されるエンタメを作り上げている。オタク心極まれりって感じだよなぁ。


宮崎駿がポルコロッソに扮した格好でインタビューに答えている海外記事の展示があったのですが、それを見て「『紅の豚』って宮崎駿がモデルなの?」と話している人たちがいたな。

私はモデルだと思っています。明言はしていないようですが。 

記念に買ったカオナシのマグネットとモロの君のステッカー
天王洲運河沿いという気持ちの良い立地だった
16時に入場して、出てきたらとっぷりと暮れていた

「次は何の作品の展示かな?」とワクワクしながら周ったら、あっという間に時間が過ぎていきました。1時間半ぐらい。空いていたらもっとゆっくり見たと思います。日時指定とは言え、大盛況でした。
先日行った「高畑勲展」(撮影禁止の本気展示なので客を選ぶ)は快適だったな。

「風の谷のナウシカ」がなかったのが少し残念。
でも大満足!

そのうち愛知の「ジブリパーク」も行く、と決意しました。




1つ思い出(自慢)を書いておきます。
20年前ぐらいに「三鷹の森ジブリ美術館」で、「千と千尋の神隠し」のセル画(千尋が泣きながらおにぎりを食べるシーン)を見ていた時に、後ろから「このシーンの意味わかりますか?」と話しかけられて、振り返ったら宮崎駿でびっくり仰天したことがありました。

美術館ができたばかりの時期で、館長の宮崎駿が神出鬼没で現れるとは聞いてはいたけれど。
びっくりし過ぎて、その後に何を説明されたか覚えてない。(あっという間に人だかりができた。)

宮崎駿は、思いを伝えたい人なのだなぁ、ということだけは実感しました。




私のお気に入り散歩スポットに、「千と千尋の神隠し」に出てくる電車かな?って、つい思っちゃう場所があります。
電車のフォトスポットは、やっぱり「千と千尋」が良かったなー。

ジブリの世界っぽくない?

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