【後編】今すぐプロへ依頼すべきものは何?重要なのは『ここぞ!』の見極めを見誤らないこと
peak silenceの3人による週刊リレーコラムです✍️
今週はmamiの当番です。
𓂃✍︎本記事は約4,400字のテキストと31枚の写真で構成しています✰˒˒꙳⋆
前回までのあらすじ
前回はこれを切ってる途中に、

『あれ、、なんか私、、ずっと何か切ってない??』ふとそんな現実に気づき、2013年から始まった私の裁断史を振り返った記事でした。
歴代4台の裁断機と付属品の話で5,000文字語れてしまいました😂


そして、先週裁断したのが最後。さすがにもう切ることはないでしょう。と思ってたら・・・
2週間も経たずしてまた切ってた・・・!!

しかも今度はなんと・・・
写真家のホンマタカシさんの写真をご本人の目の前で大胆に裁断するというね、ああ、もう私はこういう運命(カッターマットと共にある人生)確定なんだ。。そんなことを思いました。
でももうこれ以上は本当に切る予定はない。
フリでもなく本当にない。次あったらもうこの運命を受け入れるしかあるまい。
ここぞ!という時の見極め方
前回お話しした↓こちらのトピックについて今日は補足したいと思います。
・自分たちでできるところは精一杯頑張って、ここぞという場面ではプロの力をお借りして唯一無二の販促物を制作してきた
・その積み重ねによって「こうしたい」が少しずつ「できる」に変わり、クリエイターとしての実力が鍛えられたと実感している
・実際に自分の手を動かすことで、社会の仕組みやサービス(企業努力)の背景への理解が深まり、目に見えない支えに対する感謝が生まれた
簡単に業者に甘えるべからず!とはいったものの、現実には時間も人手も足りない中で一体どうしたらいいのか。
重要なのは、その『ここぞ!』の見極めを見誤らないことです。
ROROの場合、理想的な商材が当時は存在しなかったこと、コスト面の制約という必然的な2点により業者さんに頼りたくても頼れない状況がありました。
幸いにも前職のアパレルでDIY精神が鍛えられていたので上手くバランスを取っていましたが、"影響範囲の大きさ"を判断基準にすることもありました。
【影響範囲の大きさで測る】
販促物はブランドの印象や売上に直結するため、重要な場面ではプロに依頼する価値が高いと考えます。しかし、認知度が低い初期段階や影響力の少ない場面では自分で一から調べて挑戦して、失敗して、時々成功してまた失敗する、一見効率が悪く時間の無駄に思えるプロセスを省かないことが重要です。
その過程でブランドのスタンスや"こう在りたい"という小さな意志が自然と芽生えてきた実体験からそう思います。
そしてその芽を摘まないように大切に育て、ある程度形が見えてきた段階でプロの力を借りる、という段階的アプローチが個人的にはおすすめです。
人間のエゴとブランドの意志が離れて、それぞれが輪郭を持って共に成長し、やがて手を離れ独立する・・まるで人間の子育てのようですね👶🍼

人間が普遍的な存在であるように、ブランドも同じように成長を急がない、完璧を求めない、すぐに結果を期待しない、そういう視点も大事かもしれません。
市場という環境から学び、独自の存在意義を育んでいるブランドはやはり魅力的ですし、説得力が全然違います。
てんやわんやシリーズ🤯
次に重要になってくるのが柔軟性でしょうか。
何事もまずはやってみないことには始まらないですもんね。
RORO時代も専門外の分野でてんやわんやした経験は数え切れないほどあります🤭
その一部をご紹介しましょう。
🎙️YouTube開設

☝️何かと地面で作業しがちなのはクリエイターあるあるでしょうか。
お取引先様やバイヤーさん向けに商品の解説動画を撮って最後にナレーションを入れてる様子。

amusement park (メリーゴーランド)
こちらは品番03、商品名はアミューズメントパークです。
キャッチーな馬のモチーフはありそうでなかった紳士のドレスソックスのようなデザインにしました。
各色ベースに合わせて細かく配色を変えてじっくりと見た時の面白さと楽しさをつくれたらと思いながら制作しました。
細かい柄の中にラメが入っていてガーリーさと立体感がでています。
ROROの独特な色使いとドレスソックスのガスシルケット糸でつやのある上質な表面感になりました。
丈はハイカットで、ショートパンツにも合わせやすいです。
パンツとテーラードのセットアップとドレスシューズにあわせて、柄のおもしろさと可愛さを強調して履きたい一足です。
直接目を見てお話することでしか伝わらないものがある一方、生産背景や技術的な仕様など、構造的な情報は動画の方が適していました。
しかし、しかしだな、編集が大変すぎて最初で最後の幻の一本となりました😇
📸狭小住宅での物撮り

☝️家にある使えそうなもの総動員。
チャンスは晴天〜曇りの正午前の30分。白い布は家中のカーテン、左のレフ板はまな板、アウトドア用の簡易照明に巻いてるのはトレーシングペーパー、乗せてるのはヨガブロック、ティッシュでまくらをつくり平置きの靴下をふわっと立体的に、カメラはスマートフォンで📱
そしてスマホなのに無線テザー撮影してて一丁前感がすごい😂
テザー撮影とは、カメラをPCに接続してPCのモニターで撮影の仕上がりをリアルタイムで確認しながら撮影する方法です。プロの現場では、クライアントやスタッフと確認を取りながら進めることができ、修正や調整が容易になります。広告撮影など複数人で行う撮影では特に重宝される撮り方です。
テザー撮影なんてプロの技をどこで覚えたかというと、自分で一眼レフカメラが扱えたらできることの幅が広がるなと思って、撮影の勉強をしたことがあったのです。

暮らしのマーケットの勉強版のような当時のマッチングサービスを使って探し、現役で有名雑誌でご活躍なさっているプロの方に教わる機会を得ました。
てっきり市民の写真教室みたいな和やかムードで進行するのかと思いきや、その道何十年のバチバチのプロと、雰囲気だけで乗り越えてきた写真のど素人との一対一の教室は窓ガラスがピリつくほどの緊張感がありました😇
確か初心者も歓迎って書いてたはずなんだけどなぁ?大歓迎じゃない限り歓迎じゃないとか?または業界の暗黙の記号にすぎず、本当は弟子入り希望とかセミプロが行くようなスタジオだったとか?
あと私のようにAdobeで酸欠になるようなタイプはカメラは向いてない可能性高いですねぇ。。(酸欠については前々回記事参照)
それでもなんとか数日スタジオに通い、グレーカード(カメラの露出やホワイトバランスを正確に合わせるための小道具)や、ライティングの仕組み、ストロボの焚き方、テザー撮影の基礎知識を学べたことは貴重な経験でした。
そのおかげで早々に最初とは真逆の結論に至りました。
撮影はプロに頼むべし!!!
です。
何事も自分たちで努力してみよう!と奮闘してきたROROですが、撮影だけは別。
ROROにとっての『ここぞ!』の一つは撮影が当てはまります。
AIをはじめとするテクノロジーの進化は目覚ましく、高性能なスマホカメラや加工アプリによって誰でも簡単に"いい感じの写真"が撮れる時代になりました。
しかし、どんなに画質やエフェクトが優れていても、技術だけではどうにも表現できないものがあります。
体感にもとづく説明に過ぎませんが、実際にスタジオで人物撮影を自ら行った際にその違いを肌で実感しました。
写真ってカメラの技術があれば扱えるってものではないと。
現に自然光とオート撮影のみで素晴らしい写真を撮られているプロの方もたくさんいらっしゃいます。
クリエイターとしてはDIY精神も大切ですが、同時に餅は餅屋精神も必要だということをこの時学びました。
👇当時の記録が少しありました

2017年頃、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀風の動画が作れるアプリが流行ったのみなさん覚えてますか?
たまたまROROの展示会を開催していた時にそれが流行って、空き時間にROROバージョン作ってみよう!と遊びで作ったんですよね。



その中に例の写真がありました。
ライティング、ストロボ、カメラ、全部一人でやってみた時の写真。
動画は他にもいろんな写真を入れて完成。


ただの遊びで作ったこれがめちゃくちゃツボにはまって大爆笑でした。
ロバート秋山さんのクリエイターズファイルみたいな、いるいる〜こういうクリエイター!みたいな。まさにそんな仕上がりだったのです😂
面白すぎて多分20分くらいこの動画で笑ってたと思います。
そしたらちょうどそのタイミングでwaguさんのご両親が会場に見えられて、私たちの笑い声がえらく遠くまで聞こえていたと聞きました🙈🙈
👇私が撮った写真

久しぶりに見たけど、、やっぱりへたくそですね…笑
現物の良さを表現しきれず申し訳ない気持ち。
現場の撮影はこなせてもその後のRAW現像や仕上げのレタッチでもセンスが問われるのがカメラの世界。
絞り・シャッタースピード・ISOによって何がどうなるとかもう今は全く思い出せない(師に土下座🙇♀️)

👇プロの写真





今回はカメラ側の視点で書きましたが、その先に映る被写体(モデルさん、ヘアメイクさん)も欠くことのできない最重要メンバー。
誰一人、何一つ欠けても成立しなかったと実感できるのが、本当に"いい撮影"であり、"いい写真"なのだと私は思います。
『いい感じの写真』と『いい写真』の違いに関しても答えは同じです。
ここぞ!という時はやっぱりいい写真をセレクトしたいですね。


👇撮影前に頭の中に描いていたイメージのメモ
これが☝️こうなって現実になるのすごくないですか🥹

絵が下手なだけです…!!
(OPはワンピースの略)
余談:
2014年頃、プロに学ぶ前の知識も技術も何も無い頃に撮った写真の方が上手く撮れてる気がするのは気のせいかな?😇



👇下3枚はスマートフォン

でもこれはこれでgroove感があって好き

Adobeを頑張るしかなかった背景😂

↓
一眼レフカメラを学ぼう!に繋がった
↓
己の限界とプロのプロたる所以を知れた
↓
適宜、餅は餅屋へ🍡
↓
現在に至る
先週の答え合わせ

前回の記事で検証してたのはメインビジュアルの背景でした✨

(🪼も変化あり)
最後まで読んでいただきありがとうございました🙇♀️
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