お気楽お帰洛記(2026年正月編)其二
いつの間にか小正月も過ぎ…
お正月気分もすっかり抜けてしまいましたが、今回はこちらのお正月記事の続きとなっております。
京博に初詣
新年1月1日は、家族でおせちを食べたり、奥さんのお祖母さんに会いに滋賀に出かけたりして、のんびり過ごしましたが、翌日からは京都国立博物館が開いているとのことで、朝から初詣に参じました。
他の美術館、博物館が軒並みお休みの中、2日から開けて下さるのはありがたい限り。
「京博のお正月 うまづくしー干支を愛でるー」を初め、魅力的な特集展示が目白押しだったのですが、写真が撮れなかったため、今回は特に心惹かれたものを一つだけご紹介します。
「群馬図屏風」雲谷等顔
こちらの作品は、どうやら奈良のお寺からの寄託作品のようで、以下のサイトに全体画像が載っていた為、リンクを貼っておきます。
たまに狩野派などの屏風絵で、騎馬民族や武士などが馬を乗り回しているものは見かけますが、こういう大自然の中に、馬だけが群れている絵は新鮮。
しかもだだっ広い草原ではなく、山水画に描かれるような深山が舞台です。
ゴツゴツとした岩を随所に配しながらも、馬がいる部分の足場は比較的平坦で、彼らの足でもギリギリ走れそうなのがリアル。
また、ボサボサに伸びきったタテガミがワイルドさを醸し出し、人の気配を感じさせない野生馬の楽園にふと迷い込んだような異国感を味わえました。
作者の雲谷等顔は、名前は聞いたことがあるものの、あまり印象がなかった人なのですが、”雪舟の後継者”を名乗った、毛利輝元お抱えの絵師だったそう。
実は僕は、雪舟とその弟子みたいな人たち(秋月等観とか)との区別も全然ついていないのですが、「これは少し勉強せねば」と思わされました。
そして京博を出た後は…
いくつかお寺を回ったり、お稽古に使うお菓子を物色したり。
そして、帰路に着く途中、実家近くの東福寺の境内によると、なんだか白いものがチラチラ空を舞っていました。
「?」と思って上を見上げると、雪です。
雪を見るとすぐにテンションが上がる性質なので、思わず一句。
初雪の 古寺清し 鬼瓦

そして翌日は…
もう鎌倉に帰る日。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。
今回も彦根城に寄って、米原から小田原へ。ひかり号でのんびり帰ります。
どちらかというとお目当てはお城ではなく、麓の博物館だったのですが、展示品の中で「わー、いいなぁ」と思ったのは、こちらの炭道具一式。
籠と香合はいかにも唐物といった感じで、そこに大変侘びた風情の火箸と環(釜を持ち上げるための輪っか)が取り合わせられています。
そして、写真で伝わるかどうかが心許ないですが、ふわっふわの質感の丹頂鶴の羽箒。
こんな美しい道具で炭をついだら、さぞかしお湯も良い加減に煮えるでしょう。

そして今回もお城には登らず…
博物館の隣で”ひこにゃん”を見て帰ります。

確か前回見たのは三ヶ月ほど前。
その時は猛暑で”お出まし”が10分に短縮されていましたが、今回は道の両端に雪が積もっており、時の速さを感じます。
いつもよりどこか威厳を感じる”ひこにゃん”は、お正月の三ヶ日のみ着用の”赤い陣羽織”をお召しになっておりました。
雨の降る中、あくまでマイペースなひこにゃんの勇姿に、「春から、なんだかおめでたいものを見たなぁ」と満足しながら、家族で鎌倉へと無事に戻ったのでした。
最後までお読み下さり、ありがとうございます。
という訳で、駆け足でお正月を振り返ってみましたが、次回以降はまた常の如く、お茶に関することや興味のあることを徒然に綴っていきたいと思っております。
そして現在、茶道教室「射目窩(いめか)」では、一緒に楽しくお茶を学んでくださる生徒さんを募集しております。
「お茶ってどんな感じか、ちょっと気になるな」という方には茶道体験などもございますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
*おかげさまで1月は週末がお稽古と体験で埋まってしまいましたので、
平日のみの受付とさせて頂いております。
2月以降は週末も空いておりますので、お問い合わせ頂ければ幸いです。
稽古場情報
場所:大船駅からバス3分+徒歩5分
流派:表千家茶道
茶道体験:1回5000円 炭、お茶・お菓子代など込み。
お稽古:月2回で10000円 炭、お茶・お菓子代など込み。
(お子様とご一緒の場合、月2回 二人で18000円)
体験、お稽古日はどちらも相談可能です。
詳しくはホームページ
またはkubomsh@gmail.comまで、お気軽にご連絡くださいませ。
