観劇日記 ノートルダムの鐘①~フロロー
劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』を観劇した。
今回が初演ではないが、私にとっては「初演」だ。
率直な感想としては1幕目までは「主役はフロロー?」であった。
フロローは自分の価値観が絶対だ。自分が正しいと信じている。
弟の醜い忘れ形見カジモドを育てようと決めるのも
純粋にかわいい弟の忘れ形見だからというより
罪を犯した弟の業の結果がカジモドの醜さであり
だからこそ正しい自分が「正しい道」に導いてやらなければと
考えた結果。
エスメラルダに対する思いも初めから剝き出しの
「女」に魅かれたというよりも
カジモドにも普通に接する彼女の心の在り方がまずあり、
自分だけのものにしたい、自分が正しく導きたいという歪んだ欲に進んでいいく。
フロローは芝清道さん。私の推し俳優の一人
人間の業を逃げも隠れもせずにありのまま演じる。
『地獄の炎』は圧巻だ。
人間の恐ろしさ、醜さは外観ではない。
化け物はフロロー
全体を通せばカジモドが主役。
フロローの独善が立ってカジモドの無垢が活きる。
