見出し画像

How to install A1111&ComfyUI built on Pytorch2.12.0+cu132 (※Update as needed)


2026年6月1日現在、Pytorch2.12.0+cu132に対応したxformers0.0.35が公開されている為、最新版に合わせて記述を修正しました。

Pytorch 2.12.0+cu132の登場

先日来、私はPytorchにフォーカスしていた記事を記載していましたが、

Pytorch2.4.0以降はCuDNN9.xに対応しており、かつ現在は最新の 2.12.0+cu132が公開されています。

SD reForge及びForge(以下はreForge用だが、インストール方法は完全に同じ)に関しては、既に下の記事で記述しているので割愛しますが、

A1111及びComfyUIに、これを適用する方法について解説していきます。

本稿では、A1111及びComfyUIにPytorch2.12.0+cu132を適用する形で、それぞれ新規インストールを行う方法を解説します。

尚、既存環境に対してPytorch及びxformersを更新する方法については、以下にて解説しています。

インストール方法

PythonとGitについて

前提となるPythonとGitとインストール方法については、Microsoft Visual Studio含めて以下記事で解説しています。ここでは、Python3.11.x環境をインストールしているものと仮定します。
(尚、下記事ではComfyUIの為にPython3.12.xを使用している)

A1111へのインストール

では、インストール方法を記述していきます。まずはA1111から。

まず、いつものごとく任意のフォルダを作成してgit cloneを行い、A1111用ファイルをダウンロードします。

下図のようにそのフォルダにパスを通してpowershellを起動し、以下を実行して仮想環境を構築し、次いでアクティベートします。

python -m venv venv
venv\scripts\activate

次に、xformersのインストールを行います。また、ここでcpu動作用のtorchが同時にインストールされてしまう為、それを削除しておきます。

pip install xformers
pip uninstall torch

尚、この時ネットワーク経由のインストールが失敗する可能性があり、その場合は下記事を参考にして、whlファイルをローカルドライブにダウンロードしてインストールする方法を試してください。

xformersをインストールした後は、xformersが初期設定では必要とするtritonをインストールします。しかし、tritonというライブラリーには公式にはWindows用whlファイルが存在しません。そこで個人の有志が開発した私製ライブラリーを使用します。

下図のように、以下を入力して実行してください

pip install -U triton-windows

次に以下(下図は124になっているが、下コードのよう132と指定する)を実行して、最新のPytorch一式をインストールしますます。

pip install torch torchvision --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu132

onnx関係は必ず必要になるので、ここでインストールしておきます。下図のように、インストールを実行します。

python.exe -m pip install importlib_metadata onnx polygraphy
pip install coloredlogs flatbuffers numpy packaging protobuf sympy
pip install --pre --index-url https://aiinfra.pkgs.visualstudio.com/PublicPackages/_packaging/ort-cuda-13-nightly/pypi/simple/ onnxruntime-gpu

次に、insightfaceをインストールしていきます。

これはIP-AdapterやReactorで必要になるライブラリーで、A1111は自動でインストールされる筈ですが、どうも最新のreForgeとForgeでは自動でインストールされない仕様になっています。A1111でも結局は必要になるライブラリーなので、ここでインストールしておけば確実です。

以下のコマンドを実行してください。関連するライブラリーも全てインストールされます。

pip install https://huggingface.co/ussoewwin/Insightface_for_windows/resolve/main/insightface-0.7.3-cp311-cp311-win_amd64.whl

尚、ここでは以下の私のHuggingFaceからダウンロードする形です。

ここまで設定を終えたら、いつもの如くwebui-user.batをダブルクリックして、インストールを開始します。この時、xformersを使用する場合は、以下のような記述になります。

@echo off

set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=--xformers --opt-channelslast --skip-python-version-check
set PYTORCH_CUDA_ALLOC_CONF=garbage_collection_threshold:0.6,max_split_size_mb:128

call webui.bat

WebUIが起動すると下図のように、Pytorch 2.12.0+cu132を適用した形になります。下図は、xformersを適用した例です。
(尚、下図はPython3.12.x環境にインストールした形になっているが、ここで解説している手順では、3.12環境へのインストールは出来ない)

ここで、下の記事でも解説しているようにCuDNNの手動更新も行っておくと良いでしょう。

また起動オプションとしては、基本的にxformersを使用する形で指定しておくのが良いでしょう。
(特にUpscaleを行う際には、cross-attentionよりも安定する)

ComfyUIへのインストール

続いてComfyUIへの適用方法ですが、基本は同じです。また、ここではWindows-Portable版を前提に解説します。2026年6月時点で、ComfyUI PortableはPython3.13.x環境で動作します。

尚この場合、Portable版ComfyUIは仮想環境自体がvenv形式ではないので、少しコマンドが違います。

ComyUI用の圧縮ファイルを解凍したら、下図のようにそのフォルダにパスを通した形でpowershellを起動し、まずは以下を実行して、既存のtorchを削除します。

python_embeded\python.exe -m pip uninstall torch 

但し、ComfyUIは常に最新のPytorch環境が最初からパッケージされていることが多く、2026年6月1日現在、最新のPytorch2.11.0+cu130が既に適用されています。その場合は、以下のPytorch更新作業は不要です。そのまま次の工程であるxformers、onnx関係やInsightfaceのインストールに進んでください。

続けて以下を実行し、Pytorchライブラリーをすべて削除します。

python_embeded\python.exe -m pip uninstall torchvision
python_embeded\python.exe -m pip uninstall torchaudio

続けて、以下を実行します。A1111と同様に、xformersと同時にインストールされてしまうcpu動作用のtorchを削除する工程になります。

python_embeded\python.exe -m pip install xformers
python_embeded\python.exe -m pip uninstall torch

次に、以下を入力して実行し、Pytorchライブラリーを全て入れ直します。ここでtorchaudioのみ、私がビルドした非公式版を使いますが、これはtorchaudio公式の開発が2.11.0で終了した為です。

python_embeded\python.exe -m pip install torch torchvision --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu132
python_embeded\python.exe -m pip install https://huggingface.co/ussoewwin/torchaudio-built-on-cu132-for-windows/resolve/main/torchaudio-2.12.0%2Bcu132-cp313-cp313-win_amd64.whl

Pytorchライブラリーの削除と更新が不要な場合は、ここから先の記述に従って進めてください。

次に、以下を入力して実行してください。

python_embeded\python.exe -m pip install xformers

但し、この時torch+cuが削除されて、CPU動作用のtorchがインストールされてしまう事が多々あります。その工程が発生しない場合は問題ないので、次に進んでください。

仮に上のケースが起きてしまった場合は、上で解説しているtorchの削除と再インストールを行ってください。但し、torchaudioとtorchvisonについては、何もしなくて大丈夫です。CPU動作用のtorchがインストールされている状態では、ComfyUIのCUDA動作が出来なくなってしまいます。

次に、A1111と同様にtriton-windowsをインストールしてください。インストールコマンドをComfyUI用に置き換える点は、上と同様です。コマンド文は、以下のようになります。

python_embeded\python.exe -m pip install -U triton-windows

ComfyUIにおいては、ライブラリーのインストールに加えてやるべきことがあるので、以下記事を参照して、その通りに実行してください。

続けてA1111と同じように、onnx関係ライブラリーとinsightfaceをここで入れることが出来るので、コマンド形式をComfyUI用に「python_embeded\python.exe -m pip install」とした上で、それぞれインストールしてください。

まず、insightfaceをインストールしてください。

python_embeded\python.exe -m pip install https://huggingface.co/ussoewwin/Insightface_for_windows/resolve/main/insightface-0.7.3-cp313-cp313-win_amd64.whl

尚、ここでは以下の私のHuggingFaceからダウンロードする形です。

ここで、A1111と同様にCuDNNの手動更新も行っておくと良いでしょう。

次に、sage-attention2のインストールを行います。インストール方法については、以下記事を参照して下さい。

sage-attention2を使用する為に、run_nvidia_gpu.batファイルを編集し、以下の様にpython main.pyの後ろに記述を追記してください。

python main.py --use-sage-attention

ここまで設定を終えたら、いつもの如く下図のように「run_nvidia_gpu」バッチファイルをダブルクリックします。

尚、ComfyUIでは下図のように、特に起動オプションを指定せずとも自動的にxformersが適用されます。

とりあえず、一通りインストール手順を解説してきましたが、何か追記すべき事項があれば追記していきます。

もし、Falsh-Attentionを使用したい場合は以下、私のHuggingFaceから各自環境に適合するバージョンをインストールしてください。


いいなと思ったら応援しよう!