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【神は見ている】500年前の戒め。ボス『七つの大罪と四終』に隠された恐怖の仕掛け

みなさん、こんにちはなのだ!「ずんだもん美術館」へようこそなのだ。

今回パトロールするのは、当チャンネルの人気者、ヒエロニムス・ボスなのだ! 『快楽の園』であれだけブッ飛んだ地獄を描いた彼だけど、この『七つの大罪と四終』(1485年頃)は、さらにダイレクトに「お前、悪いことしてないか?」と突きつけてくる、最高に恐ろしい作品なのだ!

『七つの大罪と四終』

中央の「神の目」から、隅っこの地獄の拷問まで、ボスの執念深い描き込みを細かく解説していくのだ。


👁️ 中央:巨大な「神の目」

まず目に飛び込んでくるのは、中心にある大きな円なのだ。これは「神の目(瞳)」を象徴しているのだね。

巨大な「神の目」
  • 中心のキリスト: 瞳孔にあたる部分には、傷口を見せるキリストが描かれているのだ。「私はお前たちの罪のために苦しんでいるのだぞ」というメッセージなのだね。

  • 恐ろしい警告文: キリストのすぐ下に書かれている言葉は……

    1. 「慎め、慎め、神は見ている」

    2. 逃げ場なしなのだ!ボスの時代の人々は、この絵をテーブルクロスのように置いて、食事中も「自分は罪を犯していないか?」とチェックしていたと言われているのだ。胃が痛くなる食卓なのだね……。


🍕 周囲:七つの大罪

瞳から広がる虹彩の部分には、人間が犯す「七つの大罪」がコミカルかつ毒々しく描かれているのだ。時計回りに見ていくのだ!

怒り (Ira): 家の前で男二人が大喧嘩!一人は椅子を被り、もう一人は包丁を持ち出しているのだ。女性が必死に止めているけれど、理性を失った人間の醜さが全開なのだ。

怒り (Ira)

高慢 (Superbia): 鏡に映る自分の姿に見惚れる女性。でも、その鏡を支えているのは、なんと「悪魔」なのだ!おしゃれのつもりが、悪魔の手のひらで踊らされている……ボスの皮肉が効いているのだ。

高慢 (Superbia)

色欲 (Luxuria): ピンクのテントの中で、二組のカップルがいちゃついているのだ。楽器や食べ物が散乱していて、享楽にふけっている様子。当時の道徳では、結婚外の楽しみは地獄行き確定だったのだね。

色欲 (Luxuria)

怠惰 (Accidia): 暖炉の前で居眠りしている男。尼僧が「お祈りしなさい!」と声をかけているのに、全く起きる気配がないのだ。やるべきことをやらないのも、立派な罪なのだ。

怠惰 (Accidia)

大食 (Gula): テーブルに並んだご馳走をむさぼり食う親子。父親はビールを飲み干し、子供はさらに食べ物をねだっているのだ。貧しい人がいる一方で、自分だけ腹を満たすのは罪、という戒めなのだ。

大食 (Gula)

強欲 (Avaritia): 裁判官が、こっそり賄賂を受け取っているシーンなのだ。正義を売ってお金に変える……現代でも変わらない人間の汚い部分を、ボスはしっかり見逃さないのだ。

強欲 (Avaritia)

嫉妬 (Invidia): 隣の家の豪華な生活を、窓からじーっと見ている夫婦。手には大きな骨を持っているけれど、足元では犬がその骨を狙っている。自分の持ち物に満足せず、他人のものを欲しがる浅ましさを描いているのだ。

嫉妬 (Invidia)

⌛ 四隅:人生の「四終(ししゅう)」

円の四隅には、人間が最期に迎える四つのステージが描かれているのだ。

  • 左上【死】: 臨終の瞬間なのだ。神父が祈る傍らで、枕元には天使と悪魔が待機しているのだ!「こいつの魂はどっちがもらう?」という、運命の分かれ道なのだね。

【死】
  • 右上【最後の審判】: 審判を下すキリストと、ラッパを吹く天使。死者が墓から蘇り、天国か地獄かジャッジされる運命の日なのだ。

【最後の審判】
  • 右下【天国】: 選ばれし者が音楽を奏で、光に満ちた門をくぐるのだ。でも、ここに行けるのはごく一部だけ……。

【天国】
  • 左下【地獄】: ボスの本領発揮なのだ! 七つの大罪に対応した「専用の拷問」が描かれているのだ。

    • 食べ過ぎた人は悪魔に強制給餌され、

    • 高慢だった女性は悪魔に鏡を持たされ、

    • 怠惰だった者はベッドで悪魔に叩き起こされる……。 まさに「因果応報」のテーマパークなのだ!

【地獄】

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編集後記(めたん)
この『七つの大罪と四終』。 ボスは決して、私たちをただ怖がらせるために描いたのではないわ。 「神様は空の上から、あなたのすべてを見ているのよ」という、当時の人々の切実な世界観を形にしたの。

でも、描かれている罪の数々は、500年以上経った今の私たちが見ても「あるある……」と思ってしまうものばかり。人間っていう生き物は、時代が変わっても、食欲や嫉妬、見栄から逃げられないのかもしれないわね。

もしあなたが今日、誰かにイラッとしたり、つい食べ過ぎてしまったら。 この絵の真ん中にある「神の目」を思い出してみて。 「慎め、慎め」。その言葉が、あなたの明日を少しだけ正してくれるかもしれないわ。

穏やかな心地で、この「警告の美」を見つめてちょうだい。

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