うつ病アラサーがスーパーの面接で泣いてしまった話
約10年精神疾患と生きている私ことだだだ、スーパーの面接に行ってきました。
その結果は不採用、されどがっかりしていない。
そして流した涙は、悲しみではなく驚きと安心のものだったのです。
今回はそんなお話。
傷病手当金も今後はないし少しでもお金を稼がないと。
引きこもってるせいで運動&刺激不足で死にそう。人と対面で話すことの重要さを痛感した。
それなら多少の肉体労働は必要だ!やむをえん!と重い腰を上げネットから近く(3キロ先)のスーパーの求人に応募した。
履歴書を書いたのはおそらく4年ぶりだ。
転職時はパソコン作成だったので直筆のは8年ぶりとかそれくらいかもしれない。
去年の断捨離祭りで会社員にはもうならねえ!ってパソコンから履歴書、職務経歴書のデータを完全削除していたので学歴、職歴を1から調べ直しての記入。
面倒くさかったけれど、この年こうだったのかと振り返るのは悪くなかった。
後で自分年表を作ろうと思っている。
履歴書に貼る写真は、撮り直すのが面倒くさくて髪を黒に戻す前のハイライトがバリバリに入った状態の写真(残ってたので)をドン。
この不真面目且つなめてんな〜と思われるであろう写真で落とされるのか試したいという邪な好奇心ゆえだ。
(一番はただただ面倒くさい&1,000円もったいないと思ったからというのは内緒)
そんな不真面目履歴書を引っさげ、いざ面接へ出陣。
迎えてくれたのは不思議な感じがする(上手く言えない)採用担当のおば様だった。
面接の前にちょっとした記入。
性格診断と計算問題。(久々に算数出来て少し楽しかった)
10分ほど経ったあと、おば様と面接という名のお話タイム。
なぜ応募したのか。
どんな理由で働きたいのか。
過去の仕事履歴について。
繁忙期出られるか等のすり合わせ。などなど
私はそこで誤魔化すの面倒くさいしいいやと自分がうつ病で会社を辞めたこと、リハビリがてら働くことを再開したいと言うことを話してしまった。
悪手かもしれないと思いつつどうしても嘘がつけない馬鹿正直、それが私である。
嘘をつくのが嫌というのもあるが、本音としてはただ自分を受け入れてもらいたいがゆえの自己開示なのだと思う。
もちろん話す人は選ぶのだけれど。
そんな感じでうつ病になった経緯なども話した。
前の会社であったこと、その時の自分の行動…。
誰かに直接話すのはもしかしたら初めてだったかもしれない。
おば様は私の話を嫌な顔せず相づちを打ちながら聴いてくれた。
その上で
「辛かったね、頑張ったね」
「そりゃおかしいよ、あなただけが悪いんじゃない。」
「早く見切りつけられてよかったね。」
「辞めるのは正解だったよ。」
などと言ってくれた。
うつが再発した時会社でやった面談では「なんで早く言ってくれなかったんですか」というように一方的に私が悪者にされたことを思い出す。
家族に会社を辞めたという決断を肯定してくれた人もいなかった。
家族以外ではいたけれど、詳細を話したことはなかった。
そんな中会ったばかりのおば様は私の決断を、行動を肯定してくれた。
「うちのお店にもうつ病の方何人かいますし、そんな気にすることじゃないですよ」
「予め事情を話してくれて助かります」
驚きだった。
うつ病に偏見持ってるやつのほうが時代遅れだよ!とか、それを理由に門前払いするようなところは大したところじゃないと強気に思っているところがあった。
けれど心の底では「普通」から逸脱してしまった自分に劣等感や疎外感を持っていたらしい。
ちゃんと働けるか分からない不安もあったのだと思う。
精神疾患というレッテルを気にしていないわけがないし、ただ強がっていた。
それをおば様は打ち壊してくれた。
「あなただけじゃないよ。」
「ちゃんと居場所があるよ。」
「頑張りたい気持ちを無駄にはしないよ。」
そう言われたわけではないけれど、そう感じた。
社会のレールから外れてしまったような自分を受け入れてくれる人がいるという事実が、認識が、思考を駆け巡り、気づいたら目から涙がこぼれ落ちていた。
なぜ泣いてしまったのかの理由を上手く言葉にできないけれど、きっと驚きと安心だったのだと思う。
おば様は泣かせちゃった!ごめんねと言いながらティッシュを差し出してくれた。
それに対して私は「受け入れてもらえると思わなくて、ありがとうございます」と拙いながらお礼を伝えはしたのだけど、もっとちゃんと言えばよかったなと少し後悔している。
ちなみに面接の結果は不採用だった。
理由は1年以上働ける長期雇用の人が必要だったから。(諸事情で1年以上の勤務ができるか分からない状況だった)
私の人格とかに問題があった訳ではない、ただ働ける期間の条件が合わないだけだとはっきり言ってくれた。
そして、家族とかと相談して長期でできるかもってなったら再度連絡してくださいとのことだった。
情をかけすぎず、ビジネス目線での判断ができるのがしっかりしているなと思った。
お店を成り立たせるためにもある程度シビアにならざるを得ないことは理解しているし、それが会社というものなのでそこをきっちりできるのはさすがだと思う。あっぱれ。
そんな訳で結局仕事は決まらなかったけれど、それ以上に良い経験をさせてもらった面接だった。
面倒くさいな〜と思いつつも応募して良かったと思う。
面接してくださったおば様、ありがとうございました。
あなたのような方がいるのだという事実が、希望になりました。
人生、捨てたもんじゃない、かも。
