これって推しとちょっとした文通だったんじゃ?
出会いは6年程前。
とある新人作家の作品を本屋で購入し、すぐさま読んだ。
一文一文が、胸にささる、熱いものが込み上げ、読み終わるころには涙がもう止まらなかった。わたし好み過ぎる。
たくさんの勇気と希望が詰まった一冊だった。
これは感想をなんとしても伝えたい!!
手っ取り早くXとかでも…と思いつつ、
読まれる可能性は低い(エゴサはしてる人は結構いるらしいが)
ピンポイントで届けたい。
それならば編集部にと巻末に書いてある住所へ。
ちなみにその時実家に帰省していて、
いわばレターセット的なものではなく、
ハガキ、官製葉書!!
体裁悪くない?どうしよう?と迷いつつも、今書かないならこの先きっと、書けないよ。と自分に言い聞かせ、
ハガキの裏にびっしりと泣きながら書いた。
素晴らしい作品をありがとうございます。
この先もどうか続きが読めますように。
感謝と願いを込めて。
ちゃんと本人へ届けばいい。
それだけだった。
それから数ヶ月、ポストに見慣れない字体で自分宛に封書が届いた。
裏を返すと、わたしは一瞬息が止まりそうになった。
推しの名前があった。
ドキドキしながら封を開けると、そこには推しの直筆で返事がびっしり書かれていた。
しかもわたしの書いた内容に沿ったもので
約2枚の便箋。
え?こんなことある???
ファンサービス凄過ぎないか?
涙腺が緩んで泣きそうになった。
ちゃんと届いた。それが何よりも嬉しい。
その作品のシリーズが終わるまでわたしはずっと手紙を書き続け、ごく稀に返事が届いた。
徐々に多忙になり手書きではなくなったが、
自分の書いた内容をきちんと把握してくれた上で丁寧に文章を返してくれた。
現在、推しは目覚ましい活躍振りを見せている。いわゆる超人気作家さんだ。
もうあの頃のように返事は来ることはない。
それでも時々SNSで見かけると、常に読者のことを気にかけてくれているのが分かる。
今思えば夢のような時間だった。
でも夢じゃない。
全部全部、手紙は取ってある。
時々読み返してはほっこりし、幸せがあふれ出す。
あの時の気持ちはいつまで経っても色褪せない。大事な宝物だ。
手紙ってやっぱりいいね。
素敵な企画にギリギリのギリッ!で参加させていただきました。
書いててわたしの心にも灯が灯りました。
ありがとうございます。
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