【ワシントン=大内清】中国人民解放軍が台湾周辺で軍事演習を開始したことを巡り、中国の脅威を調査する米下院特別委員会のギャラガー委員長(共和党)は8日、台湾への軍事支援強化に向け、議会内の調整を加速させる考えを示した。AP通信が報じた。
軍事演習は、台湾の蔡英文総統が5日に米西部カリフォルニア州でマッカーシー下院議長(共和党)と会談したことへの報復。ギャラガー氏はこの会談に同席していた。
APによるとギャラガー氏は、軍事演習は中国の習近平国家主席が掲げる台湾統一に向けた動きの一環であることは「明白だ」と指摘した上で、「習氏にそれは不可能だと結論づけさせるために、われわれは最大限の努力で抑止力を高めていかなくてはならない」と語った。
中国は蔡氏とマッカーシー氏の会談を受け、米国は台湾問題を利用して中国を封じ込めようとする「誤った危険な道をこれ以上進んではならない」と警告した。これについてギャラガー氏は「実際はまったく逆なのに、米国こそが現状を変更して中国を挑発しているかのように印象付けようとしている」と非難した。




