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『最低で最高の本屋』松浦弥太郎さん|そよその本棚

こんにちは、そよそです。

前回、はじめて読書日記を書きました。


これが思いのほか楽しかったです。
「ゆるくやります」って宣言してたので、
気負わずに書けたのが良かったかもしれません。

楽しかったうえに、
アウトプットしたことでより記憶にも残り、
やって良かったと感じました。

本日も、読書をしながらマーカーを引いた場所と、
それについて思った事・考えた事を
ゆるく書いていきます。

気軽に読んでいただけたら嬉しいです。

本について語り合う場を作れたらと思うので、
良かったらコメント欄で感想を聞かせてください。

なんなら思考のメモとして使っていただいてもOKです(笑)

それでは、行きましょう~


目次


「上へ上へ」と求められる学校や社会に馴染めない。そんな経験、ありませんか?

  • 常に努力を求められる学校教育がしんどい

  • 日本の社会がなんだか窮屈に感じる

  • 将来のことが不安

そんな方に合う一冊ではと思います。


『最低で最高の本屋』

  • 著者:松浦弥太郎

  • 出版社:集英社

この本では、松浦弥太郎さんの人生と、
本の歩みが綴られています。
日本の教育に馴染めずアメリカに飛び出し、
今に至るまで重ねてきたさまざまな体験が詰まった一冊です。

柔らかく温かな文章と、内に秘めた想い、旅先の異国の魅力が素敵な本でした。


▼自由に生きるとは

僕らが受けた教育は点数を競い合い、できないことへの努力をしいられ、常に前へ前へと背中を押されるものでした。

『最低で最高の本屋』 序文

わかる。
私も2年前くらいまで、
「努力しなきゃ」「上を目指さなきゃ」
「一生懸命でいないといけない」と思っていた。
その考えが標準インストールされていた。
日本の教育や社会がそんな空気を持っていると思う。

でも、ハ・ワンさんの書籍『あやうく一生懸命いきるところだった』や、
大原扁理さんの『年収90万円で東京ハッピーライフ』を読んだり、
東南アジアに暮らしてみて、
「一生懸命努力する事や仕事に打ち込むこと
だけが幸せではない」と知れた。
新しい考えをインストールする事ができた。

「仕事よりも家族・友人との時間を大切にする」
「時にはサボる」ことも、
選択肢として持っていていいんだ、と思った。

就職しないでいることは決して悪い事ではありません。何もしていないから不真面目なのではないし、人間失格でもありません。毎日を少しでも幸せに生きよう、そうするにはどうしたらいいのかと日々工夫することができれば、僕はどんな生き方、過ごし方でもいいと思います。それが自由ということです。人にはその人にしかわからないそれぞれがあるから、歩む道もたくさんあって、その道それぞれに良さがあって、それは選ぶことができて、選ぶものがなければ新しくつくれば良くて、何回やり直しても自由に、止まったり引き返したって良いのです。

『最低で最高の本屋』 序文

思わず、いつもと違う色でマーカーを引いた。
子どもができたら、この言葉を子どもにも教えたい。
松浦さんの想いのこもった序文だった。

「良い成績で、いい大学に入り、いい企業に就職する」という日本の在り方に疑問を抱き、その道を選ばず自分の足で歩んだ松浦さん。
だからこそ分かる葛藤を、当時の松浦さんと、
現代の同じような葛藤を抱く人に向けて肯定してくれている。

なんだか、気持ちが楽になった。
もし無職の期間があっても深く思い詰めず、後ろめたく思わず、
自由に幸せに生きよう、と思えた。



▼本屋の在り方

もしかしたら本屋だけでやっていくこともできたかもしれないけど、ギラギラした感じではやりたくなかった。
(中略)
売り込むというよりは、見てくれる人とその本を通じてコミュニケーションをとりたかった。お客さんと一緒に楽しい時間を過ごしたかったし、そうやって人と出会いたいと思っていました。

『最低で最高の本屋』 思いついたことはすべてやる

「ギラギラした感じではやりたくなかった」
これ、すごく分かる。
noteやInstagramの投稿を通じて、
お客さんとのやり取りを楽しみたい。
ギラギラ必死にしたくない。
お客さんをただの数だと思いたくない。
人と人の、心が通った関係を作りたい。
この根幹は忘れないようにしたい。

自分も選書サービスを始めると宣言し準備する中で、
「やばい、ギラギラしてしまっている」というときがあった。
どうしたらInstagramを見てくれる人が増えるか、
フォロワーさんが増えるかを気にしまくっていた。

もちろん、それらの勉強をして作戦を練る事自体は悪い事ではないと思う。
ただ、その時は「フォロワーさんを集める」が目的になっていた。

それは良くない、と気づけた。
繊細で生きづらさを感じる人が本を通じて
生きづらさが楽になったり、
感性豊かに本を楽しみたい人が
本をキラキラと楽しむ。

それが目的であり、Instagramはそのサービスを知るための手段に過ぎない。

弥太郎さんの柔らかい意思と文章で、
改めて自分の在りたい選書サービスについて気づけた。
ありがとうございます。


僕のセレクトだって、すごく偏っています。でも、その偏っているということが面白いんじゃないかなと思うのです。

『最低で最高の本屋』 僕の旅する本屋

なんだか、ホッとした。
選書サービスをします、って宣言したものの、
やはり本について知っておかなきゃと不安に
思うことがあった。

ただ趣味で本を読んでいた頃よりも、
なるべく本に触れる時間を多くしているが、
本は無限にあるし、
それを追い求めるときりがない。

でも、弥太郎さんがその偏りが面白いという
ポジティブな発想に救われた気がする。
自分のサービスでも、
このマインドを芯に楽しもう。

どんな人でもダメな部分が最も魅力的だったりするし、ダメなところがあるからその人の深さが見えてくる。店に並べる本についても、世界で評価されているものだけを並べる必要は無いと思っています。

『最低で最高の本屋』 最低にして最高の道

なんてこの方は懐の深い人なんだろう、と思う。
自分の弱い所も人の弱い所も受け入れる強さが
あるんだなと思う。
そんな大人になりたい。


▼最低にして最高

高村光太郎の作品のなかに「最低にして最高の道」という詩があります。
(中略)
これを読んだときに「ああ、別に最高じゃなくてもいいんだ」と思えて、すごく楽な気持ちになりました。
(中略)
世のなかのことも、自分の心のなかにあることも、すべてを受け入れるというのが、最低で最高の生き方なんだとわかったのです。いいところも悪いところもある。どちらも自分なんだから、それをきちんと認めて、両方と上手く付き合っていくのが本当の生き方だと知りました。一生懸命ガチガチに自分を固めるのではなくて、裸になってしまっていいんだ。悩んだり苦しんだりすることにも普通に向き合っていけばいいんだ・・・・・

『最低で最高の本屋』 最低にして最高の道

この、すべて受け入れるって難しいことだと思う。
私は、弱いところを見せられなかったり、
上手くいった部分だけを見せようとしてしまう。

多分「弱いことがいけない」みたいな価値観が
残っているからだと思う。
弱くていいんだな。

この本を全体を通して、
「芯はあるけどしなやかで、優しく柔らかい」という印象を受けた。
きっとそれは、弥太郎さんが、色んな環境でも
自分の気持ちを大事にして挑戦していること、
できなかったことや上手くいかなかったことも
受け入れられていることが、
それを作っているのかなと思う。


この本から、生きるにあたっての自分の受け入れ方を知れました。

また、ここではピックアップしませんでしたが、後半のLONDON、NEW YORK、台湾などの旅の様子もとても素敵でした。
異国のおもしろさや、その土地の自然・建物や空気感の表現がやわらかくきれいで、虜になりました。

もし「この本読んだよ!」って人がいたら、
ぜひあなたの感じた事を教えてください。
(人によって切り取る所が違うのが面白いし、
同じ文章を読んでも感じ方が違うのが面白いから)

「読んだことないけど、
この記事読んでこう思った」とかも嬉しいです。


もし良ければ、他の本の読書日記も見ていってくださいね~。

今日もありがとうございました。


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