見出し画像

「JA」「JA全農」と「米政策」「小泉進次郎」

JA(農業協同組合=農協)という言葉。いろんなイメージがあると思うんです。ただ、それが「人によって結構違うんだな~」というのが最近分かりました。

私はよく「JA全農」を批判するんですけど

備蓄米放出はJAのため!? と書いてありますが、よく読むとJA全農の批判をしているって事が分かりますよ👍

それが「JA」を標的にしている?小泉進次郎と同じことしてる?と勘違いされるみたいですね。


そこで今回「JAの仕組み」「米政策の推移」を簡単にご紹介して、誤解を解いてもらおうと考えました。ただ、JA(単協)は全国に500ぐらいありますから、すべてにこの説明が当てはまるモノではありません。そこら辺、念頭に置いて読んでくださいね~



JAの仕組み

まず、JA(農協)とは「農民が出資して作った協同組合」。だから組合員は全員農家です。ただ「JAバンクに口座を作りたい」「農地はないけど耕したい」など、農家じゃない人を対象にした「准組合員」という制度があります。

つまり、JAは生協みたいな「協同組合」。組合員じゃないと利用できない「非営利組織」です。株式会社じゃないので「株を50%以上保有されて、乗っ取られた!」という事にはならないんですね~



JAグループの仕組み

さらに、上のサイトを見ると「JAグループ」と書いてあります。普段みなさんが接しているのは「JA単協(じぇいえい たんきょう)」

アンテナショップ・ガソリンスタンド・直販所などを直接運営しているJAもありますよ~


ただ、例えば北海道だと「食料自給率200%」ですから、JA単協が全農産物の販路を見出すってのは、難しいですよね~

そして、農業は1つの産業ですから「雑多な事務作業」「たくさん集まった方が効率良い」という仕事もあります。

そこで

  • 農産物の販路開拓、肥料・農薬の一括購入

  • お金のやり取り

  • 農作業中の事故や凶作など農作物に対応する保険

こんな仕事を

  • JA経済連(都道府県組織)・JA全農(全国組織)

  • 農林中金

  • JA共済

が代行しています。この他にも、私がよく記事を引用する「日本農業新聞」や、みなさんがお住まいの地域にある「厚生病院」「JAの組織」

そして、全体を取りまとめているのが「JA全中」……サイトの中に組織図があるので、興味のある方は見てくださいね~

こういうのをまとめて「JAグループ」なんです。


ホクレンは、北海道のJA経済連

北海道のJA単協は、道内でひとつの組織を作りました。それが「ホクレン」

ホクレンは、JAの都道府県組織「JA経済連」のひとつです。

ホクレンのマークを見ると、消費者は「美味しい」「本物」という良い印象を持ってくれます。だから、バンバン売れる。そんな感じで「JA経済連だけでOK👍」というJAもあるし、もっと大きな組織に農産物を売りさばいてもらうJAもあります。


JA全農は、JAの全国組織

その「もっと大きな組織」というのが、全国をまたにかける「JA全農」

巨大な組織力を生かして、農産物を売りさばいたり、農業資材を大量に安く仕入れたりする組織です。


ただ、JA全農は「JA単協の本店」ではありません。


全てのJAは独立採算

JA単協も、JA経済連も、JA全農も、全て「独立」しています。

  • JA単協:農家が出資して作った組合

  • ホクレン:北海道内のJA単協などが出資して作った組合

  • JA全農:JA単協やJA経済連などが出資して作った組合

ですから、農家はJAから農業資材を買う必要もないし、農作物を全てJAに出荷する必要もありません。ただ、米に関しては色々あって……


米の歴史

第二次世界大戦後、日本が飢えていたころの話です。

当時は食べ物が最優先だったので「とにかく米を大量に生産せよ」という事で「食糧管理法」という法律で農家をしばり

政府は農家から米を全量買い取っていました。


当時から、JAが米を集荷していた

その際、農家から米を集めていたのが「集荷業者=JA」

農家➡️集荷業者(JA)➡️食糧庁➡️卸➡️小売り➡️消費者

こんな感じで、大体のお米が流れていたんです。

だから、農家とJAには強い繋がりがあり、どんな時も全量買い取ってくれるJAは「農家の強い味方」だったんですね~。


飽食の時代に合わなくなったJA

ただ、この法律。1995年に廃止されました。というのも、減農薬で育てても、有機農法で育てても、JAの買取価格は「一緒」

だから「美味しい米をつくりたい」「環境保全に力を入れたい」という農家が、「美味しい米が欲しい」「安全な米が欲しい」という消費者に直接米を売るようになり……

やる気のある農家から「JA離れ」が進んでいったんです。


利権が絡むJA

一方、こんな感じで「巨大」「お金がからむ」組織のJAですから、いろんな思惑が交錯します。

たとえば「国産米に中国産米を混ぜて、高く売る」こんな事を、平然とJAの名のもとに行い、裁判で負けた組織があります。

この本の著者は、前職が「日本農業新聞の記者」つまり「JA関係者」

その人が、JA京都中央会の悪行に耐えかね、米を同位体研究所に持ち込み、「魚沼産」や「滋賀産」の米に「中国産と判別される米が混入している」ということを突き止めた💢

これ、すごいんですよ……

「遺伝子検査」というと普通「PCR」を思い浮かべますが、それだと「玄米100グラム」とか、そういう単位で「大量のタネ」が必要になります。

それをこの記者は、市販の白米を「同位体研究所」に持ち込んだ!

科捜研の女状態💦すんごくお金がかかっています💦💦


この裁判に先立ち、JA京都中央会を牛耳っていた人は「100%でたらめ」「我々を支援して」と全国のJAに募金を募り、1500万円集めたそうです。そして、それがどうやって使われたのかは不明……


JA共済もヒドイ

あと、JA共済に関してはコチラ

この本も前職が「日本農業新聞の記者」つまり「JA関係者」が書いています🤣

  1. 日本農業新聞では、JAを名指しで批判する原稿は通らない

  2. JA共済連が「広告差し止め」をちらつかせながら、都合の悪い情報を潰す

  3. JA内で実際行われている「JA共済ノルマのこなし方」

  4. JAグループの会長が、カネと権力欲しさに定年規則を変更する

こんな事例が、盛沢山💦💦

特に4.定年規則の変更は、最初にご紹介した「農協のフィクサー」でも紹介されていました。よく使われるんですね~💦というか「JAグループの会長」とは、そこまでして留まりたい「美味しい立場」なんですよ。

この本を読んで「JA職員にはなりたくない🥶」と、本気で思いました。


JA全農も、色々おかしい

そして、今回の備蓄米放出報道。1回目も2回目も、JA全農が94%落札。

画像をクリックすると、農水省のサイトに飛びます
これが1回目
コチラが2回目

「全国農業協同組合連合会」「JA全農」ですよ~

備蓄米放出詳細を公表した際、江藤農林水産大臣は

申込数量は特定の者による買い占めや、応札価格の高騰が起きないよう、集荷実績に基づき上限を設けることとします。

と、言っていたのにね😇 

その「上限」って、何🤪

この発言は農林水産省のYouTubeで公開されているので、YouTubeのショート動画でその部分だけ切り抜いて紹介しています。


小泉進次郎がぶっ壊したかったJA

つまり、私が「農家のためにならないからぶっ壊せ」と言っているのは、悪い事をする「JA経済連」「JA全農」などの上部組織のエライ人

小泉進次郎(を裏で操る人)がぶっ壊したかったのは「協同組合というあり方」……株式会社なら買収できるのに、農業協同組合じゃできませんからね~。


農協の金庫「農林中金」

特に「農林中央金庫(農林中金)」

農林中金 よくあるご質問 より 2025/4/18引用

全国のJA・JFバンクなどから「62兆8519億円」……そりゃ、欲しいでしょうなぁ😑


農林中金が大損しても、JA全農には関係ない

そして、その運用を米国債で行っていたため、金利差で「1兆5000億円、損しました💦」

この穴埋めのために「米価高騰」という人がいるんですけど……

米の販売は「JA全農」。農林中金とJA全農は別組織なので、そういう資金の流れは基本的にありません。ただ、追加の出資をお願いするし、将来的にはその出資金が返ってこないとかは、あるかもしれませんけどね。

実際、農林中金は2024年、JA単協などに「増資のお願い」をしています。

⬆️この記事を書いたのが「農協のフィクサー」を書いた人🤣

5月以降に行われた総代会(企業の株主総会に相当)で、「なぜ農林中金の投資の失敗を、農家組合員の資金を使って穴埋めしなければいけないのか」など、増資要請に応じることに反対する意見が相次いだのだ。

ホント、その通り!
だれも出資しなきゃいいんです。


満期まで持っていればよかったのに……

農林中金は満期まで米国国債を保有すればよかったんです。それなのに、売ってしまった……

そうせざるを得ないように、会計制度を「簿記会計」から「時価会計」に変えたのは

東海東京証券 証券用語集 時価会計 より 2025/4/30引用

国際会計基準……ハゲタカグローバリストであるというのは、容易に想像できます。



……こういう事なのです。

JAの事、よく分かりましたか?この記事では、分かりやすさを優先しているので、間違ったことを色々書いています。ただ「どうしても訳が分からない」「そこはどう解釈しても間違いです」って事があればご指摘ください👍


いいなと思ったら応援しよう!

よんさん:味覚と知識を駆使して「旨くて安全な食べ物」を探す環境計量士 私の記事は、あなたの生活に役立ちましたか?もし、そう思っていただけるのなら、この記事を拡散してください。それが一番のサポートです!また、化学的なことで、よく分からない事、知りたいことなどあれば、コメントを。私が知っている事であれば、noteで記事にします!

この記事は noteマネー にピックアップされました

noteマネーのバナー