見出し画像

心の奥底で眠っていた夢。ようちえんをつくりたい。

ほんとうにやりたいことって何だろう。

それは、思考が邪魔させる。

フリーランスで働き始めて、やるからには成果を出さないといけない。そのためには、クラウドソーシングでライターの案件を獲得するのがいちばんの近道のように感じた。「書くこと」は好きだし、教育や育児などのジャンルで書くことができれば、子どものしあわせにも貢献できるかもしれない、そう思った。

そして、ライティングの仕事をいくつか続けていたが、育児との両立の難しさや、子どものしあわせに貢献できているか実感が伴わないことが原因で、やっていても苦痛を感じるようになってしまった。


では、母親の相談事業を進めていこう、これはずっとやりたかったことでもある。

私の中で、
「幼児教育」「家族支援」

この2つが、子どものしあわせに直結するものだと強く感じているため、「家族支援」とりわけ、ママへのサポートとなるサービスをつくっていきたいと考えていた。

これは、6年くらい前かな。実は、挑戦してみたことがある。当時は、療育教室に勤めながら、アメブロで育児のことを発信していた。一日に2投稿以上発信することを目標にし、それこそ身を粉にして全エネルギーを費やしていた。

その時は、あからさまではないにしろ、上から目線の発信だったように思う。

スタンスとして、
「もっとこうしたらいい」
「これについて知ってほしい」

子どものしあわせのために、心の奥深くで、親を変えなければならないと思っていたからだ。

発信を続けていき、フォロワーの方も増えていった頃、お話会や個別相談会のようなことをブログ内で告知した。複数名の方に応募いただき、話をさせていただく機会を得た。自分のサービスを提供して対価を得られるはじめての経験だった。

そういったサービスを続けられなくなったのも、ブログも閉鎖したのも、自分のスタンスが自分で受け入れられなくなったからだ。

「もっとこうしたらいい」
「これについて知ってほしい」
そうした上から目線のアドバイスやかかわりに違和感を覚えてしまった。その時は、親でも何でもない、一人の人間。自分に何が言えるのだろう。そして、そもそも、「親を変えよう」とする自分のあり方に疑問を抱く。

そうした背景があり、そのまま、やり切れないまま終わってしまった。

だから今、やるとしたら、対等な関係として、伴走できるあり方としてママの力になりたいと考えている。そうしたサービスだったら、わくわくできる。そのための準備をしていきたい、とも今は思っている。



フリーランスになってから、さまざまな方とお話する機会があった。面接や継続案件の面談や、キャリア相談など。自然と自分のこれまでの経歴や、今の想いやこれからの展望を話すことになる。

話をさせていただくたびに、だんだんと自分のやりたいことが浮かび上がってきたように感じていたが、まだ完全につかめないようにも思えていた。


最近、それが、はっきりとつかめた。

もう、これだ!と言い切れる。

「ようちえんをつくりたい」

そうだ、そうだったよなぁ。
ずっと、思っていたけれど、なんせ思考がブロックをかけてくる。

ようちえんをつくるって言ったってどうするの?
そんな無謀なことできるか?
今はまだその時期じゃないかな。

そんな頭の声の数々で、「やってみたい」という想いをすぐに押し込めてきた。だから、もう「やりたい」という声すら小さくなって心の底に沈んでいた。


先ほど、子どものしあわせに直結することとして、
「幼児教育」「家族支援」
と書いたが、幼児教育に関しては並々ならぬ想いがある。

小学校教員を辞めて、次の方向性を考えた時に
「幼児教育」へと舵を切ろうと考えていた。

「見える学力」と「見えない学力」
「見えない学力」については、今どきの言葉で「非認知能力」とも言い換えられるが、私は「見えない学力」に強い関心をもっていた。

興味のある方は、こちらの本が参考になると思う。すばらしい一冊です。

「見えない学力」は、数値で表すことが難しい学力。テストでは測ることが難しい。非認知能力は、自己肯定感、意欲、持久力などがあるが、そういった人格をつかさどる「人間力」ともいえるもの。

さまざまな研究結果からも、そうした人格形成をつかさどる能力は、主に乳幼児期で養われるとされている。「見えない学力」が人間としての土台をつくるものであり、その上に「見える学力」が培われていく。そう考えると、乳幼児期がいかに大切な時期か想像に難くない。

小学校で低学年を受け持った時に、痛感したことでもあった。いくら力を注いでも、繋がっていく子となかなか繋がっていくことが難しい子がいる。いくら学習をていねいに教えようとも、
「そもそも勉強が嫌い!」
だとしたら、マイナスからのスタートで勉強を好きになる工夫から始めないといけない。
「勉強が好き」「自分はやればできる」
そう思っている子は吸収力が早く、粘り強く学習を継続できるので、結果として成果も上がる。

もちろん、小学校教育でやれることもたくさんあるだろう。けれど、どうしても「幼児教育」への強い関心が消えることがなく、ますます大きくなる一方だった。それが一番の要因となって、小学校教員という職を手放した。


そして、もう一つ、私にとって欠かせない大切なキーワードが
「自然」だ。

自然が豊かな場所で暮らしたい。

その想いの中に、子どもがのびのびと、今自分が夢中になれることに全力で取り組める環境とはいったい何だろうと考えた時に、
「自然」が浮かび上がっていた。

教員を辞めて、まず第一にしたことは、国内外の「森のようちえん」への視察だった。

▲カナダのケロウナへ行った時の話。

他にも、森のようちえんの創始者にあたる方に会いに長野県まで行ったり、地元から通える森のようちえんでボランティアで2週間ほど働いたりもした。

そういえば、「森のようちえん指導者養成講座」に2日間泊まりで受けたこともあった。その後、療育教室で働くことになるが、保育士の資格だけは取らないとと思って独学で勉強し、合格した。(ピアノの試験で大コケし、二回目で合格。ピアノはやめて絵画の方に変更した)

それくらい、どうしても惹かれるものを感じていたのだと思う。けれど、そのいっぽうで、そうはいっても難しいよな、と何度もあきらめていたことでもあった。

実際に働いてみたら、そう利益があがるものではないとわかった。だから、副業しながら、森のようちえんの運営をされていたりと、スタッフの方もそういった工夫を強いられていた。その強い思いだけでなんとか継続されている。そう聞くと、なかなか現実は難しいのだろうなと思わざるを得なかった。


けれど、心の奥でずっとくすぶっていた。

カナダのケロウナでの「森のようちえん」にも強い感銘を受けて帰国しているが、その後に訪れた「北海道トモエ幼稚園」が、私の中で鮮烈な体験として刻まれている。月日が経った今も消えることがない。

そこは、「親子で登園する幼稚園」
いや、親でなくたっていい。じいちゃん、ばあちゃんもオッケー。
とにかく、子どもといっしょに大人が育つ場所。

そこで見た風景や、スタッフさんの熱意、いきいきとした親御さんの表情、夢中になる子どもたちの姿。

そこで聞いた話が忘れられない。

好きな人はだれ?
みたいな会話をスタッフの方と子どもがしていたようで。
子どもは、当然のようにこう答えたと言うのだ。

「わたしだよ、みんなそうじゃないの?」

自分が好き。
その子にとっては、それはごく自然なことで、当たり前のこと。

私は自分を嫌いになってしまったから、深く胸を掴まれるように、その言葉が刺さった。

「自分を好きで、人を好きでいられる環境」
そんな当たり前だけど、とても大切なものを育む場所。

そして、
「親もいっしょに、自分を取り戻し、生き直す場所」
そんな空間をつくられたらどんなに楽しいだろう。

大人も子どもも、スタッフも園長もみな対等で、自分をそのまま出せる場所。

「世界一自由でしあわせなようちえん」

うずいていたものが、燃え上がるようなエネルギーを自分の心の奥から感じていた。



夫に、ちらっと話すと、
「だから、ずっと言ってたやん、やろうって」
と言われた。

そういえば、そうだった。

ずっと言われていた。けれど、そりゃこわいやん。無謀やん。胸を張って堂々と言うのも恥ずかしいくらい。そして、いちばん奥深くの想いでもあるので、押しつぶされるのがこわくて、踏み出せないでいたのかもしれない。

だけど、

「世界一自由でしあわせなようちえんをつくる」

と言葉にした時に、

うわぁ、燃え上がるなぁ。
しっくりくるなぁ。
と全身で感じてしまったんだよね。

もうこれしかない!
というか。

できるかできないか。

そこに思考がもっていかれると一気に心がしぼんでしまう。だから、今自分の目の前に現れることをひとつずつやってみたらどうなるか、挑戦を続けてみたい。



ようちえんといっても、どういったものになるのか具体的にはまだはっきりとしていない。

園舎のない形かもしれない。
オンライン上かもしれない。
はたまたカフェみたいな空間かもしれない。

けれど、決めているのは、

「子どもが今に夢中でいられて、親も自分を取り戻し、生き直す場所」
にしたいということ。

そして、どんな形になろうとも、目的はひとつ。

「子どものしあわせに貢献すること」


noteでは、その形になるまでの心の葛藤や、活動などを残していきたいと思う。応援いただけたらとても励みになりますし、なにか感想や、アドバイスなどがあれば、参考にさせていただき、今後の活動に繋げていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします!





最後に。

今回、自分の大切な想いに気づかせてもらったのは、ひょんなことがきっかけで出会えたざきさんのおかげです。

小学校で非常勤講師をしながら、コーヒー屋さんをしているという一風変わりすぎている方です。(もちろん褒めています)

人生をどう生きていくか。自分でその道筋を決めて、形作っていくこと。
それは容易いことではない。その裏に、数知れないほど、自分の弱さと向き合っていく過程があったということを話を通じて教えていただいた。

そうした背中が、自分の人生を生きていきたいと思う人の勇気となっていることだろう。かくいう私もその一人だ。

今度は、私がその背中になっていけたら。

そのためにも、挑戦し続けていきたい。


いいなと思ったら応援しよう!

やまだ めぐみ あなたの支援を、フリーランス活動の励みとさせていただきます。よりよいサービスづくりに反映させていただきますね🌿