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民主主義とは何か (講談社現代新書 2590)
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それを議論するためには、まず何よりも、民主主義とは、そもそもどのような制度なのかを「正しく」知らなければならないでしょう。今では自明視されている「民主主義」という制度ですが、人が創ったものである限りそれもまた歴史的な制度として、さまざまな紆余曲折を経て現在のようなものになったのであって、決して「自然」にこのようなになったわけでではないのです。
そこで本書では、ギリシア・アテナイにおける民主主義思想の「誕生」から、現代まで、民主主義という制度・思想の誕生以来、起こった様々な矛盾、それを巡って交わされた様々な思想家達の議論の跡をたどってゆきます。その中で、民主主義という「制度」の利点と弱点が人々にどのように認識され、またどのようにその問題点を「改良」しようとしたのか、あるいはその「改革」はなぜ失敗してしまったのかを辿ることにより、民主主義の「本質」とは何なのか、そしてその未来への可能性を考えてゆきます。
またあわせて、日本の民主主義の特質、その問題点についても分析してゆきます。
民主主義という思想・制度を知るための、平易な政治思想史の教科書としても最適です。
- Print length280 pages
- LanguageJapanese
- Publisher講談社
- Publication dateOctober 21, 2020
- Dimensions4.17 x 0.51 x 6.85 inches
- ISBN-104065212952
- ISBN-13978-4065212950
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Product description
About the Author
一九六七年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学社会科学研究所教授。専攻は政治思想史、政治哲学。主な著書に『政治哲学へ 現代フランスとの対話』(二〇〇四年渋沢・クローデル賞LVJ特別賞受賞)、『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』(以上、東京大学出版会)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社学術文庫、二〇〇七年サントリー学芸賞受賞)、『保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで』(中公新書)などがある。
Product Details
- Publisher : 講談社
- Publication date : October 21, 2020
- Language : Japanese
- Print length : 280 pages
- ISBN-10 : 4065212952
- ISBN-13 : 978-4065212950
- Item Weight : 1 g
- Dimensions : 4.17 x 0.51 x 6.85 inches
- Amazon Bestseller: #13,666 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
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- 5 out of 5 stars
アブク銭化した参政権。堕落した参政権が罵声、誹謗中傷になる。
Reviewed in Japan on June 25, 2026本書は、古代ギリシャ以来2500年以上にわたる民主主義の歴史と思想についての概説書であり、非常にわかりやすく参考になった。特にアテナイの民主主義が佐賀県程度の広さで4.5万人の間で行われたと知ったときはビックリした。イメージ的には現代の町内会より少し大きいくらいと思っていたからだ。ところで「参加と責任のシステム」をより意識する身近な民主主義と言えば、町内会、PTA、マンション管理組合だろうが残念ながら抽選では役員は、なかなか決まらない事を思うと、古代アテナイ人の優秀性が分かる。序章において筆者の言う「民主主義の四つの危機」については意見を同じくするが、もう一つの危機があるのではないか、それは現在の参政権は権利の名の基にタダで付与されている(つまり安物以下)。安物は大事にされない。それゆえに現在の参政権は大事にされない、その現象の一つが筆者も指摘する投票率の低下であり、上記表題どおり建設的議論はなされず、「誰かをやりこめるコンテンツ」「揚げ足取りゲーム」として参政権が費消されている現状がある。また、筆者の言う「真の民主主義」のイメージが最後まで分からなかったのは残念である。
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それは古代ギリシア時代から…。
Reviewed in Japan on June 16, 2026民主主義って2500年の歴史がある…とは驚きです!
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トランプの一連の独裁者的振る舞いから、民主主義・議会は考えざるを得ない
Reviewed in Japan on April 8, 2025アメリカのトランプ大統領の一連の条約や国際法からの脱退、破棄、無視及び関税についての暴挙を見ていて、これでは独裁ではないか。アメリカの民主主義は、議会はどういうものだろうという疑問がわき、この本を読んだ。
この書は古代ギリシャのポリスの民主主義の萌芽から説き起こし、独裁制、寡頭制、民主制あるいは共和制について、再度深掘りして、その変遷や限界性、議会制民主主義などを解いていく。
そうすると、アメリカは純粋な民主主義の国であることには疑問符がつくとある。民主主義はその国や時代によって色んなレベルがあり、歴史的経緯により、結局、誰が権力の主体か、三権分立で議会・選挙は重視されたが、その法の執行に当たる行政府についてあまり注意が行かず、大統領制のように民主主義の殿堂である国会が等閑視され、行政権が事実上の暴走を起こすことの危険性を常に宿しているという。
したがって、間接民主主義だけでは欠陥があり、本当の民主主義とは何かという原点から、再度見直してみる必要がある。現実には純粋で全きの民主主義はなく、様々な工夫をしながら、また、紆余曲折しながら根源的に民主主義的であることを模索し、実現し、その制度だけではうまくいかない限界性、弱点をどう補っていくかの問題の様である。
確かに、主権者・選挙権を持つ層は制限からだんだんと全員に広がって行ったが、それはかなり長いスパーンで実現しているが、極めて非効率・迅速性のなさが付きまとい、対立すると身動きができなくなるが、そういう中から立憲主義と三権分立と民主主義が機能する在り方は非常に微尿な関係の上に成り立っているという事であろう。
それは、トランプ大統領の一連の言動をから、改めて強く考えざるを得ない事柄である。この書は一定、その解明に説得力あるヒントを与えてくれる名著である。
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民主主義とは何か――古代から現代までの試行錯誤とその本質
Reviewed in Japan on August 27, 2024古代ギリシアから近代西欧に至るまでの政治の変遷を通して、
民主主義の本質に迫る一冊
本書は、歴史的事例をもとに、民主主義がどのように発展し、
またその過程でどのような問題や課題が生じたのかを深く考察しています
興味深い点をいくつか挙げると、貴族と平民の対立を通じて、
民主主義は単に同意を目指すだけでなく、
少数による支配を避けるための対立が必要不可欠であると述べています
著者は、いつの時代も市民が声を上げなければ
民主主義は成り立たないと強調します
また、古代アテネの独裁者ヒッピアスの圧政に関する記述では、
独裁政権が一時的に善政を実現することがあっても、
長期的には市民の政治的判断力の成熟を待って
民主主義が確立されることの重要性を指摘しています
現代においても、経済的・社会的な解放が求められていることが述べられ、
民主主義の持続的な発展に必要な条件を再確認します
ローマ共和政や米合衆国憲法の「五分の三条項」に関する著者の考察も
興味深く、民主主義の名の下に進められた制度が
必ずしも平等をもたらさなかった歴史的な背景に触れています
さらに、ジョン=ステュアート・ミルの「愚行権」の概念に言及し、
政治における異なる立場からの批判の必要性を強調するなど、
様々な思想家の考えを取り入れながら、
民主主義の多面性を明らかにしています
最後に、著者はハンナ・アーレントの「モッブ」論を引用し、
民主主義が常に批判を伴って機能してきたことを示します
代議制民主主義に対する不信感が高まる中、
選挙制度や政党の刷新が不可欠であること、
そして民主主義が誤った決定を自己修正する力を持つこと
についての考察は非常に示唆に富んでいます
結論として、本書は民主主義の歴史とその進化を辿りながら、
現代における民主主義の意義を再確認させてくれる一冊です
民主主義の本質に関心のある読者にとって、必読の書と言えるでしょう
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人生に必要なテキスト!
Reviewed in Japan on September 3, 2024学校の補助テキストとして使いました。これは民主主義とは何かの再定義をしてくれるし、この混沌な時代に考えを確立させてくれた。
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民主主義って多数決なのかへの問い
Reviewed in Japan on May 4, 2026現在、ポピュリズム政権が生まれ、民主主義とは何かに迷う中でお会いできました
バランスよくいろんな考えがあった方がいいとなんとなく感じていたので、そこは同じでよかったです
民主主義で本当に良かったと思える社会であってほしい
政治家にはきちんと納得できる説明を求めていくことは間違いではないと思いました
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民主主義は最悪?
Reviewed in Japan on June 11, 2023トランプが大統領になり、英国がEU離脱を決定した年から 遅まきながら?民主主義に疑問をもっていたので本書を手にした。アテナイ民主主義の時代からの問題意識があったと知り、また民主主義簿本質が「同質性」であるという見方は新鮮で とても面白く読みました。私のような一般向けとしておすすめの本です。
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民主主義の基礎的理解のために有用
Reviewed in Japan on January 2, 2025民主主義について、自分の経験的理解とは違う内容が多々あり勉強になった。2020年の刊行だが、2025年を迎えてリアルタイムで進行する「世界の民主主義の実際」を理解することに役立つと思う。
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