私の好きなカバーソング(197)「When I Fall In Love (恋に落ちたとき)」マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンス、キース・ジャレット、ブラッド・メルドー、ナット・キング・コール、カーペンターズ、セリーヌ・ディオン
今回はジャズスタンダードの名曲です。1952年の映画のために書かれた曲で、作曲は過去記事「Love Letters」「星影のステラ」と同じビクター・ヤングさんです。多くのビッグアーチストたちにカヴァーされ、今回取り上げるのはレジェンドの作品ばかりになりました。
マイルス・デイヴィス(1926-91)さんは1956年のいわゆるマラソンセッション(レコード会社との契約消化のための2日間大量録音)で取り上げ、この曲は1962年リリースのアルバム「Steamin' With The Miles Davis Quintet」に入ってます。私がこの曲を知ったのもこのマイルスのバージョンです。ミュートトランペットでバラードを優しく奏でるマイルス、堪らんです。
偉大なピアニストたちの名演を3つ。ビル・エヴァンス・トリオ「Portrait In Jazz」(1960)からです。
キース・ジャレット(1945- )さんの「After The Fall」はキースが病気療養から復帰した1998年のスタンダーズトリオのライヴです。
2007年の「Marian McPartland's Piano Jazz」からブラッド・メルドー(1970- )さんのソロピアノです。自身もジャズピアニストであるマリアン・マクパートランドさんがメルドーをゲストに迎えたラジオ番組の録音盤です。
私が恋に落ちるとき・・・
それは 永遠の愛を意味する
そうでなければ 私は恋はしたくない
慌しく落ち着きのないこの世界
愛さえも 始まったと思ったらすぐ終わる
月夜に交わしたたくさんのキスの温もりさえ
暖かい太陽の下で冷めていくように感じられる
・・・ ・・・
そして あなたも同じように感じてると私が感じるそのときが
私が恋に落ちたと知るとき
という歌詞でヴァースがあるのを含め、ボーカルものも多くのカヴァーがあります。3作だけ厳選します。
まずは鉄板のナット・キング・コール(1919-65)さんです。「なんという艶やかな声なんでしょう!」(フィギュアスケート解説の高橋成美さん風)
カーペンターズも歌ってます。カレンさん没後の1989年発表のアルバム「Lovelines」からです。しっかりバースから入ります。
メグ・ライアンとトム・ハンクスが共演したヒット映画「めぐり逢えたら(原題:Sleepless In Seattle)」(1993)では、セリーヌ・ディオン(1968- )さんとクライヴ・グリフィンさんのデュエットがラストに流れます。「めぐり逢えたら~愛のテーマ」というタイトルで曲もヒットしたようです。
この時代、メグ・ライアンもトム・ハンクスもいろんな映画に引っ張り凧でした。
