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ロブスター
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おちこぼれの女性ジャーナリストが異国の砂漠の地で掴んだ、
自分しかできない仕事、そして、人間のほんとうの幸せとは
フリージャーナリストとしての活躍の道が拓けずくすぶっていた寿美佳(すみか)は、摂氏六十度を軽く超える砂漠の地で、鉱石を運ぶトラックに乗っていた。
ここはオーストラリアでも「デッドエンド」と呼ばれる地帯。この先の鉱山で、元引きこもりの日本人労働者や、海外の政治犯が強制労働に従事させられているという疑惑を聞きつけて、記事を書いて一山当てようと潜入取材に乗り込んだのだ。金がない寿美佳のスポンサーとなったのは、夫の研究者・クセナキス博士がここに閉じ込められていると訴える博士の夫人だった。
博士を救い出すという任務も帯びながら、命からがら苛酷な砂漠を越え現地にたどり着いた寿美佳だったが、そこで出会った博士をはじめとする3人の労働者が語ったのは、寿美佳が全く思いもよらない背景だった……。
ここは見捨てられた場所、そして、途方もなく自由な土地――
「他の場所では生きられなくても」、今、自分の身体が、能力が、拡張していく。
人生の本質や、生と死の尊厳を、外から判断できるのか。
ほんとうの幸せとは何かに迫る著者の真骨頂。
- Print length216 pages
- LanguageJapanese
- PublisherKADOKAWA
- Publication dateSeptember 28, 2024
- Dimensions5.31 x 0.75 x 7.68 inches
- ISBN-104041153298
- ISBN-13978-4041153291
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About the Author
Product Details
- Publisher : KADOKAWA
- Publication date : September 28, 2024
- Language : Japanese
- Print length : 216 pages
- ISBN-10 : 4041153298
- ISBN-13 : 978-4041153291
- Item Weight : 310 g
- Dimensions : 5.31 x 0.75 x 7.68 inches
- Amazon Bestseller: #655,551 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
- #153,073 in Literature & Literary Criticism (Japanese Books)
- Customer Reviews:
About the author

東京都生まれ。東京学芸大学卒。1990年『絹の変容』で第三回小説すばる新人賞を受賞。97年『ゴサイタン―神の座―』で第十回山本周五郎賞を、『女たちのジハード』で第百十七回直木賞を受賞。2009年『仮想儀礼』で第二十二回柴田錬三郎賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 スターバト・マーテル (ISBN-13: 978-4334926977)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Top reviews from Japan
- 3 out of 5 stars
地獄で幽閉なのか、それとも天国を満喫なのか
Reviewed in Japan on October 24, 2024オーストラリアの砂漠にある鉱山で強制労働をさせられている反社会的な博士の妻から救出の依頼を受けたWebライターは「自称経験者」に簡単な取材をしただけで現地にむかいます。もちろん妻からの報酬と成功した際の自らのジャーナリストとしてのランクアップが目的です。
この作者の描く近未来はいつも悲観的なのですが、特に地球温暖化が進みほぼすべての動植物が絶滅してしまい人工的な食品でしか栄養補給ができなくなるうえに、貧富の差はますます広がり、日本人は海外に出稼ぎにいって家族に細々と仕送りをしなくてはならない姿を描いています。
自分以外の他者としてまず「家族」そして「友人」や「地域」、さらに社会的集団としての「学校」「会社」とのかかわりにくわえて目に見えない「SNSつながり」などあったほうが充実なのか、ないほうがひょっとすると幸せなのでは?そして自分の責任と判断で人生を終結させる権利を持つべきなのでは?という問いかけに答えられるのはおのおのの読者のみ、ということになります。
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篠田節子が描くとデストピアもこうなる!
Reviewed in Japan on December 8, 2024篠田節子『ロブスター』読了。
これは、著者の守備範囲ではあるが、決した作品が多いわけではないSFジャンルに属する。
それも、近未来ディストピアSFである。
舞台はオーストラリアの砂漠の中で、鉱山から捨てられたボタ山に希土類が含まれていることが分かり、それを再度掘り出すプラントが稼働している。
そのプラントにアメリカ出身の博士が幽閉されており、妻は彼の帰還を望んでいるということで、日本人女性の駆け出しジャーナリストが連れ帰ることを任務としてプラントに潜入する。
温暖化が加速し、気温は60℃の世界である。
日本は没落して久しい。
幽閉されているはずの、プラントのオペレーターたちは、なぜか変わり者ばかりだが、ここが居心地よく、自分の意志でここにとどまっている。博士もしかり。
そして、砂漠で蛇を釣って、それを餌にしてサソリを釣る。そのサソリを焼いて食べるのだ。
味がロブスターに似ているという。
まあ、そんな未来のディストピアが描かれているのだが、篠田節子らしい描写力で迫ってくるところが、本作の読みどころ。
ただ、トランプを彷彿させるアメリカの福音主義の大統領は任期が1期だけで終わったとされている。トランプ再選前に出版されているのだから、そう思ったのも無理はないのだけれど、そこだけはちょっと「あれっ?」と感じてしまったw
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新しい試みなのかな
Reviewed in Japan on November 22, 2024いつもの著者らしい骨太作品とは違って、ちょっと評価に困る。
テーマ的には面白いけど、ここで終わるの?むしろここからが面白そうなのに…という物足りなさ。
この作品に限らないけど、最近日本の価値が落ちきってしまうような作品をよく目にする。
そのうちそうなりそうな怖さと残念さを感じるけど、小説としてはもう少しその先が欲しい。
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大変楽しく読みました
Reviewed in Japan on October 12, 2024学業成績が優秀でもリーダーシップに秀でていない
↑うん。この自覚は大事だ
しかし活躍出来る分野としてヤマっけ高い方を選ぶのは何故だろう…
ヒロインは割と定型なのに、さすがは篠田氏。こりゃまた色々詰め込んでありますねー
読後に真っ先に思ったのが「なかなかいい会社だな」。
どうも最近自分は「そこじゃないだろう」をピンポイントに引掛けたがっているらしい
ちなみにヒロインが「事前検査」を受けたなら、
適応できるとされたのか適応しないとされたのかいったいどっちだったろう
彼女は博士によりプロクロステスのベットに合わせるよう教育されたのか
始めから合っていたのか
大変楽しく読みました
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