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【感想】『集中できないのは、部屋のせい。』米田まりな 著

意味が異なるものが同じ場所に積み上がっていると、
それを見るたびに「これは何だっけ?」と考えなきゃいけない。
そしてその作業にうんざりした脳は、やがて“考えること”を放棄してしまう。

デビッド・アレンのこの言葉、あまりに刺さりすぎて笑った。
私の部屋のことでは……?

■ 無印良品のお部屋に住みたい期、あった

たしかに一度は、
“無印良品みたいなお部屋” に住みたい時期があった。

白くて、すっきりしていて、生活感が溶けていくような空間。
あれに憧れない人いるのかな?

でも結論から言うと、
秒で散らかった。

そう、あれは上級者向け。
もはや整理整頓という名の武道。
私にはまだ修行が足りなかった……。

なので最近は、もう目先の“見映えの良さ”にはとらわれない。
機能性を重視する。
その気持ちでこの本を手に取った。

■ 人が判断できる回数には上限があるらしい

ジョブスやオバマが服を固定している話は有名だけど、
片付けも同じらしい。

「今日着る服どうしよう」
「どこにしまおう」
「何を出そう」

これらは全て判断の回数を消費しているそうだ。
言われてみれば、部屋が散らかっている日の私は、
妙に決断力がなくなる気がする。

■ 収納は“種類”ではなく“利用頻度×利用シーン”

この本の中で特に刺さったのがこれ。

文房具、ケーブル……と“カテゴリ”で分けるのではなく、
利用頻度 × 利用シーン で分ける。
(毎日使う)×(メイクシーン)=洗面台
(月1使う)×(勉強シーン)=最悪しまってもいい

合理的すぎる。
片付け方そのものが、もう生活導線のデザインになっている。

■ 机の上に何もないだけで、全然違う  

いちばん実感しているところ。
机の上をまっさらにしただけで、集中力が段違い。
「マルチタスクは集中力を40%低下させる」という数字も、
たしかにデータに裏打ちされたもの。

視界に余計な情報があると、脳がそっちに引っ張られるんだろうな。
ここ最近は作業のスピードがかなり上がって、
“自宅でもこんなに捗るんだ” と感動している。

■ オタクはミニマリストの夢を見るか

問題はここである。
オタク、物が増えがち。

グッズは増える。
気づくと棚も増える。
そしてまたグッズが増える。
今日も推しのアクスタが届いた。

この幸福な連鎖のなかで、どうモノを減らしていくか。

でも、
「グッズは増えつつも、作業に集中できる部屋」
という、いいとこ取りの部屋は作れる気がする。

必要な“作業の場”だけは、きれいに保つ。
その上でオタクの心の楽園は別枠で存在していい。

私はそのハイブリッドを目指していきたい。

■ まとめ

部屋の状態って、思っていた以上に脳の働きに直結している。
集中できないのは怠け心ではなく、環境のせいかもしれない。

・判断回数の節約
・利用シーンで分ける収納
・机の上はできるだけ何も置かない
・自分の性質(オタク)ともうまく折り合いをつける

このあたりを実践するだけで、
だいぶ“集中できる部屋”に近づけそうだ。

今日も机の上だけは美しく、
棚には推したちが鎮座している。

これが、私の理想の部屋の形なのかもしれない。

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