第53回:柱に刻んだ「わが家」への想い。着実に完成に近づくわが家。~27歳夫と29歳妻、なんとなく資料請求から始まったマイホームの話~

待ち合わせは「1時間遅れ」のスタート

2026年5月23日。この日は積水ハウスの現場監督に、我が家の工事の様子を案内してもらう日だ。

15時待ち合わせだったが、前のお客さんの対応が長引いたとのことで、現場監督が1時間以上遅刻してくるというハプニングから始まった。

注文住宅の現場では、監督が複数の現場を掛け持っているためか、こうしたタイムラグも「家づくりあるある」の一つなのかもしれない。幸い、外壁の様子をじっくり眺める時間ができたので、ポジティブに捉えることにした。

ついに姿を現した「ベルバーン」

足場の外からでもはっきりとわかったのが、積水ハウスが誇る陶版外壁「ベルバーン」が貼られ始めていたことだ 。

設計段階で何度もサンプルを見て、街中の実例を夫婦で探し回ったあの日々。実際に自分たちの家の壁として重厚な質感で並んでいるのを見ると、シャーウッドを選んだ満足感が一気に込み上げてきた。

大工さんは「孤高の職人」だった

現場への差し入れとして、水とお菓子を8名分ほど用意していった。建方(たてかた)の時の賑やかな様子をイメージしていたのだが、現場に入って驚いた。

「大工さんは、今日はお一人ですか?」

聞けば、積水ハウスの現場では通常1人の大工さんが担当することが多く、その日もやはり1人だった 。8人分の差し入れを1人の職人さんに託すことになり、少し気恥ずかしかったが、この広い家をたった1人で、ミリ単位の精度で形にしていく職人技には、ただただ敬服するばかりだ。

着実にできていく「内装」

外装だけではない。内装の工事も着実に進んでいる。
断熱材が壁に詰められ始めているし、間取り通り部屋を仕切る壁や柱も建ち始めている。

2階に上がれば、将来リビングや書斎になる場所も形になってきている。ワクワクしないはずがない。

足場の上の「絶景」とソーラーパネル

せっかくの機会なので、足場にも登らせてもらった。 2階リビングの高さから見える景色を確認し、その視線の抜けに改めて「2階リビングにしてよかった」と確信した。

また、屋根の上を覗き込むと、すでにソーラーパネル(太陽光発電設備)が設置されていた。GX補助金(110万円)の要件でもあるこの設備が、わが家の家計を支える要となる。普段は見えない屋根の上の働き者を確認できたのは、大きな収穫だった。

柱に刻んだ「記念のメッセージ」

この日のハイライトは、構造体の柱に直接メッセージを書かせてもらったことだ 。

「2026年5月23日 家族みんなが健康で過ごせますように」

そんな想いを書き込み、柱を背に夫婦で記念撮影をした。壁が貼られれば見えなくなってしまう場所だが、自分たちの手で家の一部に魂を込めたような、そんな不思議な充実感があった。

完成まであと2ヶ月

工事は想像以上のスピードで進んでおり、当初予定通り2026年7月25日には入居できそうな勢いだ。

地中の鋼管杭、基礎、そして今回の柱と屋根。目に見える部分が増えるたびに、あの土地陥没に絶望していた2025年の自分を「大丈夫、最高の家が建つぞ」と励ましてあげたくなる。

次に見に来る時は、内部の造作がどこまで進んでいるか。新生活へのカウントダウンは、確実に始まっている。

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