私の好きなカバーソング(173)「Old Devil Moon」ソニー・ロリンズ、カサンドラ・ウィルソンとジャッキー・テラソン、akiko、マイルス・デイビス、マッコイ・タイナー、アニタ・オディ
秋が深まり、北海道では雪虫が飛び始めました。この季節、月がきれいですね。noteでは月を題材にした記事が多いです。音楽関連では、私が毎回楽しみにしているgroove_PICさんの「月を愛でつつ聴く曲は|極私的プレイリスト」もありました。月は大昔から人々の暮らしや心の持ち様に深く繋がっています。朧月夜とか中秋の名月、ハーヴェスト・ムーンとか特定の時季に紐づいた月の呼び方が日本にも海外にもあります。
今回の「Old Devil Moon」もそのひとつと思ってましたが、全然違いました。1947年のミュージカルの挿入歌です。君の瞳の中にold devil moon(悪魔のようなお月さま)があると言い、月の素晴らしさとお相手の女性の魅力、自制心を失いメロメロになる自分が描かれます。
私が曲を知ったのはソニー・ロリンズ(1930- )の名盤「ヴィレッジ・バンガードの夜」(1958)です。ピアノレスのトリオで吹きまくる巨人ロリンズ氏、かっこよさ全開です。
歌詞はこんな感じです。
君を見たら 君の瞳の中に何かいるのが突然見えた
それがぼくを君の虜にした
それは悪魔のようなお月さま 君が空から盗んできた
それが君の瞳の中にいたのさ
・・・
君といるとぼくの心は 魔法のじゅうたんに乗って空高く舞い上がる
君の瞳の中の悪魔のようなお月さまが
ぼくを君への愛で盲目にしてしまう
カサンドラ・ウィルソン(1955- )さんはピアニスト、ジャッキー・テラソン(1965- )さんとのデュオアルバム「ランデヴー」(1997)で取り上げてます。悪魔の月から下りてきたかのようなカサンドラさんのダークな声はこの曲にぴったりです。
ジャズ歌手akiko (1976- )さん、2005年のアルバム「Simply Blue」からです。ライブの熱気がすごいです。
帝王マイルス・デイビス(1926-91)さんはアルバム「Blue Haze」(1954)からです。この時代のマイルス、私の大好物であります。
ジャズピアニスト、マッコイ・タイナー(1938-2020)さんのピアノトリオアルバム「Reaching Fourth」(1963)からです。
アニタ・オディ(1919-2006)さんがオスカー・ピーターソンさんのカルテットをバックに歌う1957年のアルバムからです。ハスキーな声が素敵です。
