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お気楽お帰洛記(2026年正月篇)其一

遅ればせながら、あけましておめでとうございます

旧年中は大変お世話になりました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2026年も始まったばかり、これと言った特別なお話もないのですが、備忘録も兼ねて年末からお正月の帰省を”お帰洛記”にまとめてみました。
お時間ございます方はお付き合い頂けますと幸いです。

駆け込みの大晦日

今回は30日の夕方に京都に戻ったので、年末は大人しくしていようかと思いましたが、ソワソワとどうにも落ち着かず、申し訳程度にお節料理の手伝いをしてからお寺めぐりへ。

まずは、お帰洛の定番コースになっている詩仙堂丈山寺。
詩仙堂は正式名称を「凹凸窠(おうとつか)」と言い、「射目窩」の窩とは微妙に字が違うのですが、実は多少意識していたりもします。
もともとは石川丈山という文人さんが隠棲していた場所だそうで、同じく隠逸の趣味人・尾形乾山が「過凹凸窠記」という文章を遺していることでも知られる”隠れ家界の名所”。

とても素敵な門構え。門もそうですが、中も丸太の使い方が野趣に溢れていてワクワクします。

このお寺の見どころは、”三十六歌仙”を模して同じ数の漢詩人を狩野探幽が描いた三十六詩仙の肖像画。
今飾られているのは複製だったと思いますが、一度5月の丈山忌の頃に伺った際に、本物が展示されているのを見たことがあり、それはそれは高雅な味わい溢れるものでした。
HPを見ていたら、なんとお寺のVRがあるそうなので、ご興味のある方はどうぞ。

詩仙堂では、現在お堂の修理を計画しているそうで、一枚だけ瓦を志納。
年末に駆け込みで一つ徳を積んだ気分になり、ホクホクとお寺を後にしました。

年の瀬、お庭の木にポツポツと残った柿の実。

その後は山道を進み…

「くま出没注意」の看板を横目に見ながら、20分ほど歩くと曼殊院に着きます。

曼殊院は何もかもがとんでもなく凝っている印象

無骨な雰囲気の詩仙堂と、山奥ではあっても「小さな桂離宮」と呼ばれるほど瀟洒な曼殊院は、ちょうど良いコントラストになっており、いつもセットで回ってしまうお寺。

富士山の釘隠しは全て雲の位置が違うそう。こういう趣向が至る所に散りばめられています。

撮影禁止なので写真がないのですが、境内には”黄昏の間”や”無窓の席”といった、凝り過ぎてちょっとバロック趣味のようになった、小書院やお茶室があり、なんとも魅惑的。

またお寺の一画には、文豪・谷崎潤一郎が寄贈した鐘があり、谷崎は「少将滋幹の母」という作品の取材中に、こちらのお寺で門主さんから天台宗の教学を学んだそう。
小説の方は、なんだか大変にゾワゾワする内容だったと記憶していますが、確かに谷崎が惹かれたのも分かる、どこか過剰な美意識と秘めやかな空気が同居する不思議なお寺です。

こちらでは、つい最近まで「八窓軒」という、これまた独特な三畳台目のお茶室に入れて貰えたのですが、現在では文化財保護のため、公開しておらず残念。
いつかまた公開して欲しいなぁと切に願っています。

そんなこんなで…

他にもいくつかの寺社を回って、2025年の遊び納めをした大晦日。
次回は2日に初詣に訪れた京都国立博物館、そして鎌倉へ戻るついでに寄った彦根城博物館などについて、お気楽に綴ってみたいと思います。

最後までお読み下さり、ありがとうございます。

という訳で、2026年もお茶に関係あることないこと、気の向くままに記していこうと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

そして今年も、茶道教室「射目窩(いめか)」では、一緒に楽しくお茶を学んでくださる生徒さんを募集しております。
「お茶ってどんな感じか、ちょっと気になるな」という方には茶道体験などもございますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

*おかげさまで1月は週末がお稽古と体験で埋まってしまいましたので、
 平日のみの受付とさせて頂いております。
 2月以降は週末も空いておりますので、お問い合わせ頂ければ幸いです。

稽古場情報
場所:大船駅からバス3分+徒歩5分
流派:表千家茶道
茶道体験:1回5000円 炭、お茶・お菓子代など込み。
お稽古:月2回で10000円 炭、お茶・お菓子代など込み。
(お子様とご一緒の場合、月2回 二人で18000円)
体験、お稽古日はどちらも相談可能です。

詳しくはホームページ
またはkubomsh@gmail.comまで、お気軽にご連絡くださいませ。

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