Fixing Windows11 24H2
Windows11 24H2
Windows11における最新のBuild 24H2は、BSODトラブルが多発するOSと言われていますが、
(実際、世界中で多数のPCに対して重大な支障を引き起こし、世界的なニュースになった)
私の環境でもこの2か月ほどはBSODが多発するようになってしまい、画像生成AIのようにシステムに多大な負荷をかけるタスクのみならず、何もしない状態からでさえBSODが頻発するようになってしまいました。
いい加減仕事に支障をきたすので、根本的に何とかせねばならないなと思い立ちました。
Windows11の再インストール…それもクリーンインストールをこの2か月だけで何十回やったことか。
メソッドは確立しているし、ストレージも現在のPC環境では最速に近い、Gen4規格のM.2 SSDを使っていますので、一昔前のHDD時代に比べれば圧倒的に高速に作業はできますが…それでも様々なソフトやAI環境の再構築をやれば結局は一日仕事です。
ちなみに、ComfyUIをportable形式で動作させる利点は、OSのクリーンインストールを行っていても、各WebUI中最も簡易に復旧できる点ですね。

A1111や、Forge、reForgeをvenv環境で動作させている場合は、結局venv環境から再構築する羽目になりますから。
ちなみに、A1111はしばらく更新がありませんが、構成されるPythonライブラリーは進化し続けている為に、2024年12月現在、通常のインストールでは一部機能においてトラブルが生じることもわかりました。
以下の記事で、なるべく最新の状況に合わせたインストール方法を解説していますが、追加すべき事項が増えたので後日以下に追記していきます。
Anyway、BSODの厄介な処は原因が特定しにくいことです。
ソフト的な原因ならまだしもハード的な原因となると、最悪GPU買い替えとか、基幹部分であるCPU、RAM、MBの総買い替え…とかの事態になりかねませんから、コスト的にも最低最悪のトラブルです。
んで、2024年12月6日現在、完全ではありませんが(まだ、BSODになる時がある)、何もしない状態からは相当stable化できたので、一度ここで実施した対策をまとめておきます。
電源ユニットの分解清掃
メーカーの封印シールを破った時点で保証対象から外れますが、保証期間とっくに過ぎてましたし、そもそもこういう場合は保証対象云々以前に清掃の方が大事だし、作業そのものの難易度も低いので分解清掃しました。

埃の蓄積や経年劣化でコンデンサーの能力が低下していれば、システムへの電力供給もstableではなく、当然BOSDの原因になります。
しかし、この時点では、ほとんど効果がありませんでした。相変わらずBSODは多発していたのです。
電源ユニットの交換
ここで思い出したのですが…「そもそも、この電源買ってから何年たってんだよ?」という、考えてみれば当然の疑問でした。
私は、CPUやMB、GPUは結構頻繁に買い換えますが、電源やケースは基本的に買い換えずに使いまわします。
ちなみに、私が使っているケースは何と20年前の代物です。当時としては最高級品でした。
(尚、私のPC歴はMSXやPC-8801時代からで、自作歴も約30年に及ぶ。AMD-K5時代からの古参兵である)

しかし、ちょっと待て…ケースはともかく電源は消耗品です。私が使っていた電源、いつ買ったんだっけ…最早覚えてねえわ…という位、忘却の彼方でした。
そもそも電源のモデルすら覚えていません。改めて調べなおした処.…この「剛力3 700W」、何と2010年発売です。いつ買ったかの記憶がありませんが、最低でも10年以上使っていたのでしょう。とっくに一般的な寿命を超えて使い続けていた訳です。

そこで、次に電源を買い換えました。BSODの原因かどうかとは無関係に、最早買い替え必須だったからです。

そして、結果的にこれが幸いしました。電源ユニットの交換によりBSODの発生頻度は相当下がったからです。やはり、コンデンサーの経年劣化により、システムへの電力供給が不安定化していたものと推測されます。
ESET Internet Securityの削除
しかし、それでも尚BSODはそれなりの頻度で発生し続けました。この時点で私としてはCPUやGPUの破損という、コスト的に結構最悪のケースが頭をよぎったのですが…
その前にWindows11 24H2はソフト的に問題の多いOSであることははっきりしていたので、ソフト的にまだやれることがあるのではと思い、各種事例を調査しました。
その中で、「一部のセキュリティソフトが原因」というケースを知りました。しかし、私が使うCanonのInternet Scurityは障害情報の中には含まれていません。
それでも、物は試し…かつ費用が掛かる対策でもないので、試みに削除してみた処…これも有効でした。ESETの削除後は、インストール状態に比べて明らかにBSODの発生頻度は下がったからです。
(従前、どれだけBSOD多発してたんだという話ですが…まさに仕事に支障をきたすレベルで多発していた訳です)
M.2 SSDのHBD機能の無効化
WDのSSDが24H2に対して不具合を起こし、ファームウェアが更新された…情報は知っていましたが、私が使うのはKingmaxで当初それほど重視していませんでした。
しかし、SSDが怪しい…という勘のような感覚はずっと持っていて、今日改めて、その障害の技術的な詳細を調べてみました。
すると、これはWD固有の問題ではなく、M.2 SSD全般に広く該当しうる障害であることがわかりました。
24H2においては、M.2 SSDが持っているHBD機能に対して適切なキャッシュサイズを提供できず、それがBSODの原因になっている…のであれば、それは同機能を搭載しているSSD全般に共通する問題である筈だからです。
そこで、まずここで解説されている方法を用いて、私のKingmax SSDのHBDサイズを調べてみた処、最小サイズも推奨サイズも32MBでした。

これらの情報を元にレジストリを編集しましたが、しかしHBD対策としてよく書かれているように、数値「2」では私の環境の場合、安定しませんでした。1でも2でも、BSODが発生したからです。
そこで、一定の性能低下は仕方がないと腹をくくって0設定でHBD機能自体を殺した処…劇的に安定しました。ここまでで、この対策が一番効果があったように思います。
現時点で、BSODが0になった訳ではないようですが…何もしていない状態からは相当安定しました。
そもそも、いつBSODに行くかわからんような不安定なシステムでは、危なくて、おちおち仕事も出来ませんて。
電圧設定
20年位前まで、私はオーバークロックに血道をあげていた時期があります。
ThunderbirdコアのAthlon…とか、燃えましたね。結構、滅茶苦茶なこともやってました。基板から発火して、火事になりかけた事とかも…。
ただ歳を取るにつれて、そういう無茶な事もしなくなり、この15年位はCPUもRAMもGPUも定格以外で動作させたことがありませんでした。
ただ、こうもブルースクリーンが連発するのは、思い返すとオーバークロックで無茶苦茶なことをやってた2000年頃以来の事で、今回はオーバークロックはやりませんが、余りにもシステムが不安定になったこともあり、久々にVRAMの電圧を上げてみました。
システムの安定性を上げる為に電圧を上げる...という定石は、20世紀の時代から変わっていません。
