インフルエンサーの発信、鵜呑みで信じていませんか?
最近、こんなXの投稿を見たんです。

あれ?
この本、持っているんですが……
こんな内容だったっけ?
結論からいうと
「最終段階:ターゲットとする国の民衆が、無抵抗で腑抜けになったら大量移民。」という記述はありません。
そもそもこの本は
平時から非常時に備える:地下シェルターや食料備蓄
非常時に備えて役割分担、訓練
非常時になった場合
侵略に立ち向かう(具体例)
こんな内容で、非常時に政府が取るであろう行動、国民に推奨する備えを具体的に説明している本なんです。そういう意味で侵略者が「工作員を政府中枢に送り込む」みたいな記述はあります。
ただ、
国と国民
雇い主と労働者
こういう分断されがちな関係が一致団結している。政府が信頼できるというという前提で話が進みます。だから、日本とは状況が全く違う🤣
では、具体的にどんなことが書かれているか、説明しますね~
最も強調されている「自由・独立」
この本で最も強調されているのが「自由・独立」の意味。
われわれの最も大きな基本的資産は、自由と独立です。
自由と独立は、断じて、与えられるものではない。
自由と独立は、たえず守らねばならない権利であり、ことばや抗議だけでは決して守りえないものである。手に武器を持って要求して、初めて得られるものである。
その「自由・独立」が脅かされるのが戦争で、今までもいろんな戦争があったよね。だから、これからも色々ある可能性があるよ。たとえば「核戦争」これは長期戦になるから、ペットと一緒に避難できる頑丈な地下シェルターを作り、食料備蓄しましょうね。
食料はいつもあるとは限りません。輸入?非常時にできる訳、ないよね。
「蜂蜜は、いつも流れ出ているわけではない」
一たび輸入がとまったとなれば、買いあさりが行われやすい。この買いあさりはすべての人が十分な資金力を持っているわけではないから、反社会的な行動として、これを非難しないわけにはいかない。さらにまた、買いあさりがおこれば、流通機構に平常以上の負担がかかるので、日常生活用品の供給が困難になり、ひいては国内の在庫品の分配が不公平になる。このような買いあさりに加わることは、自分の社会的連帯意識の低さ、つまり、自分勝手な事をしたのでは社会が成り立たないという意識が欠けていることを、暴露するだけでなく、自分が有事の際の備え、貯えを怠っていたことを証明するにほかならない。
そして、「買いあさりが行われないようにして、日常生活用品を公平に分配するのが国の仕事です。」という内容に続くのですが……
今現在、貧富の格差が増大している日本。
子ども食堂でカレーを貪り食う玉木は問題だったが、
— 身代わり地蔵 (@Shin17469858) September 21, 2025
子ども食堂で自分の誕生日ケーキを貪り食う奴が出るとは思わなかった🙄
さすがは自民党。腐り方が違う👎 https://t.co/DtW5emypfD pic.twitter.com/JhNJSBQRRn
平常時なのに子ども食堂があること自体、政治の失敗って分かってる?
そして、こういう人たちに投票する有権者がいるってのが、「民間防衛」の前提と全く異なる点です。
食料備蓄
ちなみに、私がこの本を買ったのは「食料備蓄量の具体例」を知りたかったから。
米:2kg
麺類:2kg
砂糖:2kg
食用油脂:1kg
食用油:1kg
さらに「スープ、ミルク、果物、肉、魚などの缶詰も貯蓄しておく必要がある。」P36
これを、生物・化学兵器で汚染されないように「しっかり包装する」のが推奨されています。
それでも占領された場合
225ページ以降は「戦争のもう一つの様相」ということで、国と国民が団結していても
スイスをいわゆる「新秩序」の下に置く
「こういう人たちは出てくるだろう」という前提で、国と国民が
団結している時(右ページ)
分断している時(左ページ)
に分けて、物語が進行していきます。
まず
国を内部から崩壊させるための活動は、スパイと新秩序のイデオロギーを信奉するものの秘密地下組織を作ることから始まる。この地下組織は、最も活動的で、かつ、秘密なメンバーを、国の政治上層部に潜り込ませようとするのである。彼らの餌食となって利用される「革新者」や「進歩主義者」なるものは、新しいものを持つ構えだけはあるが社会生活の具体的問題の解決には不慣れな知識階級の中から、目をつけられて引き入れられることが、よくあるものだということを忘れてはならない。
うわ~😂
目をつけられるのは知識階級のほか、お笑い芸人ってのもありますね~🤣
日本の国会議員でもいるでしょ?
数多くの組織が、巧みに偽装して、社会的進歩とか、政治、すべての人々の福祉の追求、平和というような口実のもとに、いわゆる「新秩序」の思想を少しずつ宣伝していく。この「新秩序」は、すべての社会的不平等に終止符を打つとか、世界を地上の楽園に変えるとか、文化的な仕事を重んじるとか、知識階級の耳に入りやすい美辞麗句を用いて……。
こういう内容から、冒頭に紹介したような表が出来上がったのだと思われます。ただ「移民」という言葉は、私が確認した限り一度も出てきませんでした。
そして「乗っ取り戦争」という表現もありません。そもそも戦争は乗っ取りですしね。
「武力を使わない戦争の形」ってのも違います。情報戦の後に武力で占拠されることを想定して、「レジスタンス(抵抗運動)」という項目で、国民に何ができるか、政府がどういう行動に出るか、具体的に説明しています(p273~)。
あと、第一段階など段階に分けてもいません。この表を作った人が分かりやすいように付けたのかもしれませんが、これを「民間防衛」の書より と言い切るのって、無理じゃないですかね😅
自由・独立を守るテキスト「民間防衛」
こんな感じで「自由・独立」を犯すのが戦争であり、それを守るための教科書としてスイス政府が国民に配ったのが⬇️
インプレッション数やいいねの数だけで「コレは信じられる」と判断すると
簡単にだまされますよ。自分で調べて裏取りするのは大切。その上で「分からない」「判断できない」ってのもアリなのでは?そのうち分かるかもしれないしね👍
……というのも、動画にしています
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