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  • 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

4.5 out of 5 stars (519)

昭和29年12月22日----。プロ柔道からプロレスに転じた木村政彦が、当時、人気絶頂の力道山と「実力日本一を争う」という名目で開催された「昭和の巌流島決戦」。試合は「引き分けにする」ことが事前に決められていたものの、木村が一方的に叩き潰され、KOされてしまう。まだ2局しかなかったとはいえ、共に生放送していたテレビの視聴率は100%。まさに、全国民注視の中で、無残な姿を晒してしまった木村、時に37歳。75歳まで生きた彼の、人生の折り返し点で起きた屈辱の出来事だった。柔道の現役時代、木村は柔道を殺し合いのための武道ととらえ、試合の前夜には必ず短刀の切っ先を腹部にあて、切腹の練習をして試合に臨んだ。負ければ腹を切る、その覚悟こそが木村を常勝たらしめたのである。約束を破った力道山を許すことができなかった木村は、かつて切腹の練習の際に使っていた短刀を手に、力道山を殺そうと付けねらう。しかし、現実にはそうはならなかった......その深層は? 戦後スポーツ史上、最大の謎とされる「巌流島決戦」を軸に、希代の最強柔道家・木村政彦の人生を詳細に描く、大河巨編!!

Product description

From the Publisher

『ゴング格闘技』誌上において、2008年から2011年まで、約4年間にわたって大反響を呼んだ長期大型連載が、待望の単行本化です。戦前、史上最年少で「全日本選士権」を制し、1949年に優勝するまで一度も負けず、15年間、不敗のまま引退。木村政彦は間違いなく日本柔道史上、最強の柔道家です。また、力道山戦の3年前、ブラジルに遠征し、ホイス・グレイシーの父、エリオの腕を骨折させて圧勝、その技が「キムラロック」として、世界に定着しており、総合格闘技の父ともいえる存在です。「鬼の柔道」を継承した師匠・牛島辰熊、そして自身が育て上げた岩釣兼生、三代続く師弟関係を中心に、戦前から戦後の柔道正史、思想家でもあった牛島による東條英機暗殺未遂事件の真相、プロレスの旗揚げなど昭和裏面史の要素もふんだんに織り込んだ、長編ノンフィクションです。著者の増田氏は、この作品を書くために、18年もの歳月を費やし、資料収集と取材にあたってきました。ボリュームある装丁ですが、増田氏の丁寧で真摯な取材と文章が、最後まで読む人の心を掴んで離しません。ぜひ、多くの皆様に読んでもらいたいです。

About the Author

増田俊也(ますだ・としなり)1965年生まれ。作家。北海道大学中退。北大柔道部で高専柔道の流れを汲む寝技中心の七帝柔道を経験、4年生の最後の試合を終えて部を引退後、新聞記者に。2006年『シャトゥーン ヒグマの森』(宝島社)で第5回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞。小説、ノンフィクションの他、雑誌などでエッセイや評論活動も。武道雑誌「月刊秘伝」で北大柔道部時代を綴った「七帝柔道記」を長期連載中。柔道部の3期下には伝説の総合格闘家中井祐樹がいる。

増田俊也(ますだ・としなり)1965年生まれ。作家。北海道大学中退。北大柔道部で高専柔道の流れを汲む寝技中心の七帝柔道を経験、4年生の最後の試合を終えて部を引退後、新聞記者に。2006年『シャトゥーン ヒグマの森』(宝島社)で第5回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞。小説、ノンフィクションの他、雑誌などでエッセイや評論活動も。武道雑誌「月刊秘伝」で北大柔道部時代を綴った「七帝柔道記」を長期連載中。柔道部の3期下には伝説の総合格闘家中井祐樹がいる。

Product Details

  • Publisher ‏ : ‎ 新潮社
  • Publication date ‏ : ‎ September 30, 2011
  • Language ‏ : ‎ Japanese
  • Print length ‏ : ‎ 701 pages
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410330071X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4103300717
  • Item Weight ‏ : ‎ 612 g
  • Dimensions ‏ : ‎ 5.63 x 1.73 x 7.8 inches
  • Amazon Bestseller: #209,518 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
  • Customer Reviews:
    4.5 out of 5 stars (519)

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Top reviews from Japan

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  • 5 out of 5 stars
    こんな男達が居たなんて!こんな本が有ったなんて!
    Reviewed in Japan on February 18, 2013
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    読み終わるまでの1ヶ月間、どんなにこの本が楽しみだったか!!

    この本を読んだ男は、全員木村政彦が大好きになっちゃうんですよ〜

    デカくて厚くて重い本なので、外出時に殆ど持って行けず、

    読み終わるまで結局1ヶ月近くかかりました。

    それでも、面白くて止まらない、超A級のノンフィクションなんですよ!

    著者がこの本を書く為の資料を集め始めて18年、まさに著者の人生を 賭けた

    大仕事によって、木村政彦という偉大な男の名誉が現代に蘇ったのです。

    それをたった1ヶ月で読めてしまう事が、この本の 「楽しさ」「読み易さ」です。

    褒める所が多すぎて、どこから褒め始めていいか分からない本です。

    ・木村政彦、牛島辰熊らの人生に触れ、深い感動を味わえる。あんな男達が居たなんて!

    ・日本の柔道/柔術の変遷がわかり、大変興味深い。 講道館以外の柔道の存在を知らない

     訳ではなかったが、高専柔道ってそんなにスゴかったのか!と感動出来る。

    ・よく漫画や小説に出てくる「熱血指導」「猛練習」「努力根性勝利」

     などのシーンなどを遥かに上回る、木村の練習のインパクト。

    ・戦前・戦後の時代の空気が伝わってくる、リアルな描写。

    読み始めたころは

    「武道・格闘技、特に柔道関係者は必読だ!」と思いました。

    次は、

    「戦中・戦後の歴史・文化に興味ある人は必読だ!」と思いました。

    さらに読み進めると、

    「男なら全員必読だ!」と思う様になりました。

    とにかく出会えてよかった本。

    こんな本が有ったなんて!

    追記

    他の方のレビューにもあるが、澤山宗海と日本拳法のことについて全く記載が無いのは、日本拳法経験者として残念。

    また、本書に収録されなかった山下泰裕らとの比較の章は、連載時に図書館で読んだきりなので、ぜひ又読みたい。

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  • 5 out of 5 stars
    偉大な格闘家の、長い長い物語
    Reviewed in Japan on November 14, 2025
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    柔道、というより、格闘技に生きた木村氏の一生を余すことなく書き連ねた書。

    最後の、岩釣氏が木村氏の奥様を訪ねたシーンで、泣いてしまった。

    この長い物語は、このシーンのためにあったのではないか、とさえ思った。

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  • 4 out of 5 stars
    力道山に負けた史上最強の柔道家。人生って本当にいろいろ。正解なんてない。
    Reviewed in Japan on April 7, 2019
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    強過ぎるがゆえに、周りがほっておかず、奥さんの薬代を稼ぐと云う口車に載せられ一時期プロに転向。それが影響し、未だに柔道界からほぼ抹殺されている、最強且つ不世出の柔道家、木村正彦氏。彼の一生を18年間愚直に追いかけた秀逸の一冊です。

    内容にも、木村政彦という人間にも、ただただ圧倒されました。 

    運動界のスーパースターというのは、どんなに無理を重ねても怪我をあまりしない人ではないかなぁ、と最近良く考えます。

    なんでも鬼のように練習をすれば、人間、ある程度までは到達できると思うのですが、普通の人間は、鬼のように練習すると、体が耐えられず、大抵故障するようにできていて、そのレベルの練習は続けられません。続けられる、つまりオーバーワークしても壊れない人間にのみ、スーパースターへの道が開かれているのではないでしょうか? 

    木村氏はそんな人間でした。兎に角、稽古、稽古。全盛時の稽古時間は一日10時間を超えたそうです。大木に帯を巻いて一日1000回打ち込みをした結果、その大木を枯らしてしまったという逸話はあまりにも有名です。その甲斐あって、公式戦は15年間無敗。「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」という言葉が今も語り継がれている位最強の柔道家でした。 

    強すぎるがゆえの孤独・・・。慢心もあったのかもしれません。不遇への不満から、かつてタッグを組んでいた力道山にハメられ、その後力道山はスーパースター、木村は表舞台から姿を消します。あまりにも対照的な二人の人生。

    そんな木村氏の人生を筆者が熱い敬愛の情を持って語ります。最後は涙なくしては読めませんでした・・・。

    700ページという長編ですが、夢中になって厚さは忘れ、最後は、「まだ終わらないでくれ!もっと読みたい!」と思える一冊でした。

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  • 5 out of 5 stars
    闘う漢達の生き様は感動的でした。
    Reviewed in Japan on December 19, 2024
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    著者が様々な人に出会いインタビューして行く中で暴かれる真相は読者を更に読ませていく様にさせてくれました。

    また、立場や時代背景によって人々の意見は異なる点が多いけれども(同一人物であってもその時々の感情の揺らぎで意見が変わる)、一貫して変わらない点もまたある事をこの本は私に教えてくれました。

    読み終わった後に心の奥底から静かに燃え上がってくる感情を自分の中に見出しました。

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  • 5 out of 5 stars
    圧倒的
    Reviewed in Japan on August 29, 2020
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    徹底的な調査と冷静な分析

    しかし確かな熱量を伴った文体

    柔道家必読の良書

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  • 5 out of 5 stars
    届いて嬉しかったです。
    Reviewed in Japan on March 1, 2024
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    持っていた本が傷んで来たので、もう一冊欲しく成りました。有難う御座いました。大勢の人に読んで頂きたい本だと思います。

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  • 5 out of 5 stars
    元祖スポ根の木村さん
    Reviewed in Japan on December 17, 2022
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    漫画の主人公みたいな人物。

    内容も読みやすくお勧めできる一冊です。

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  • 5 out of 5 stars
    初めて知った柔術、格闘技の世界。
    Reviewed in Japan on November 14, 2019
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    この本を手にした動機は、東條英樹暗殺を計画した牛島辰熊の事を知りたかったという近代日本史的な興味からだった。が、期待を上回る内容に一気に読み込めた。特に柔術と柔道との関係、嘉納治五郎の考えと違った方向へ進んだ結果に講道館柔道の隆盛、プロレスの勃興から格闘技世界までの歴史など、知らない広大な武道の世界に巡り合った。チョットでも柔道に興味ある人なら読んで損はない。しかし、昔の柔術って今の大道塾の空道みたいな感じだったのかと思う。嘉納治五郎は、古来柔術の打撃も残そうと思ったというけど、実現してたら、フルコンタクトの空手もまっ青の格闘技世界が出来たのだろうなと。木村政彦って同じ鬼でも師匠の牛島辰熊と違って、明るさや茶目っ気を感じて、かえってそれが、人間の良さ、器の大きさを感じる。元々、力道山を正式な、立ち合いによるものじゃなきゃ不法に殺すなんて出来ない人でしょう。ゆえに、力道山とはガチでやらせたかった。

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