乳液
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乳液(にゅうえき)は、主に皮膚の保湿を目的としたもので、性状がクリームのように外相が固化していないもの[1]。水溶性成分からなる水相と油溶性成分からなる油相で構成される保湿化粧品の一種である[2]。日本標準商品分類では皮膚用化粧品に分類されている[3]。
性状
[編集]水と油のように本来混じり合わない成分の一方を分散相、他方の成分を分散媒とし、分散相を分散媒中に安定的に分散させたものをエマルションという[4]。このエマルションを基材とする化粧品には乳液とクリームがあり、このうち流動性のあるものを乳液という[4]。
化粧水やジェルの場合には油相が含まれないか僅かしか含まないのに対し、乳液やクリームでは一般的に約5%から70%が油相の組成である[2]。乳化形態には、油相が水相に滴(粒子)として分散した水中油(O/W)型エマルションや、水相が油相に分散した油中水(W/O)型エマルションなどがある[2]。実際に市販されている乳液は、分散媒を水相、分散相を油相とした水中油(O/W)型乳液が圧倒的に多い[4]。
機能
[編集]水分、保湿成分、油分などを補給して皮膚の保湿や柔軟機能を果たすことを目的とした製品である[4]。エモリエントローション[4]、モイスチャーローション[4]、モイスチャーエマルション[4]、ナリシングミルク[4]などの名称も用いられる。
また使用部位によって、ヘアクリームオイル、ボディローション、ハンドローション、レッグローションなどの種類がある[1]。
なお、洗浄剤、メーク落とし、化粧下地、サンプロテクターなどの化粧品も、乳液の特性を利用したものである[4]。
脚注
[編集]- 1 2 西山聖二、熊野可丸「基礎化粧品と皮膚 (II)」『色材協会誌』第62巻第8号、色材協会、1989年、487-496頁、doi:10.4011/shikizai1937.62.487、ISSN 0010-180X、NAID 130004671309、2021年8月31日閲覧。
- 1 2 3 高橋 康之「保湿化粧品とその作用」『日本香粧品学会誌』第42巻第4号、日本香粧品学会、2018年、280-287頁、doi:10.11469/koshohin.42.280。
- ↑ 日本商品分類中分類88-化粧品、歯みがき、石けん、家庭用合成洗剤及び家庭用化学製品 (PDF) 総務省統計局
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 乳液 日本化粧品技術者会。