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キンメダイ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キンメダイ目
生息年代: 100.5–0 Ma 後期白亜紀 - 現世
トガリエビス Sargocentron spiniferum(イットウダイ亜科)
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 条鰭綱 Actinopterygii
亜綱 : 新鰭亜綱 Neopterygii
上目 : 棘鰭上目 Acanthopterygii
目 : キンメダイ目 Beryciformes
下位分類
本文参照

キンメダイ目(Beryciformes)は、硬骨魚類の分類群の一つ。所属する魚類は全て海水魚であり、3亜目7科29属144種で構成される。キンメダイなど食用魚として知られるもの、マツカサウオのように発光器をもつ種類、クジラウオのような特異な形態の深海魚をも含む、多様性に富んだグループである。

系統解析の結果に基づき、従来のヒウチダイ亜目はヒウチダイ目Trachichthyiformesとして分割されており、また従来のクジラウオ目(カンムリキンメダイ目)は多くがカンムリキンメダイ亜目Stephanoberycoideiとして統合されている。ただし、カブトウオ科はキンメダイ亜目に分類される[1]。

概要

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キンメダイ目の魚類はすべて海産で、その分布範囲はサンゴ礁から深海まで多岐にわたっている。キンメダイ亜目は、食用魚として有名なキンメダイをはじめとする深海魚を多く含み、一部に生物発光を行う種類がいる。イットウダイ亜目はほとんどがサンゴ礁や岩礁域に住む浅海性の魚類で、熱帯から亜熱帯域を中心に分布する。

体型はやや左右に平べったく、いわゆるタイ型をしている。

分類

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キンメダイ目にはキンメダイ亜目およびイットウダイ亜目、カンムリキンメダイ亜目の3亜目の下に、7科29属144種が所属する。

イットウダイ亜目

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イットウダイ亜目 Holocentroidei は1科8属90種からなる。

イットウダイ科

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ウケグチイットウダイ Neoniphon sammara(イットウダイ科)

イットウダイ科 Holocentridae にはイットウダイ亜科・アカマツカサ亜科の2亜科の下に8属90種が所属する。ほとんどの種類は沿岸部から水深100m程度にまで分布する浅海魚である。成長にしたがって底部で生活するようになる。

キンメダイ亜目

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キンメダイ亜目 Berycoidei は2科7属79種で構成される。

キンメダイ科

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キンメダイ Beryx splendens(キンメダイ科)。食用魚として有名。遊泳にはほとんど胸鰭しか用いない

キンメダイ科 Berycidae は2属10種を含む[2]。日本にはキンメダイ属3種(キンメダイ、ナンヨウキンメ、フウセンキンメ)とキンメダマシ属1種(キンメダマシ)が分布する[2]。生息水深は200-600m。多くの種類には鱗の内側に肉質の突起があり、本科の特徴となっている。

  • キンメダイ属 Beryx
  • キンメダマシ属 Centroberyx

カブトウオ科

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トゲカブトウオ Melamphaes suborbitalis (カブトウオ科)。甲冑のような頭部が特徴。背鰭は臀鰭よりも前方に位置する
カブトウオ科の1種(Melamphaes typhlops)
カブトウオ科の1種(Poromitra capito)

カブトウオ科 Melamphaidae はカブトウオなど5属79種からなる。北極海と地中海を除く全海洋に分布し、主として水深1,000 - 3,000メートルにかけて生息する。背鰭は1基で、1 - 3本の弱い棘条をもつ。腹鰭は胸鰭に近い位置にあり、1棘6 - 8軟条。尾鰭の前に3 - 4本の棘が存在する。鱗は大型の円鱗で、生涯に何度も置き換わる。側線を持たない。

  • カブトウオ属 Poromitra
  • タテカブトウオ属 Scopeloberyx
  • ホンカブトウオ属 Melamphaes
  • ヨロイギンメ属 Scopelogadus
  • Sio 属

カンムリキンメダイ亜目 Stephanoberycoidei

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かつて含まれていた科

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ヒウチダイ目

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出典・脚注

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  1. ↑ “CAS - Eschmeyer's Catalog of Fishes”. 2026年5月3日閲覧。
  2. 1 2 日本の深海魚図鑑 2024, p. 89.

参考文献

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  • Nelson JS, Fishes of the World (4th ed), New York, John Wiley & Sons INC, 2006, ISBN 0-471-25031-7
  • 上野輝彌・坂本一男 『新版 魚の分類の図鑑』 東海大学出版会 2005年 ISBN 978-4-486-01700-4
  • 岡村収・尼岡邦夫監修 『日本の海水魚』 山と溪谷社 1997年 ISBN 4-635-09027-2
  • 岡本誠; 本村浩之『日本の深海魚図鑑』山と溪谷社、2024年12月25日。ISBN 978-4-635-06404-0。 

外部リンク

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