アムトラックで大陸横断! 10 インディアナ州・オハイオ州
シカゴからニューヨークまではアムトラックのレイクショア・リミテッド号に乗車しました。
この列車はシカゴから五大湖のひとつ、エリー湖畔を通り、ニューヨーク州を横断、途中から南下してニューヨーク・シティまで向かいます。1泊2日の旅となります。
レイクショア・リミテッドの詳細は以下の記事に記しています。
今回は、イリノイ州シカゴのユニオン・ステーションを出発し、インディアナ州、オハイオ州を横断しペンシルべニア州に入るところまでまでを記します。

Chicago
21時30分発。定刻通りです。
駅を出るとシカゴの摩天楼が見えましたが、それもすぐに見えなくなり外は真っ暗です。
それにしても列車が激しく揺れるのが気になりました。線形が良くないのか、車両が古いのか、スピードが出過ぎなのかわかりませんが、サウスウエスト・チーフ号の2階建スーパーライナーのあののんびりとした感じはなく、同じアムトラックなのに、これほどまで乗り心地が違うことに驚きます。
WiFiサービスはあるのですが、なかなか繋がらなかったです。繋がってもかなり遅く使い物にはなりません。結局、電話回線に戻してメールのチェックなどをして就寝です。外は真っ暗です。
出発してインディアナ州に入ります。South Bend、Elkhar、Waterloo、Bryan、Toledo、Sandusky、Elyriaの駅に止まりながらエリー湖の南を東に進んだのですが、私は就寝中で気づきませんでした。

Cleveland
4時03分着。目が覚めました。クリーブランドと聞くとインディアンズ(現在のガーディアンズ)が有名なオハイオ州の都市というイメージです。鉄鋼業や自動車製造業で大きくなった町も今は寂れているということですが、駅周辺は綺麗で乗降客も多かったです。

朝食までまだ時間があるのでもう一眠りしようと思いました。この辺りから、さらに揺れます。一晩中揺れていて、何度も地震に遭う夢を見たほどです。
アムトラックのアメリカ東海岸路線は、どの路線もビューライナー車両での運行となります。ビューライナーとは1階だけの車両です。これはアメリカ東海岸の線路の設計が古く、中西部から西海岸の線路のように巨大な車両や貨物車を運行できる余裕がないからだそうです。確かにトンネルは小さく、橋も古いです。シカゴから西ではアムトラックは2階建のスーパーライナー車両ですし、貨物車はダブルデッカーというコンテナが2段積みになっている貨物車が走っています。アメリカは全米に鉄道網が張り巡らされているとはいえ、東と西では規格が違うのでした。
おそらく線路が引いてある道床の構造も違うのでしょう。こういう理由で揺れているのだと思います。
朝日が登ってきました。起きるとペンシルべニア州に入っていました。ひたすら森の中を爆走しています。進行方向左側には五大湖の一つエリー湖が時々見えました。

ネット回線は相変わらず遅く繋がらないようなものです。電話回線も安定しません。
サウスウエスト・チーフ号と比べると、ハードもサービスも残念で、旅の楽しみは半減しました。サウスウエスト・チーフ号の方が鉄道での大陸横断の旅をしている雰囲気が漂い、車窓の景色も雄大で、列車はゆっくりと走っていました。車内も広く余裕があります。スタッフも乗客もおおらかで誰もが気軽に話をする感じでした。
東海岸路線は、車内が狭く揺れまくり、スタッフも乗客も無駄な会話はありません。そして食事も異なるのでした。
アムトラックでアメリカ横断をする観光客は、東から西に向かった方が楽しいだろうと思います。初めて乗るアムトラックが東部仕様であれば、こんなものだと思うでしょう。そしてシカゴで西部仕様に乗り換えると、予想を超える贅沢な旅にグレードアップします。私のように逆方向に乗るとグレードダウン感が激しいです。
と言いつつも、レイクショア・リミテッド号はアメリカ東部の美しい景色、湖や川が織りなす気持ちの良い風景など見どころはあります。そして次回お伝えする素晴らしい食堂車もあるのです。
次回はニューヨーク州北部の旅をお届けします。ニューヨークに入ると、レイクショア・リミテッド号の雰囲気も良い方に変わっていきます。
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