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「ストレンジャー・シングス」可愛すぎるホリーとティファニーの名曲と「スワンの涙」

Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」をシーズン5の5話まで視聴した。

ずっと気になっていた謎の美少女が、あの小さかったホリーでびっくりした。

・「Holly the Heroic(英雄ホリー)」、「あほんだらデレク(Dipshit Derek)」のことなど、シーズン5前半の感想
・ホリーのテーマソング、ティファニー「I Think We're Alone Now(ふたりの世界)」を聞いて、宮沢りえ主演ドラマ「スワンの涙」主題歌「ひとりぼっちに帰らない」を思い出してエモくなった話

など、ドラマと80年代音楽について。

⚠️シーズン5の5話までのネタバレを含みます。


🔹謎の美少女はホリーだった!

2025年末から後追いで「ストレンジャー・シングス」を見始めた。

私はネタバレが大嫌い。
しかし、いくらネタバレしないように気をつけていても、ポップアップへ行ってしまったら無理だ。シーズン1からシーズン5までのグッズが揃っているのだから。

「この謎の美少女(魔法使い風)は誰やねん。シーズン5で今さら新キャラ出てこなくてええんやない?」と勝手なことを思っていた。

ごめん!新キャラじゃなかった!
シーズン1の頭から出てたホリーやん!
ファーストシーンで「え?『E.T.』のドリュー・バリモアですか?」と見まごったホリーやん!
(明らかに「E.T.」のオマージュで笑った)

Oh, Holly!   You!
Holy shit!!!
(ホーリーシッ!言いたいだけ)

でもわからなくても仕方ない。
だって今までと違う役者なのだから。
 
シーズン4までのホリーは、ティンズリー・プライスとアニストン・プライスの双子が演じた。シーズン5はネル・フィッシャーに変わったのだ。

シーズン2ではキラキラ光る知育玩具をダスティンに勝手に持ち出され(裏側との通信手段用)、シーズン4では裏側の世界を描くためマックスにお絵かきセットを貸してあげたホリー。
何気にキーパーソンである。

シーズン4までもホリーは順調に美しく育っていたが、私はネル・フィッシャーのべらぼうな可愛さにびっくりした。びっくりし過ぎて、しばらく台詞が入ってこなかった。顔面に見とれて。


また、ようやく元気そうなマックスにも会えて最高である。
Mr.ワッツイットがヘンリーであること、研究所に囚われているのがカリ(エイト)であることはすぐにわかったが、ホリーが森で出会ったのがマックスだとは、顔が映されるまで全く予想が付かなくて、嬉しすぎた!

Mr.ワッツイットは、該当者がどう考えてもヘンリーしかいない。
エルは「ヴェクナは政府に捕らえられている」と勘違いしたが、子供たちをさらっているのでそれは却下。私はずっとカリのことが気になっていたので、カリだと確信していた。
マックスは、シーズン4でVANSのスニーカーを履いていたから、カントリーっぽい靴からマックスを連想できなかったのだ。

だからポップアップのパネルは、マックスとホリーが並んでいたのね


🔹Holly the Heroic

3話、クリール家に連れ去られたホリー。お留守番をしながら、ヘンリーにプレゼントされたティファニー「I Think We're Alone Now(ふたりの世界)」のカセットをかけて、ノリノリでチョコケーキを焼いて食べる、とても可愛いシーンがある。

この時代のアメリカのキッチンは可愛くて憧れる

そして、あの魔法少女風のワンピースに着替える。洋服が取り揃えられたファンシーな女児部屋は、ヘンリーの妹・アリスの部屋だろう。
壁には「Alice in Wonderland(不思議の国のアリス)」のポスターが貼ってある。

ワンピースは「不思議の国のアリス」っぽくもあり、「オズの魔法使い」のドロシーっぽくもある。
マントを羽織ると、マイクがホリーにお守りとして渡したD&Dのコマ、cleric(聖職者)「Holly the Heroic(英雄ホリー)」とそっくりだ。

「ホリーもclericなのか。ウィルもclericだから被るな」なんて思ってたら、まさかウィルがシーズン5でsorcerer(魔術師)に覚醒するなんて!
Holy shit!!!
(ウィルの感動的な話は別で語りたい)

Holly the Heroic


🔹ウィーラー家の女はFighter

カレン・ウィーラー(ホリー母)とナンシー・ウィーラー(ホリー姉)は、D&Dで言えばFighter=戦士だろう。

ナンシーは、いつだって銃をぶっ放して皆を守る。腕は確かだ。マレーの股間の芋袋(potato sack)がどんなに小さくても命中させちゃう自信もあるよ。

そして、ホリーを狙うデモに「ワレ、娘に近づくんじゃねぇ!」と、かち割ったワインボトルで殴りかかるカレンの捨て身の勇姿に、私はむせび泣いた。

シーズン3で、落ち込むナンシーをカレンが励まし、「私はママに似たのね」と微笑む母娘のシーンが好きだ。カレンもナンシーも強い。とても。

ホリーは、まだか弱い女児に見えるが、勇敢なファイター気質を感じる。口も達者だし。さすがウィーラー家の女。

恋人や息子、子供たちを体を張って守るジョイス・バイヤーズも間違いなくFighterだろう。

そして、ホリー救出作戦のため、喧嘩中のティナに涙を流して謝る演技を余裕でやってのけるエリカは、さすが狡猾なハーフエルフ(レディ・アップルジャック)だな!と笑った。

🔹ホリーのティファニー


1987年夏リリースのティファニー「I Think We're Alone Now(ふたりの世界)」は、レトロなシンセサウンドが楽しい80年代の大ヒット曲だ。

当時15歳のティファニーは、ティーンエイジ・アイドル・ブームの火付け役の一人で、ホリーのような年頃の子たちが夢中になっていた。

シーズン5の設定は1987年秋なので、ホリーがハマっていたのも辻褄が合う。「ストレンジャー・シングス」の選曲は本当によくできている。

改めてこの曲を聞いて、私は80年代サウンドが好きなのだと思った。ヴァン・ヘイレンに代表されるポップなシンセ、ゆるいビート、いなたいクラップに心躍る。そのダサさがたまらない。

昨年聞きまくった藤井風の「Hachiko」も、この時代の影響が濃い。スタイリッシュにアレンジされているが。

「Trying to get away into the night」の「into the night」の箇所をドスを効かせて歌っていて、ロック魂も感じる。可愛いだけじゃない、かっこ良さがある。

歌詞の世界観は、タイトル通り「ふたりの世界」。やんちゃしたい反抗期の年頃の子が、大人ぶっているのが微笑ましい。

Children behave
That's what they say when we're together
And watch how you play
They don't understand

(私の意訳)
「子供らしくね」と大人は私たちに目を光らせているけど、わかっちゃいないわ!

I Think We're Alone Now

I think we're alone now
There doesn't seem to be anyone around
I think we're alone now
The beating of our hearts is the only sound

(私の意訳)
まるでふたりきりだね!
ドキドキしか聞こえないね!

I Think We're Alone Now

リピートされるサビ「I think we're alone now」のパートは、平易な英語でノリが良く口ずさみやすい。ハマってしまって最近ずっと聞いている。

ホリーは流行りでティファニーを聞いていたと思うが、「I Think We're Alone Now(ふたりの世界)」が、もしもヘンリーとホリーのふたりきり…だったとしたら、かなりゾッとする。


🔹Dipshit デレク

ヘンリーではなく、あほんだら(dipshit)デレクとふたりきりの方がまだマシではないか。

まさかここに来てデレクがこんなに活躍するとは思わなかった。

シーズン3で、プールでふざけてバッシャーン!と派手にやらかし、ライフガードのビリーにお目玉を食らっていたdipshitだと、すぐにわかった。体型と性格で。
※と思ったけど、調べたら別人だった。似てるのに。

あらゆる人が「あほんだら(dipshit)」呼ばわりしていて笑った。最も連発していたのはエリカだ。そういう関係性なのだとよくわかった。(デレクの姉、親友ティナも手を焼いている)

でも、「もうDipshit Derekじゃない、Delightful Derekだ!(Notあほんだら、Butあっぱれ)」と自己主張していた通り、意外と活躍を見せて笑えた。デレク、やるな!

緊迫の多いストーリーで、マレーやデレクみたいな笑いを誘う存在は貴重である。

🔹マックスのケイト・ブッシュ

シーズン4からマックスのお守りとなったケイト・ブッシュ「Running Up That Hill (神秘の丘)」も、80年代のシンセ・サウンドが印象的である。
マイナー調なので、ポップというよりシリアスな曲で、マックスの内面を表すのにふさわしい。


【Running Up That Hillについてはこちらにも】


🔹エルのマテリアル・ガール

シーズン3、スターコートモールではしゃぎながら買い物するエルとマックスのシーンでは、マドンナの「マテリアル・ガール」がぴったりだった。


これはエルのテーマソングでもある。
自分らしさって?ととまどうエルに、マックスは「Not Hopper, Not Mike. You. 」とは微笑む。

囚人のように扱われ、髪の毛を伸ばすこともおしゃれをすることも許されなかったエルが、自分らしさを取り戻していくの、なんか泣けちゃうのよね。大好きなシーンだ。

【マテリアル・ガールについてはこちらにも】


エルはマドンナ、マックスはケイト・ブッシュ、ホリーはティファニーがテーマソングである。
ストシンの選曲は、本当によくできている。

🔹昭和のドラマ「スワンの涙」

イメージです(AI作)

ストシンとは無関係だが、ティファニーを聞いて思い出したのが1989年のドラマ「スワンの涙」である。宮沢りえが主演のスポ根シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)ドラマだ。

主題歌は、仲村知夏「ひとりぼっちに帰らない」で、「I Think We're Alone Now(ふたりの世界)」のカバーだったのだ。


当時、私は中学生。その頃は洋楽に無関心だったから、ティファニーよりも仲村知夏バージョンの方が馴染み深い。

仲村知夏は沖縄出身で、最初は本名の仲村渠 睦子(なかんだかり ちかこ)で活動していたと思う。「ひとりぼっちに帰らない」も、デビュー曲の「好きさ!」も、ちっこいCDを持っていた。歌がうまくて好きだった。

残念なことに今は手元にCDがない。サブスクにないのでYouTubeに上がっているドラマオープニングを久しぶりに聞いた。

サウンドのアレンジが当時の日本っぽい!
えげつない爆音シンセが快感!
小室サウンドっぽい、日本人が好きそうー!

今聞いても名曲だと思う。
私はこの時代の昭和アイドル歌謡が好きで、ルーツなのだと改めて実感する。


この時代のアイドルは、うまいこと洋楽カバーしてたんだなと思う。Winkの「愛が止まらない 〜Turn it into love〜」や、荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」などもそう。

訳がまた良い。「I Think We're Alone Now(ふたりの世界)」を「ひとりぼっちに帰らない」と言い変えている。日本語らしいニュアンスだ。

歌詞の内容はオリジナルと少し異なる。
日本語詞を担当したのは及川眠子で、多分ドラマに書き下ろし(訳下ろし?)たのだと思う、「泳ぎ出すよ」とあるし。
男女の歌というより、仲間と青春を生きる私、という意味として受け取っていた。

調べたら、編曲もエヴァンゲリオンなどで有名なすごい人だった。名曲のはずである。

名曲だから当時大ヒットしていたと勝手に思い込んでいたが、調べたらオリコン最高39位で驚いた。ええっ、意外と低い。
私の周りでは、めちゃ流行ってたけどなぁ。

ホリーにぴったりなように、宮沢りえにもぴったりな曲だったなぁと懐かしさに浸ってしまった、1975年生まれの私。


🔹ダファー兄弟は80年代生まれだった

「ストレンジャー・シングス」は1980年代のストーリーなので、監督のダファー兄弟(双子)は私と同年代の70年代生まれかなと思っていた。

調べたら1984年生まれだった。若い!
でも、80年代が好きな若者はいっぱいいるし、あの時代は映画も音楽も魅力的なカルチャーだったんだなぁ。

なお、ティファニーもそもそもジェイムス&ザ・ションデルズのカバーだった。
こちらはシンセ・ポップと全然違う、ガレージサウンド。これも心地よい!

名曲は不滅だなー。





マックスとルーカスのこと。


「ストレンジャー・シングス」関連note。


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