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中国の妖怪 (岩波新書)
- Print length210 pages
- LanguageJapanese
- Publisher岩波書店
- Publication dateJuly 20, 1983
- ISBN-104004202353
- ISBN-13978-4004202356
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Product Details
- Publisher : 岩波書店
- Publication date : July 20, 1983
- Language : Japanese
- Print length : 210 pages
- ISBN-10 : 4004202353
- ISBN-13 : 978-4004202356
- Item Weight : 159 g
- Amazon Bestseller: #814,063 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
- #244 in Foreign Folk Customs & Traditions
- #2,147 in Iwanami Shinsho
- #183,761 in Literature & Literary Criticism (Japanese Books)
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Top reviews from Japan
- 5 out of 5 stars
世界が広く深くなる
Reviewed in Japan on March 8, 2002これは中国の妖怪をもとに、龍や魑魅魍魎、そして角の神秘など世界中の様様な文物がかかれていて楽しいです。中国という地を軸にしながら楽しく、洋の東西の幻獣たちへの理解を広げることができます。
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気になった点いくつか
Reviewed in Japan on November 20, 2020p.50 -6,7 龏(きょう)(脚部の廾が丌になっている)→龏(きょう)(p.50 -7上部の龏は『漢字の世界』1 p.129-4と同じ。)
p.62-9 ニュー・グランジ→ニューグレンジ(Google map, Wikipedia)
p. 90 -5,6 南向きに立って天を仰ぐからである。→南面して、北天を仰臥(ぎょうが)するからである。(?)
p.165 -5,6 この地形の南側に立って北を向くことである。→この地形に南面して、北天を仰臥(ぎょうが)することである。
p.165 -6,7 すると、向かって右が東となり、左が西となる。→すると、北天を仰臥(ぎょうが)して左が東となり、右が西となる。〔九〇頁の図28参照。〕
p.102-1,2、137-minus2 伏(ふく)羲(ぎ)(脚部の乃部分は丂では)→伏羲(ふくぎ)または伏羲(ふっき)〔p.598,袁珂著 訳者鈴木博『中国神話伝説大事典』大修館書店、一九九九年四月一日、初版〕
p.102-9 羲(ぎ)(脚部の乃部分は丂では)和(か)→羲和(ぎか)
p.102-11 常羲(じょうぎ)(脚部の乃部分は丂では)→常羲(じょうぎ)
p.199-m5 メタフィジックな→メタフィジカルな (?)
p.203-5 富山房→ 冨山房
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興味ぶかい幻獣の研究
Reviewed in Japan on June 27, 2024中野美代子(1933~)と言う名前は、初めて聞く名前だった。札幌に生まれ、北海道大学で中国文学を学んだという。その後、吉川幸次郎の教えを受けながら、オーストラリア、台湾、香港で研究活動を続け、そして30代で北大の助教授、40代で北大の教授に就任し、1996年に定年退官している。著作活動に熱心で、20代から「西遊記」について執筆するなど、多くの書を残している。既に90歳を過ぎているようだが、まだご存命のようだ。
まずこの書は、中国の春秋時代にあった“中山王国文物展”から始まる。日本列島に人々は住んでいたのだろうが、まだ文字はなく、また歴史的な記録も残されていない。その時代に中国ではすでに燭台が工作され、王侯はインドネシア半島に生息するサルを飼育していたというから、彼の国の文明にやはり驚かされる。この他にも、南方から犀や象も中国に持ち込まれていたという。そして蛇に角を生やすことが、龍への第一歩、だと中野は見抜く。次いで人間の調和を壊す、「首なし人間」のような存在が妖怪の規範的な存在であると定義する。
第二章では、龍の歴史について詳しく解説する。第三章では四神または四獣、青龍、白虎、朱雀、玄武が登場する。玄武は、亀、或いは亀と蛇の合体物であるらしい。ここに四霊とされる麒麟、鳳凰、亀、龍もあるのだからややこしい。加えて中野は、エジプト、ギリシャなど西方の話も持ち込むものだから興味ぶかい。
中野が巻末に掲示した参考文献も、澁澤龍彦あり、柳田国男あり、南方熊楠あり、で研究の幅広さが窺える。
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龍の図像
Reviewed in Japan on September 7, 2011古代中国の幻獣について論じた本。
龍がメイン・テーマであり、龍の図像が装飾文様のなかから出現してきたのではないかというアイデアが開陳されている。たしかにそのとおりに思われるが、発展途上の発想をそのまま書き記したといった感じで、いささか読みにくい。またこれだけでは証拠不十分に思った。
そのほか、『山海経』に出てくる怪奇な動物たちの分類、四神の原型について、『西遊記』の沙悟浄の正体は何かなどが散発的に語られている。
アイデアとしてはおもしろいのだが、思いつきを並べただけの本であり、全体として非常に不満が残った。
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日本版ボルヘス?
Reviewed in Japan on September 22, 2015ホルヘ・ルイス・ボルヘスの『幻獣辞典』は私も好きだ。この本の紹介内容を中国の怪物に絞り、しかも考察や分析をもっと深く掘り下げたのが、本書『中国の妖怪』という感じか。まず、「妖怪」という呼び名が気になる。場合によっては龍や麒麟、鳳凰辺りを「妖怪」と呼ぶわけにはいかないだろう。ま、その程度は仕方ない。本の内容自体には、あまり文句は言い難いくらい、よく調べ、時に思い切った論述もできている。特にⅡ(龍の栄光と堕落)、Ⅲ(霊獣と魑魅魍魎)が、一般的日本人には親しみを持ち易いだろう・・・とは思うが。力を込めて記述している為か、時にはこちらからも”異議”を唱えたくもなるのだ。例えばメキシコのアステカ帝国における「ケツァルコアトル」は、蛇体に翼があり、確かに龍にも見える。それを「偶然だろうか」と彼女は言うが、私なら「ハイ」としか言えない。インドや中国にコブラ__インドのナーガはこれ__がおり、また中国には百歩蛇もいるように、メキシコ近辺にもフェル・デ・ランスとか例のガラガラ蛇など、恐ろしい毒蛇がいたのだ。それが飛んで来たら最高に怖い。環境がもたらした、似たような感性がよく似た神を作ったって驚くにはあたらない。エジプトのルウティーとギリシアの魔獣は、人面とライオンの体で共通していたから、今ではギリシア式に「スフィンクス」と呼ばれているではないか。あるいは、王符の言葉の引用は正しかったのか?と中野氏は怪しむ。「(龍の)眼は鬼(亡霊)に似」ではイメージしにくいが、「眼は兎に似」なら赤い目として思い浮かべやすいから、とのお説。でもウサギの目は、普通は赤くないのだ。白うさぎの目が赤いのは、白文鳥やシロヘビと同じく”アルビノ”だからに過ぎない。とか何とか言いたくなってくる。或いはまた、麒麟の歩き方が行儀よく、曲がり角は定規を引いたようにカチッと曲がって進む・・・ふんふん、江戸城敷地内での目付もそんな歩き方だったそうだが、ひょっとして麒麟の歩行法がモデルかも。とか何とか、勉強になったなという気分は出てくる。それだけの力作であるのは、こちらも力を入れて推薦したいです、ま、あちらの妖怪って、漫画やアニメにはしにくいね、縁起物には幾つかなってますけど。ふう~
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中国の奇妙な妖怪の世界にいざなう
Reviewed in Japan on November 19, 2013漢の武帝が作ったという動物園の話を入り口として、
読者を、龍や饕餮など、山海経に登場する奇妙な妖怪の世界にいざなう。
かつては、山に住んでいたそうした妖怪たちは、
漢の時代以降、山の神秘性がなくなるにつれて、次第に姿を消して行った。
筆者によれば、宋の時代以降に登場した、西遊記などの摩訶不思議な娯楽小説の背景には、
古代の妖怪を生み出したのと、同じ精神が流れているという。
知的興奮を味わうことのできる好著。
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