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kintone AIとは|料金・6機能・ChatGPT併用基準【2026年8月】

kintone AIとは|料金・6機能・ChatGPT併用基準【2026年8月】

結論:kintone AIは2026年6月14日に正式提供開始した「スタンダード・ワイドコース契約者が追加料金なしで使えるAI機能」であり、社内データの検索やノーコードアプリ作成には強いが、社外向けの文章生成や複雑な分析はChatGPT・Claudeなど外部LLMと役割分担するのが現実的です。

この記事の要点

  • kintone AIは検索AI・アプリ作成AIなど6機能。ライトコースと開発者ライセンスでは利用できません(2026年8月時点)
  • 料金は追加コストゼロですが、コースごとに毎月のAIクレジット上限が決まっており「タダで使い放題」ではありません
  • 中小企業は「社内データ検索・簡易アプリ作成」はkintone AI、「資料作成・複雑な分析・社外向け文章」は外部LLMという使い分けが実務的です

対象読者:kintoneを導入済み、または導入検討中の中小企業の情報システム担当者・経営者

読了後にできること:自社のkintoneコースとAIクレジット残量を確認し、kintone AIと外部LLMの役割分担を決められるようになります

「kintoneはもう何年も使ってるんですけど、最近ついたAI機能って結局何ができるんですか? ChatGPTと契約してるのと何が違うんですか?」

AI導入の研修や相談の場で、こういう質問を受けることが増えています。kintoneは日本の中小企業で業務システムの内製ツールとして広く使われており、2026年6月に「kintone AI」が正式版として提供開始されたことで、既存ユーザーの間で「これで社内のAI活用は完結するのか、それとも別途ChatGPTやClaudeを契約すべきか」という判断に迷う声が出てきました。

実際に相談を受けていて感じるのは、「kintone AIか外部LLMか」という二択で考えてしまい、どちらも中途半端な使い方になっているケースが少なくないということです。kintone AIは業務データに強く、外部LLMは汎用的な文章生成・分析に強い。どちらか一方ではなく、役割を分けて併用するのが現実的な解になります。

この記事では、2026年6月の正式提供から2026年8月時点までの公式発表・公式ヘルプの情報を整理したうえで、中小企業がkintone AIと外部LLMをどう使い分けるべきかの判断基準を、コピペで使える指示文テンプレートつきで解説します。

結論ファースト:kintone AIと外部LLM、どっちを使う?

やりたいことおすすめ理由
社内マニュアル・過去の問い合わせ履歴を横断検索したいkintone AI(検索AI)kintone内のデータに直接アクセスできる。外部にデータを出さずに済む
現場の要望をもとに業務アプリをすぐ作りたいkintone AI(アプリ作成AI)チャット形式でフィールド構成まで提案してくれる。ノーコード開発の入口として優秀
日報・スレッドの内容を素早く把握したいkintone AI(スレッド要約AI)2026年8月時点でAndroidアプリに対応済み。モバイルでの確認が速い
提案書・議事録・メール文面など社外向け文章を作りたいChatGPT / Claudekintone AIは文章生成向けではない。外部LLMの得意領域
kintoneに蓄積したデータを深く分析・考察したいChatGPT / Claude(CSVエクスポート併用)レコード一覧分析AIは概要把握向け。踏み込んだ分析は外部LLMが柔軟
複数部署をまたぐ複雑な承認フローを設計したいkintone AI(プロセス管理設定AI)で叩き台→人がレビューAIが叩き台を作り、最終判断は業務担当者が行う運用が安全

kintone AIとは?2026年6月正式提供の全体像

kintone AIは、サイボウズが提供する業務改善プラットフォーム「kintone」に組み込まれたAI機能群です。2025年4月から「kintone AIラボ」でβ版として一部機能が先行提供されていましたが、2026年4月22日にサイボウズが正式版移行を発表し、2026年6月14日(2026年6月版アップデート)から正式提供が始まりました。

正式版の対象となるのはスタンダードコースまたはワイドコースを契約中のユーザーです。公式ヘルプ(jp.kintone.help)には「ライトコースと開発者ライセンスでは利用不可」と明記されており、料金ページのプラン比較表でもAIクレジットの記載があるのはスタンダード・ワイドコースのみです。ライトコースでkintoneを使っている企業がkintone AIを試すには、コースアップグレードが前提になります。

料金面での大きなポイントは「AIクレジット制」です。kintone AIの利用そのものに追加料金はかかりませんが、コースに応じて毎月一定のAIクレジットが付与され、機能を使うごとにクレジットが消費されます。クレジットは契約組織の全ユーザーで共有されるため、誰か一人が使いすぎるとチーム全体の残量が減る仕組みです。サイボウズは2026年秋ごろをめどに、クレジットを追加購入できる有償オプションを提供する予定と発表しています(2026年8月時点で未提供)。

6つのAI機能を徹底解説

kintone AIの機能は、公式サイトの分類に沿うと「データ活用を支援するAI」と「市民開発(現場主導のアプリ開発)を支援するAI」の2グループ・計6機能に分かれます。

データ活用系:検索AI・レコード一覧分析AI・スレッド要約AI

検索AIは、kintone内に蓄積された社内マニュアルや過去の問い合わせ履歴などを横断的に検索できる機能です。研修先でよく聞くのは「あのルール、どのアプリのどのレコードに書いてあったか毎回探すのが面倒」という悩みで、検索AIはこの手間を減らす目的に向いています。

【kintone 検索AIへの指示文テンプレート】
「[検索したい内容]について、[対象アプリ名 または 全アプリ]から
関連する情報を探して、要点をまとめて教えてください。
出典元のレコードやアプリ名も併記してください。」

例:
「有給休暇の取得申請ルールについて、就業規則関連のアプリから
関連する情報を探して、要点をまとめて教えてください。
出典元のレコードやアプリ名も併記してください。」

レコード一覧分析AIは、一覧画面のデータをAIが要約・分析する機能です。あくまで概要把握が目的で、複雑な統計処理や仮説検証には向いていません。傾向をざっくり掴んで「次に何を深掘りすべきか」の当たりをつける段階で使うのが現実的です。

【レコード一覧分析AIへの指示文テンプレート】
「この一覧の[対象期間]のデータについて、
・件数が多いカテゴリ上位3つ
・前の期間と比べて増減が目立つ項目
・気になる異常値
を教えてください。」

例:
「この一覧の直近3ヶ月の問い合わせデータについて、
・件数が多いカテゴリ上位3つ
・前の期間と比べて増減が目立つ項目
・気になる異常値
を教えてください。」

スレッド要約AIは、スレッドに投稿された議論や日報を要約する機能です。2026年8月版のアップデートでAndroid版kintoneモバイルアプリに対応し、「スレッドを要約」ボタンをタップするだけで要点を把握できるようになりました(iOS版は今後対応予定・2026年8月時点)。外出の多い現場責任者が、移動中に日報スレッドの内容を素早く確認する用途に向いています。

市民開発系:アプリ作成AI・プロセス管理設定AI・アプリ設定レビューAI

アプリ作成AIは、チャットでAIと対話しながら業務アプリを作成する機能です。作りたいアプリの内容を伝えると、AIが適切なアプリ名やフィールド構成を提案してくれます。情報システム部門に頼らずに、現場担当者自身が簡易的な業務アプリを作れる「市民開発」の入り口として位置づけられています。

【アプリ作成AIへの指示文テンプレート】
「[部署名]で使う[用途]のアプリを作りたいです。
記録したい項目は[項目1、項目2、項目3...]で、
[利用シーン、例:毎日入力する/週1回集計する]という使い方をします。
必要なフィールド構成を提案してください。」

例:
「営業部で使う日報アプリを作りたいです。
記録したい項目は訪問先、商談内容、次回アクション、金額見込みで、
毎日入力して週次で上長がまとめて確認するという使い方をします。
必要なフィールド構成を提案してください。」

プロセス管理設定AIは、申請・承認フローなどのワークフロー設定を支援する機能です。承認ルートの叩き台をAIに作らせ、最終的な運用ルールは業務担当者がレビューする、という順番を守ることが重要です。特に金額承認や人事関連のフローは、AIの提案をそのまま本番投入せず、必ず人の目でチェックしてください。

【プロセス管理設定AIへの指示文テンプレート】
「[申請の種類]の承認フローを作りたいです。
申請者は[申請者]、承認は[承認者の役職・人数]の順で通します。
[金額や条件によって承認者が変わる場合はその条件]も考慮してください。」

例:
「経費精算の承認フローを作りたいです。
申請者は一般社員、承認は直属の上長→経理担当の順で通します。
5万円を超える場合は部門長の承認も追加してください。」

アプリ設定レビューAIは、作成済みのアプリ設定をAIがレビューし、改善点を提案する機能です。現場担当者が作ったアプリを、情報システム部門が細部までチェックする手間を減らす目的で使えます。

料金のリアル:追加料金ゼロでも「タダ」ではない理由

kintone本体の料金プランは以下の3コースです(サイボウズ公式サイト、2026年8月時点)。

コース月額(1ユーザーあたり)最低契約ユーザー数kintone AI
ライト1,000円10名〜利用不可
スタンダード1,800円10名〜500クレジット×ユーザー数/月
ワイド3,000円1,000名〜1,000クレジット×ユーザー数/月

ここで注意したいのは、「AI機能自体は追加料金なし」という説明を「使い放題」と誤解しないことです。実態は「コースの月額に、あらかじめ一定量のAIクレジットが含まれている」という設計で、クレジットは契約組織の全ユーザーで共有プールされます。付与されたクレジットの範囲内であれば追加費用は発生しませんが、機能ごとにクレジット消費量が異なり、使い切ると翌月まで(あるいは2026年秋予定の有償追加購入まで)その月は利用できなくなる可能性があります。

中小企業がここで見落としがちなのは、「スタンダードコースに上げればAI機能がフル活用できる」と考えて導入したものの、検索AIやアプリ作成AIを部署ごとに使い始めた結果、想定より早くクレジットを消費してしまうケースです。導入初月は利用ルールを決めずに全社解禁するのではなく、まず情報システム担当者や一部部署で試用し、消費ペースを把握してから展開範囲を広げる方が安全です。

クレジット量のイメージをつかむ計算例

公式に公開されている数値をもとに、コース別のクレジット付与量を試算してみます(あくまで公式の料金体系から逆算した計算例であり、特定企業の実測値ではありません)。

企業規模の例コース付与クレジット(月)の計算
30名の企業スタンダード(500クレジット×ユーザー数)500×30=15,000クレジット/月を全社で共有
100名の企業スタンダード(500クレジット×ユーザー数)500×100=50,000クレジット/月を全社で共有
1,000名の企業ワイド(1,000クレジット×ユーザー数)1,000×1,000=1,000,000クレジット/月を全社で共有

ここで重要なのは、1機能あたりの消費クレジット数が公式ページ・公式ヘルプでは具体的な数値表として公開されているものの、機能や利用状況によって変動する可能性がある点です(2026年8月時点)。上の試算はあくまで「付与される総量の桁感」をつかむためのものであり、実際にどのくらいの業務量をこなせるかは、自社での試用期間中にモニタリングして確認することをおすすめします。

kintone AIが得意な業務・不得意な業務

研修や導入支援の現場でよく相談されるのは「kintone AIだけで社内のAI活用は十分か」という質問です。答えは「用途によって明確に向き不向きがある」というのが実態に近いです。

kintone AIが得意な業務

  • kintone内に蓄積された社内データ(マニュアル・問い合わせ履歴・過去案件)の検索
  • 現場発案の簡易業務アプリの試作(本格的な要件定義の前段階)
  • 申請・承認フローの叩き台作成
  • スレッドや日報の要約による情報キャッチアップ

外部LLM(ChatGPT・Claudeなど)が得意な業務

  • 提案書・メール・議事録など社外向け・フォーマル文章の生成
  • kintoneのデータをCSVエクスポートしたうえでの、踏み込んだ分析や仮説検証
  • 複数の情報源(Web検索・PDF・他システムのデータ)を横断した調査
  • プログラムコードの生成やレビューなど、kintoneの枠を超えた専門作業
【kintoneデータを外部LLMで分析する際のプロンプト例】
「添付のCSVは[データの説明、例:直近6ヶ月の問い合わせ対応記録]です。
・件数の多いカテゴリの傾向
・対応時間が長引いている案件に共通する特徴
・改善につながりそうな仮説
を、根拠となる数値とともに整理してください。
個人が特定できる情報は分析結果に含めないでください。」

この使い分けができていない企業ほど、「kintone AIを入れたのに思ったほど便利にならない」「ChatGPTを契約したのに社内データが検索できず結局手作業」という中途半端な状態に陥りがちです。

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【要注意】中小企業が陥りやすい失敗パターン

失敗1:ライトコースのままkintone AIを期待してしまう

❌ 「AI機能がついたらしいから触ってみよう」とライトコースの管理画面を探しても、そもそも表示されない

⭕ 導入検討の最初の段階で、自社の契約コースを確認する。スタンダード・ワイドコース以外では利用できないことを前提に予算を組む

失敗2:クレジットの消費ルールを決めずに全社解禁する

❌ 「便利そうだから」と告知だけして全部署に使わせ、月の途中でクレジットが枯渇。本当に必要な部署が使えなくなる

⭕ 試用期間を設けて消費ペースを把握し、優先度の高い用途(検索AIによる問い合わせ対応など)から段階的に展開する

失敗3:kintone AIだけで社内のAI活用が完結すると思い込む

❌ kintone AIを導入したことで「もう外部AIは不要」と判断し、文章生成や複雑な分析まで無理にkintone AI内で完結させようとする

⭕ 社内データの検索・簡易アプリ作成はkintone AI、文章生成・深い分析は外部LLMという役割分担を最初から設計する

失敗4:情報システム部門だけで導入判断し、現場に浸透しない

❌ 情報システム担当者が機能を把握しただけで「導入完了」とし、現場への使い方説明や指示文テンプレートの共有をしない

⭕ この記事のような指示文テンプレートを部署ごとに配布し、実際に使う現場担当者を巻き込んで運用ルールを作る

導入ステップ:いきなり全社解禁しない3フェーズ

kintone AIをスムーズに定着させたい場合、初日から全社員に使わせるのではなく、次のような段階を踏むと失敗を減らせます。

フェーズ1:検証(1〜2週間)

情報システム担当者、または各部署の代表者1〜2名だけで検索AI・アプリ作成AIを試用します。この段階の目的は「どの用途で本当に業務時間が減るか」「クレジットがどれくらいのペースで減るか」を見極めることです。
研修現場での経験からいうと、この検証フェーズを飛ばしていきなり全社展開した企業ほど、後から「使い方がバラバラ」「クレジットが偏って消費される」といった調整コストがかかる傾向があります。

フェーズ2:優先部署への展開(1ヶ月程度)

検証フェーズで手応えのあった用途(多くの場合は検索AIによる問い合わせ対応や、アプリ作成AIによる簡易アプリの内製)を、実際に業務量の多い部署から展開します。このタイミングで、この記事の指示文テンプレートを配布し、部署ごとに使い方のばらつきを減らします。

フェーズ3:全社ルール化と外部LLMとの役割分担の明文化

クレジット消費の傾向が見えてきた段階で、社内向けに「kintone AIで完結させること」「外部LLM(ChatGPT/Claude)に任せること」を明文化した運用ルールを作ります。すでに社内AI利用ガイドラインを整備している企業は、kintone AIの利用範囲をそのガイドラインに追記する形で対応すると二重管理を避けられます。

導入判断チェックリスト(Uravationならこう見る)

AI導入支援の立場から、kintone AIの導入・活用を検討する際に確認しておきたいポイントをまとめました。

  • □ 現在のkintoneコースはスタンダード・ワイドか(ライトなら先にコースアップグレードの費用対効果を検討)
  • □ 検索AI・アプリ作成AIなど、どの機能をどの部署で優先的に使うか決まっているか
  • □ AIクレジットの消費ペースを最初の1〜2ヶ月は誰がモニタリングするか決めているか
  • □ kintone AIで完結する業務と、外部LLM(ChatGPT/Claude)に任せる業務の線引きができているか
  • □ 検索AIが横断検索する対象データに、機密性の高い人事・給与情報が含まれていないか、アクセス権設計を見直したか
  • □ アプリ作成AI・プロセス管理設定AIが提案した設定を、本番運用前に人がレビューする手順になっているか

セキュリティと運用ルールの考え方

検索AIは「kintone内のデータを横断的に検索する」機能である以上、閲覧権限の設計がそのままAI検索結果の範囲に直結します。人事評価や給与など、特定メンバーしか見てはいけないアプリのアクセス権が緩いままだと、検索AI経由で意図しない範囲まで情報が見えてしまうリスクがあります。kintone AIを本格導入する前に、既存アプリのアクセス権・フィールド権限を棚卸ししておくことをおすすめします。

また、外部LLMを併用する場合は、kintoneからエクスポートしたデータに個人情報や機密情報が含まれていないか確認したうえでプロンプトに貼り付けることが基本です。社内のAI利用ガイドラインを整備していない企業は、kintone AIと外部LLMの両方を対象にしたルール作りを同時に進めるとよいでしょう。中小企業向けの社内AI利用ガイドラインの作り方は、AI導入戦略ガイド|6フェーズ・ROI・助成金で失敗しないで6フェーズに分けて解説しています。

他の業務システムAIとの違い(Microsoft 365 Copilot・Google Workspace)

中小企業がAI導入を検討する際、「kintone AI」だけでなく「Microsoft 365 Copilot」「Google WorkspaceのGemini」など、普段使っている業務基盤に組み込まれたAI機能と比較して検討することが多いです。それぞれ得意領域が異なるため、単純な優劣ではなく「どのデータに強いか」で使い分けるのが実務的です。

製品強いデータ領域中小企業での主な用途
kintone AIkintoneに蓄積した業務データ(案件・問い合わせ・日報など)社内データ検索、簡易業務アプリの内製
Microsoft 365 CopilotWord・Excel・Outlook・Teamsのファイルやメール文書作成支援、会議要約、Excelでのデータ整理
Google Workspace(Gemini)Gmail・スプレッドシート・ドライブ内のファイルメール文面作成、スプレッドシート分析の補助

kintoneをすでに業務基盤として使っている企業であれば、まずkintone AIで「業務データの検索・アプリ内製」を効率化し、文書作成やメール対応はMicrosoft 365 CopilotやGoogle WorkspaceのAI機能、あるいはChatGPT・Claudeに任せる、という3層構造で考えると整理しやすくなります。

よくある質問

Q. kintone AIはいつから使えますか?

A. 2026年4月22日にサイボウズが正式版移行を発表し、2026年6月14日(2026年6月版アップデート)から正式提供が始まりました。それ以前は「kintone AIラボ」でβ版として一部機能が先行提供されていました。

Q. kintone AIは無料ですか?

A. 機能の利用自体に追加料金はかかりませんが、対象はスタンダード・ワイドコースの契約者に限られます。ライトコースの月額料金だけでは利用できません。また毎月のAIクレジットには上限があるため、無制限に使える「使い放題」ではありません。

Q. kintone AIで何ができますか?

A. 検索AI・レコード一覧分析AI・スレッド要約AI(データ活用系)と、アプリ作成AI・プロセス管理設定AI・アプリ設定レビューAI(市民開発系)の6機能が利用できます。詳しくは本記事の「6つのAI機能を徹底解説」をご覧ください。

Q. kintone AIを有効にするにはどうすればいいですか?

A. スタンダード・ワイドコードを契約していれば、個別の申し込みは不要です。管理画面からそのまま各AI機能にアクセスできます(公式ヘルプ・INTERNET Watch記事より)。ライトコースの場合は、コースアップグレードの手続きが必要になります。

Q. kintone AIとChatGPTはどちらを契約すべきですか?

A. どちらか一方を選ぶのではなく、社内データの検索・簡易アプリ作成はkintone AI、社外向け文章生成や複雑な分析はChatGPT・Claudeという役割分担がおすすめです。すでにkintoneをスタンダード以上で契約している企業なら、まず追加コストのかからないkintone AIから試し、足りない部分を外部LLMで補う順番が導入コストを抑えやすくなります。

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること:自社のkintoneコース(ライト/スタンダード/ワイド)を確認し、kintone AIが使える状態かをチェックする
  2. 今週中:検索AI・アプリ作成AIのどちらを優先的に試すか決め、この記事の指示文テンプレートを使って1つの業務で試用する
  3. 今月中:AIクレジットの消費ペースを確認しながら、kintone AIと外部LLM(ChatGPT/Claude)の役割分担ルールを部署ごとに文書化する

ノーコードでのAI活用をkintone以外のツールも含めて比較検討したい場合は、ノーコードAIワークフロー導入の進め方ガイドもあわせてご覧ください。資料作成AIとの使い分けで迷う場合は、資料作成AIの選び方|Gamma・Canva・Copilot比較も参考になります。


次回予告:次回は、kintone以外の業務システム(Salesforce・SAPなど)に搭載されたAI機能と、外部LLMとの使い分けをテーマにお届けします。


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。
SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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参考・出典

この記事の内容を社内展開する方へ: 生成AI活用事例 業務別50選(無料・PDF 14ページ) をダウンロードできます。

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佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

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