Download the free Kindle app and start reading Kindle books instantly on your smartphone, tablet, or computer - no Kindle device required.
Read instantly on your browser with Kindle for Web.
Using your mobile phone camera - scan the code below and download the Kindle app.
1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代
伝説のパーソナリティ・林美雄を軸に、有名無名の人間模様を描きながら70年代カルチャーの実相に迫る青春ノンフィクション。
【目次】
I 夜明け前に見る夢(ミドリブタニュース/パ聴連)
II 「林パック」誕生(同期は久米宏/TBSと深夜放送/M/ラジオ・パーソナリティ)
III 深夜の王国(八月の濡れた砂/ユーミンとセリ/やけ酒/歌う銀幕スター夢の狂宴/邦画再興)
IV 夏もおしまい(荻窪大学/あの日にかえりたい/サヨナラの鐘/サブカルチャーの水先案内人/お月様)
あとがき
プロフィール
柳澤健
1960年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒。文藝春秋に入社し、『週刊文春』『Sports Graphic Number』編集部などに在籍。`03年に退社し、フリーとして活動を開始する。`07年にデビュー作『1976年のアントニオ猪木』(文藝春秋)を上梓。著書に『1985年のクラッシュ・ギャルズ』(文藝春秋)、『1993年の女子プロレス』(双葉社)、『日本レスリングの物語』(岩波書店)、『1964年のジャイアント馬場』(双葉社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されたものです)。
- Print length352 pages
- LanguageJapanese
- Publisher集英社
- Publication dateMay 26, 2016
- ISBN-104087816109
- ISBN-13978-4087816105
Customers who viewed this item also viewed
Product Details
- Publisher : 集英社
- Publication date : May 26, 2016
- Language : Japanese
- Print length : 352 pages
- ISBN-10 : 4087816109
- ISBN-13 : 978-4087816105
- Item Weight : 464 g
- Amazon Bestseller: #1,264,824 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
- #90,166 in Nonfiction (Japanese Books)
- #123,640 in Literature & Literary Criticism (Japanese Books)
- Customer Reviews:
About the author

Discover more of the author’s books, see similar authors, read book recommendations and more.
Customer reviews
Top reviews from Japan
- 5 out of 5 stars
1974年、あなたはどこで何をしていましたか。
Reviewed in Japan on June 25, 2016林美雄、TBSアナウンサー、伝説の「パックインミュージック」のDJ。
荒井由実の発掘者にして、日活最後の一般映画路線だった「八月の濡れた砂」を石川セリの主題歌と共に記憶させ、さらに、70年代、あの時代の不良性感度と遊戯性に溢れた日本の青春映画の熱烈な応援者。
Amazonで本書の存在を知った時、すぐに読んでみようと思った。「林パック」を一度も聴いたことがなくてもその名前は知っていた。
70年代に多感な10代を過ごし、後追いながら、80年代に70年代の日本映画のファンになった者にとっては、林美雄は有名な存在だった。
でも、その本のタイトルには不思議な印象を持った。
「1974年のサマークリスマス」とは何だろう?。KUWATA・BANDの「メリークリスマス・イン・サマー」と何か関係があるんだろうか(笑)。
とにかく、読み始めた。
で、読了後、このタイトルに秘められた思い、それはこの時代、同時代的に「林パック」と出会い、その精神と価値観を共有しあえた者たちだけが感じとる事が出来るものだった。
ところで、1974年、自分は名古屋の中学生だった。
当時はラジオが若者文化の発信地になっていた時代。早熟な中学生たちもまたラジオの深夜放送を熱心に聴いていて、翌日リスナー仲間である同級生と放送の話で盛り上がるなんて事もしばしばだった気がする。
当時、名古屋では中部日本放送がニッポン放送の「オールナイト・ニッポン」を流していたが、自分が聴いていたのは東海ラジオの「ミッドナイト東海」であった。
ローカル放送ゆえ地域密着型のお笑いネタやゲリラ的な企画が満載で楽しかったし、まだ無名だった笑福亭鶴瓶や兵藤ゆき、そして森本レオがこの番組で注目を浴び、東京へ進出していった。
同時期、名古屋では聴けなかったが、全国的にその名を轟かせていたのが、文化放送の「セイ・ヤング!」。でも、伝説的な意味合いで知られていたのがTBSの「パックインミュージック」、中でも一部で熱烈な支持を受けていたのが、林美雄の金曜パック第二部である。
本書は、1972年から74年にかけてオンエアされていた伝説の「林パック」を詳細に振り返りつつ、あの時代の深夜放送とサブカルチャーに触れながら、林が伝えたかった事、番組の熱心なリスナーは何を思い、共鳴していたのかを追う。
信じられない事だが、当時、深夜3時からの「林パック」にはスポンサーが一切付いていなかった。
それゆえ、メジャーな民放放送としては極めて稀な自由な思想性と趣味嗜好性を持った番組を作ることが出来たらしい。
いや、それだけではない、林はリスナーたる若者たちの潜在的な社会意識を知り、みなを扇動し、ベ平連のデモにも参加したりしていた。
なんと解放的な放送であろうか!。
もちろん、時代的な背景もある。当時は若者たちによる社会変革の時代が終焉しシラケ時代が到来していたものの、権力や決められたレールというものへの懐疑と反発はまだまだ旺盛だった。
"はみ出し者のアウトローへの共感、敗者の美学"、アメリカン・ニューシネマや日活ニューアクション、東映実録やくざ映画にロマンポルノ、それらの映画にシンパシーを感じれた時代だったのだ。
読み続けるうちに、本書は、次第に、林美雄やユーミンを始めとする「林パック」から誕生したスターたちの記載よりも、熱心なリスナーであった若者たちの「林パック」への係わり方と思い入れの深さに筆がシフトしていく。
彼らは「林パック」打ち切りに抗議し、ベ平連ならぬパ聴連として集まった者たち、それはいつしかある種のコミューンのような共同体となっていく。
青春期の高揚と傷み、怒りと悲しみ、熱情。
いかにも青臭く気色ばったその思い、でも、それらはやはり痛切であり、みっともなくもあの時代に青春を送った自分自身も思い当たる部分が多い。
「1962年、あなたはどこで何をしていましたか?」、これは74年に公開された「アメリカン・グラフィティ」の有名なキャッチ・コピーだ。
「1974年のサマークリスマス」とは、林美雄の真夏の誕生日を祝う為に生まれたシャレっけ溢れるイベントの事、でも、このイベントの直後に「林パック」は終了の憂き目にあう。
ユーミンや石川セリも駆けつけたこのイベントが林にとっては"祭り"の最後的な意味合いを持ち、集まった若者たちには"新たな祭り"の始まりでもあった気がするが、どちらにしても二度と戻っては来ない青春の感傷を感じさせて、本書自体が、日本におけるひとつの「アメリカン・グラフィティ」的な作品を意識させる。
ちょっと強引かな(笑)。
TBSアナウンサーの同僚であった久米宏、小島一慶、宮内鎮雄、小島慶子らがあの時代と林について語り、桃井かおり、野田秀樹、タモリ、筒井康隆、山下洋輔、山崎ハコら70年代のサブカルチャーのトップランナーたちも番組を行き来する。
彼らをより世間に広め、80年代にはそれらがトレンドであり文化の主流になっていったのはご承知の通り。
あの時代のサブカルチャーに興味がある方にも是非お薦めしたい。
最後に、余談ながら、本書の著者は、私と同年齢で大学の学部も同じだ。
同時代に、同じキャンパスで自分の趣味嗜好と相通じる奇特な人が居たんだとちょっと嬉しくなった。
あとがきで、著者が述べられているように、本書を執筆、刊行にあたって、林美雄夫人と担当の編集者とお世話になった方々が相次いで亡くなられたらしいが、先週、やはり林美雄が熱烈なファンであり、「林パック」やイベントにも出演され、本書でも何度も登場する中川梨絵さんがなくなられた。
「恋人たちは濡れた」「(秘)女郎責め地獄」そして「竜馬暗殺」、、、。その代表作を懐かしく思い出しながら、豪快だが気が優しいエピソードを読ませて頂いただけに、突然の訃報は残念でならない。
この場をお借りして恐縮ですが、謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。
37 people found this helpfulSending feedback...Sending feedback...HelpfulThank you for your feedback.Sorry, we failed to record your vote. Please try againThanks, we'll investigate in the next few days.Sorry, We failed to report this review. Please try again - 4 out of 5 stars
70年代に何を私たちは夢見たのか
Reviewed in Japan on January 22, 2020この本を手に取った人は、林パックを聞いていた人、70年代に青春を過ごした人が多いのではないだろうか。
私も水曜パックからだが、遅まきながらラジオにかじりついていた一人だ。そう林さんは間違いなく私の「先生」の一人だった。
貪るように一気に読み終えてしまった。そして70年代という時代の移ろい易さにある種呆然としてしまった。
この本にも記されているが60年代末の嵐のような時代の潮流が浅間山荘事件や山岳ベースリンチ殺人事件で一気に葬られた後、1974年の頃の遅れてきた若者は何を信じれば良いのか模索していた時代だった。その中で金曜二部の林パックは時代の燭光であったのだと思う。
ただ思うのはこの本の一方の主人公である荻窪大学の若者達に対して、私は更に遅く生まれた若者であった。水曜パックの時代、左翼思想はもうすでに若者のマジョリティーではなくなり、更に新たな価値感が必要とされていた。この本では単に商業主義に移行していったように記載されているが、それほど単純なものではなかったと思う。私たちは主義主張から離れて、音楽なら純粋に音楽的に優れているものを見つけようと、そして見つけられると思っていたのだ。YMOも大滝詠一も矢野顕子もその様に普遍的に優れたものとして生まれ、現在も聴き継がれているのだと考えている。
それにしても想うのはこの時代の若者のメンタリティーの変化の早さだ。5歳違うと全く別の人種になる。もう私には判らないが、今の時代もそうなのだろうか。
そうだ、私の青春が終わった頃、時代はまさにバブルを迎えようとしていたのだった。
14 people found this helpfulSending feedback...Sending feedback...HelpfulThank you for your feedback.Sorry, we failed to record your vote. Please try againThanks, we'll investigate in the next few days.Sorry, We failed to report this review. Please try again - 5 out of 5 stars
月夜のぶたは恥ずかしい。ずんぐり影が映ってる。
Reviewed in Japan on July 16, 20171970年から4年間、那智チャコパックの後、金曜深夜3時から5時まで放送されていた林美雄のパックインミュージック。
深夜のお楽しみだった。
日本映画に光を当て、石川セリ、荒井由実、タモリ、山崎ハコらを発掘した。
1960年代後期から1970年代に掛けての日本のサブカルチャー(映画、演劇、音楽、放送)の動きを林美雄の生き様を通じて描いた。
リスナー達が集まったサマークリスマス会。
オールナイト映画を観る会。
「歌う銀幕スター夢の狂宴」の自主開催。
久米宏とTBS同期入社で、常に陽と陰の関係にあったミドリブタ林美雄。
2002年逝去。享年58。
お別れの会では、石川セリは「八月の濡れた砂」山崎ハコは「サヨナラの鐘」原田芳雄は「リンゴ追分」
ユーミンは、林パック最終回のために作った「旅立つ秋」を歌った。
月夜のぶたは恥ずかしい。
ずんぐり影が映ってる。
がに股足で坂を下り
夜空を見上げりゃ、あっ、星ふたつ。
ぶっぶー。
合掌。
14 people found this helpfulSending feedback...Sending feedback...HelpfulThank you for your feedback.Sorry, we failed to record your vote. Please try againThanks, we'll investigate in the next few days.Sorry, We failed to report this review. Please try again - 5 out of 5 stars
楽しく読めました。
Reviewed in Japan on November 10, 202170年代の雰囲気を感じれて、とても楽しく読めました。
3 people found this helpfulSending feedback...Sending feedback...HelpfulThank you for your feedback.Sorry, we failed to record your vote. Please try againThanks, we'll investigate in the next few days.Sorry, We failed to report this review. Please try again - 5 out of 5 stars
弟にも勧めました。
Reviewed in Japan on February 2, 2021「あ、ぶーぶーちゃん」の林美雄、学生の頃よく聞いてました。こんな苦労もされてたんだとか、いろいろ新鮮? でした。
One person found this helpfulSending feedback...Sending feedback...HelpfulThank you for your feedback.Sorry, we failed to record your vote. Please try againThanks, we'll investigate in the next few days.Sorry, We failed to report this review. Please try again - 4 out of 5 stars
タイトルにある年代に視聴していた人には懐かしいことこの上ない
Reviewed in Japan on October 2, 2021懐かしい❗️
Sending feedback...Sending feedback...HelpfulThank you for your feedback.Sorry, we failed to record your vote. Please try againThanks, we'll investigate in the next few days.Sorry, We failed to report this review. Please try again - 5 out of 5 stars
林美雄
Reviewed in Japan on August 18, 2020懐かしい林美雄さんの時代を思い出します!夜中に自室でラジオにかじりついていたあの若き日々は帰ってきたようです!
2 people found this helpfulSending feedback...Sending feedback...HelpfulThank you for your feedback.Sorry, we failed to record your vote. Please try againThanks, we'll investigate in the next few days.Sorry, We failed to report this review. Please try again - 5 out of 5 stars
荒井由美さんファン必読
Reviewed in Japan on June 22, 2020久米宏さんと同期の林美雄さん。一慶・美雄の夜は友だちの頃からのリスナーは、一読の価値があります。
One person found this helpfulSending feedback...Sending feedback...HelpfulThank you for your feedback.Sorry, we failed to record your vote. Please try againThanks, we'll investigate in the next few days.Sorry, We failed to report this review. Please try again


