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  • 改訂新版 共同幻想論 (角川ソフィア文庫)

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改訂新版 共同幻想論 (角川ソフィア文庫)

3.8 out of 5 stars (67)

国家とは何か? 国家と自分とはどう関わっているか? 風俗・宗教・法、そして我々の「慣性の精神」――。生活空間と遠く隔たる異空間を包含するこの厄介な代物に論理的照射を当て、裸の国家像を露呈させる。

Product Details

  • Publisher ‏ : ‎ KADOKAWA/角川学芸出版
  • Publication date ‏ : ‎ January 16, 1982
  • Language ‏ : ‎ Japanese
  • Print length ‏ : ‎ 332 pages
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041501016
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041501016
  • Item Weight ‏ : ‎ 200 g
  • Amazon Bestseller: #178,290 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
  • Customer Reviews:
    3.8 out of 5 stars (67)

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吉本 隆明
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3.8 out of 5 stars
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Top reviews from Japan

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  • 5 out of 5 stars
    オンやオフでコミュニティについて関わっている誰かへ
    Reviewed in Japan on May 30, 2019
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    "国家は共同の幻想である。風俗や宗教や法もまた共同の幻想である"60年代、70年代に大きな影響を与えた思想家として著名な著者の代表作の一つである本書は、当時の空気感を考える一助に、また現在においても様々な個人と家族、社会との関係性を考える上での補助線を与えてくれます。‬

    

    個人的には、宮台真司、内田樹、糸井重里などといった方々が著者からの影響を様々に公言しているのをインタビューや著者が親鸞や夏目漱石に言及した対談などで拝見して興味をもっていたのですが、お恥ずかしながら読む機会を逸していたことから今回初めて読んだのですが。

    

    本書に関する、ちゃんとした解説や批評は既に沢山でているので脇に置いておくとして。戦中から敗戦以降、そして安保に青春を過ごした方にとっては受容と自信を与えたのだろうなあ。とか想像したり、影響の大きさの必然として、本書への非難も多かったようですが、40代で文学や哲学、民俗学、人類学などを横断しつつ、この大きなテーマを形にした著者の仕事ぶりは素晴らしいなあ。と読後に感心したりしました。

    

    また、やはり国家とは巨大な【システムではなく共同の幻想である】として自己幻想や対幻想、性について神話や古典から論じているのは(主に読み手の私自身の力不足で)【わかりやすくもわかりにくい】ですが、単純に面白く感じました。

    

    60年代〜70年代を振り返りたい誰か。あるいは若い世代でオンやオフでコミュニティについて関わっている誰かにオススメ。

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  • 3 out of 5 stars
    時代
    Reviewed in Japan on July 21, 2018
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    当時の若者に流行った空気を感じることができる。

    とりあえず読んでみて、時代背景と照らし合わせてみると良いと思う。

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  • 4 out of 5 stars
    すごい人だったんだね。
    Reviewed in Japan on May 7, 2018
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    書かれたのは1970年以前、今読み返しても、古さを感じない。

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  • 5 out of 5 stars
    名著
    Reviewed in Japan on September 1, 2020
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    さまざまな問題を抱えているとはいえ、これは名著であることに変わりない。権力関係や支配関係について欠落しているとされる批判を解説であげておられるのは重要。

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  • 1 out of 5 stars
    呼んだ感想と流行った時代背景をAIにまとめてもらいました。
    Reviewed in Japan on April 18, 2026
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    まず著者は、ジャンルとして「詩人」「思想家」であり、なんらかの専門家でもなくこの本には論文からの引用もありません。根拠もありません。「思う」「思われる」「ではないだろうか」「にちがいない」が多用されている点に注目して読んでください。

    1. 問題点:現実を無視した「言葉遊び」

    論理の破綻: 定義の曖昧な専門用語(措定、位相、共同幻想など)をパッチワークのように繋ぎ合わせ、論理的な検証が不可能な「空中戦」を繰り広げている。

    〇「つまみ食い」と「誤用」の常態化。

    〇「反証可能性」の欠如

    〇「机上の空論」

    2. 流行った理由:閉塞感への「知的な麻薬」

    「分かった気」にさせる魔力: 当時の若者や知識層にとって、難解な言葉で世界を説明し尽くそうとする彼のスタイルは、一種のファッションでした。意味が不明確だからこそ、「これを理解している自分は特別だ」という自尊心をくすぐる知的な麻薬として機能しました。

    全能感の提供: 政治運動に挫折した当時の若者に対し、「現実の政治(社会)よりも、自分の頭の中の『幻想』の方が本質的だ」という理屈を与えることで、現実逃避を正当化する全能感を与えたため、爆発的に支持されました。

    まとめれば:

    「現実の複雑さに耐えられない男たちが、小難しい言葉で武装して自分たちの殻に閉じこもるためのバイブルだった」と言えます。

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  • 2 out of 5 stars
    「国家とは共同幻想である」の意味。「国家の起源」は解明されたのか。
    Reviewed in Japan on January 19, 2019
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    「国家とは共同幻想である」・・・①

    本書の主題であり多くの知識人に衝撃を与えたとされる、この命題①について考える。

    p7 「国家は共同の幻想である」

    p240 「<国家>の本質は<共同幻想>であり、どんな物的な構成体でもない」

    など表現の揺れはあるが同内容である。

    まず①にある二つの名詞の意味を確認する。吉本氏は言葉に通常とは異なる意味を強く含ませている場合がよくあるので。幻想、逆立、時間性、現在、等々。なお引用は文意を変えずに要約したつもりだが疑義があるなら参照ページを。

    ■共同幻想とは何か

    ❶p7 「国家は共同の幻想である。風俗、宗教、法も共同の幻想である。」

    ❷p11 「共同観念の世界、たとえば政治、宗教、法律、国家、宗教、イデオロギーとかの共同性の場面に[…]」

    ❶❷を比較すると共同幻想は共同観念とほぼ同意味で使われている事がわかる。つぎの❸でも吉本氏自身がそう述べている。

    ❸p16 「共同幻想というのは、おおざっぱに言えば、個体としての人間のつくりだした心的な世界と心的な世界がつくりだした以外のすべての観念世界を意味している。」

    以上により

    「共同幻想とは共同観念である」・・・①'

    と言ってよいでしょう。

    ■国家とは何か

    国家の定義批判と再定義が述べられているのは次の箇所である。

    ❹p239 「ここ数年、古代史家の<国家>の起源の論議が聞かれるが、同時になにを<国家>とよぶのか深刻な疑問が振りまかれた。これらの史家たちの論議は<国家>とはなにかの把握について、まったく未明の段階にしかないことを教えている。はじめに共同体はどんな段階にたっしたときに<国家>と呼ばれるかを起源にそくしてはっきりさせておかなければならない。<国家>とよびうるプリミティブな形態は村落共同体の<共同幻想>がどんな意味でも、血縁的な共同性から独立にあらわれたものをさしている。」

    ❺p7 「わたしたちの通念では国家は目に見える政府機関を中心においてピラミッドのように国土を限ったり、国境を接したりして眼の前にあるものである。けれど政府機関[…]官吏は、ただ国家の機能的な形態であり、国家の本質ではない。もとをただせば国家は、一定の集団を作っていた人間の観念がしだいに析離していった共同性であり[…]」

    ❻p7 「国家成立の以前にあったさまざまな共同の幻想は、たくさんの宗教的な習俗や、倫理的な習俗としてそんざいしながら一つの中心に凝集していったにちがいない。この本で取り扱われたのはこういった主題であった。」

    ❹前半では諸歴史家の国家概念を全否定している。❺前半では普通の国家感も非本質的とされる。専門的と一般的との解釈を共に否定した上で❹❺で共通に述べられているのは、国家とは「共同の観念」であるという事。❻は経過説明が付加され、国家とは集団内でかもしだされた種々の観念が凝集した共同的観念であると。

    ところで「その集団全体を指すところの共同観念である・・・②」とはどこにも述べられていないが、共同観念でさえあれば国家と呼ぶなら、禁忌も国家、習俗も国家、倫理観も宗教も迷信も国家、という不整合が生じるが、これは断るまでもなく自明なので②を書いていないだけと解釈すべきでしょう。結果として吉本氏による定義は

    「国家とはその集団全体を指すところの共同観念のこと」・・・①''

    である。

    ■①についての結論

    ①'①''により吉本氏の語彙で書かれた①を普通の言い方にすれば

    「その集団を指す共同観念は共同観念である」

    となる。もっと短くすると

    「共同観念の一つは共同観念である」

    これは感心するような命題でしょうか。

    ほかの解釈が可能なら教えてほしい。

    ■国家の起源は明らかになりしや

    古事記と魏志倭人伝により「姉が宗教を、弟が政治を担当する形態があったらしい」という以上の内容は1行もない。どこが「独自に国家や天皇制の起源を明らかにした」事になるのか。中学教科書にも書いてあることではないか。あとの幻想同士の影響関係が延々と分析されている部分については後述。

    ■他にも首を傾げざるを得ない命題

    ・③「共同幻想は個人幻想と逆立する」→守護神信仰、収穫祭礼、吉祥の兆し、氏族名誉譚など、逆立しないことも多いと思うが。従って正しくは「共同幻想は個人幻想と逆立する事もあるし、しない事もある」というべき。つまり命題として無意味。

    ・④「共同幻想が成り立つには、必ず社会的な利害関係が画定されていなければならない。」→なぜ?そうでない場合もいくらでもあろうに。単なる迷信、北枕や黒猫忌避、十五夜祭、富士信仰など社会的利害と何の関係がある?

    ・⑤「男・女のあいだの心は、個人の心ではなく対になった心<対幻想>である。家族問題もそれで解ける」→そんなものがどこに存在するのか。2人の個人以上のものが錬金術によるごとく空中に出現するのか。例として引かれている漱石の主人公がそうであるように婚姻関係があろうが性関係があろうが心理的にも本質的にも無縁な男女仲など普通ではないか。家族全員が全くバラバラというケースもいくらでもあるではないか。

    ・⑥「農耕社会以前の人間には時間の理解がなく、穀物栽培で初めて流れる時間を意識し人間もまた自然と同じく時間の生成に従うのを知った。」→これを首肯する人がいるのだろうか。狩猟民族には時間感覚がないとでも?原始時代から季節はめぐり、今日得た肉が何日もつかを、小さい獣は育ってから捕えた方がよいことを、果樹がやがて枯れ新しい芽吹きから何年も後で再び実が得られる事を、自分もやがて父母と同じように狩に参加できなくなり土に還ることを、つまり日単位、月単位、年単位、生命単位の時間概念がなければ自然界で生きていけるはずがないではないか。

    ⑦…⑧…⑨…切りがない。

    本書の大部分は幻想つまり観念の発生状況を資料から抽出する事に費やされるのだが、随所に①〜⑥のような不明瞭な定義、疑わしい前提、無意味な命題、唐突な断定、が岩礁のように現れ理路を追うことができない。章ごとに、吉本氏はこういう事が言いたいのではないかと想像する群盲撫象の面白さはあるが、これは論の検証ではなく文芸作品としての読解になる。ほとんどの読者は1頁に1,2箇所のなんとなく納得がいく部分だけを飛び石づたいに最後まで辿ってヤレヤレ読破した、とするのが精一杯だろう。自分もそうでした。

    ■半世紀の時間による判定

    易経が陰と陽で、ギリシャ哲学が風水火土で、物理学者が数種の素粒子で、全てを説明するのと同じように吉本氏は三幻想の組み合わせで観念世界の全てを分析できるとする。これはそもそも妥当でしょうか。新理論の当否は、すでに述べたような内部的な検討だけでなく、それによる予測、応用、発展的理論、新しい結果、があるかで、いわば外部的にも判定できる。それは時間がたてば誰の目にも明らかになる。

    「国家を国家として扱う論者は破産した神話のうちに建物を立てようとしているが、自分は地面に土台を作り建物を立てようとしている」

    と序文にあるが、本書が客観的な土台と呼べるものでなかったことは、半世紀を経て、その上に一軒の建物も建っていないことで明らか。それとも更に待てば

    「天皇制を相対化し尽くし、ナショナリズムを相対化し尽くす(p290 磯田光一氏)」

    という幻想分析による発展的論文が現れるのでしょうか。あるいは日本起源を「解明した」のと同様に西欧諸国家の起源を解明する世界史的大研究が。

    出来るという方、進行中だという方がいるならば中間発表だけでも見せてほしい。とくに本書を、「世界水準の理論」「国家起源を初めて原理的に究明した」と絶賛した高名な先生方、その理論を駆使して一問でも良いから応用問題を解いて見せてください。対象は何でもよい。大研究でなくとも、ここ数年わが国を色濃く覆う極右的共同幻想の分析でも、夫婦二人(対幻想)のヨガ教室から自らを国家とみなす(共同幻想)に至り吉本氏によって賞賛までされた宗教団体についてでもよい。これらの資料は山ほど出ていますが、さて、「幻想論による原理的究明」はどこにもない。同じ事は「言語にとって美とは何か」「心的現象論」についても言えます。

    応用が一切ないのであれば、本書は堅固な理論の土台ではなく、壮麗な祭壇と呼ぶべきでしょう。そこに登壇できるのは吉本氏だけです。

    四十数年前、一知半解で本書を祭り上げていた自分への恥と反省を込めて投稿 2019/02/06

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    「共同幻想論」の近未来
    Reviewed in Japan on December 4, 2019
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    数十年以前、該書に接したときには「卓見」だと思った。とらえどころの新鮮さが先だち、おぼろげながら抱いていた人的共同体の「幻想」の遠隔と仕組みの煤が拭われて、ガラスの曇りが落ちていくように感じた。著者は後記のなかで、『原始的な、未開的な共同の幻想の在りかたからはじまって、<国家>の起源の形態となった共同の幻想にまでたどりついたところで考察はおわっている』と言い、暗に後事を託している。改訂新版である昭和57年度出版の『角川文庫版のための序』で、改めて著者は『国家成立の以前にあったさまざまな共同の幻想は、たくさんの宗教的習俗や倫理的な習俗として存在しながら、ひとつの中心に凝集していったにちがいない。この本でとり扱われたのはそういう主題であった。』と念を押し、世代新たな読者のために、読みやすく改訂を試みた趣旨が述べられている。

    該書「解題」の「爆風のゆくえ」で川上春雄氏は吉本隆明研究の証として、昭和43年出版された該書出版の経緯と、衝撃的な各界の反応を年譜的に詳しく紹介して読み応えがある。しかし、『吉本氏を理論的に凌駕した著書はまだ見当たらない』など、次世代への期待を仄めかしながら、著者本人の『構想力展開の態度を要約』した一文を載せて、問題提起の仲人役を買って出ている。

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  • 3 out of 5 stars
    見つかりました
    Reviewed in Japan on January 24, 2015
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    探していた本が見つかりたすかりました。

    ゆっくりと読んでいきます

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