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北海道ひとり旅1日目|札幌で、美味しいものと好きなものを巡る

暖かいを通り越して、夏の気配まで感じられるようになった5月中旬。
今年も少し遅めのGW休暇を取り、旅に出かけることができました。
行き先は、今回が初めて訪れることとなる北海道。
3泊4日の日程で巡る、ひとり旅です。

実はこれまで、私が訪れたことのある“日本の最北端”は宮城県でした。
公共交通機関過疎地に住んでいる私にとって、最寄り空港から飛行機一本で北海道へ行けることは、とてもありがたいことだなと思います。
国内線がどんどん減っている時代、お願いだからこれ以上の路線削減はしないでほしいと願わずにはいられません。

3泊4日のおおまかな旅程

札幌、小樽、旭川、稚内、帯広、網走。
北海道には、一度は訪れてみたい魅力的な土地がたくさんあります。
とはいえ、旅の日程は限られているし、道内の移動には想像以上に時間がかかりそう。
おまけに、今回は初めての北海道です。
「ここも行きたい、あれも見たい」と欲張りたくなる気持ちを抑えつつ、まずは王道と呼ばれる場所を巡ってみることにしました。

1日目:札幌の散策
→北海道の歴史に触れながら、都市としての賑わいや空気感を楽しむ
2日目〜3日目:美瑛・富良野の散策
→北海道らしい雄大さを感じながら、自然の中でのんびりする
4日目:小樽の散策
→海鮮やスイーツなど、美味しいものをたくさん食べる

今回の旅で利用したのは、札幌丘珠空港。
札幌駅からバスで30分ほどの場所にある、陸上自衛隊丘珠駐屯地に隣接した小さな空港です。
かなりコンパクトな空港ですが、発着便は多いのか、利用者で賑わっていました。

丘珠空港利用で気をつけたい手荷物サイズ

丘珠空港を発着する便は、100席以下の小型機材が中心。
そのため、機内持ち込み手荷物のサイズ制限も少しだけ厳しめです。
最終的な判断はスタッフさんによって多少変わりそうな雰囲気もありましたが、バックパックにパンパンに詰めている場合は、機内持ち込みが認められないかもしれません。

丘珠空港から札幌市内への移動事情

丘珠空港には、空港直結の鉄道駅がなく、札幌駅周辺へ向かうには、基本的にバスかタクシーを利用することになります。
私が利用した日は、タッチ決済でのスルー搭乗ができない車両だったようで、「クレジットカードやPayPayでの支払いは、定時運行の妨げになるため、できるだけ控えてほしい」という案内がされていました。
その場合は、到着ロビーに設置されている北都交通の券売機で、チケットを購入するのが安心だと思います。
こちらの券売機では、クレジットカードや各種QR決済も利用可能でした。

1日目:札幌の散策

北海道の焼き魚、美味しすぎる問題

札幌駅に到着し、ホテルへ荷物を預けた頃には、ちょうどお昼前。
まずは腹ごしらえをしようと向かったのは、新鮮な魚介や旬の農産物が並ぶ「札幌二条市場」です。
地下鉄大通駅から徒歩数分と、散策のルートに組み込みやすい立地も魅力。

この日のランチに選んだのは、「食事処 ながもり」。
店内はコの字型のカウンター席が中心で、一人でも入りやすい雰囲気です。お昼時で店内は賑わっていましたが、平日だったおかげか、並ばずに入店することができました。

二条市場といえば、海鮮丼を目当てに訪れる方が多いのかもしれませんが、私の狙いは焼き魚定食!
大好きな焼き魚を絶対食べたいと決めていたので、こちらではサーモンハラス定食を選びました。
運ばれてきたサーモンハラスは、自宅近くのスーパーではまず見かけないような大きさ。
脂がじゅわっと広がって、「北海道の焼き魚、美味しすぎるのでは……?」となったほど。

ちなみに、この時の私はまだ知りません。
この旅のあいだ、ほぼ毎日のように焼き魚を食べていたことを。

食事処 ながもり
北海道札幌市中央区南3条東1丁目8 二条市場内
営業時間:7時~14時


ふたつの“島ツナギ”に見惚れる「ポケモン×工芸展 ―美とわざの大発見―」

札幌で絶対訪れたかった場所、北海道立近代美術館。
お目当ては、特別展「ポケモン×工芸展 ―美とわざの大発見―」です。
2024年、2025年と、自宅から比較的近い場所でも開催されていたのですが、どうしても予定が合わず行けないまま終わってしまったんです。
だからこそ、「旅先で見られるなら、もう行くしかない!」という気持ちで足を運びました。

※この展覧会は写真撮影可となっていました

どうしても見たかったのが、城間栄市さんによる「藍型と紅型の島ツナギ」。
人間国宝・芹沢銈介さんの型絵染や、国外のテキスタイルが好きで、普段からさまざまなパターンを見るのですが、「ポケモン柄なんて、絶対に見たいでしょう……!」という気持ちは抑えられませんでした。

藍型も紅型も、沖縄の伝統的な染め技法。
藍型が“陰”だとすれば、紅型は“陽”のような印象で、同じ図案でありながら全く違う印象に見えるのも、この作品の素敵なところ。

そのほかにも、会場には躍動感あふれる作品がたくさん。
子どもの頃に夢中になっていたポケモンたちを、“工芸”という形でじっくり味わう、とても素敵な特別展でした。

北海道立近代美術館
北海道札幌市中央区北1条西17丁目
営業時間:9時30分~17時


おひとり様専用カフェ「珈琲と衛星」で過ごす

美術館を出たあと、少し休憩したいなと立ち寄ったのが、「珈琲と衛星」というカフェ。
北海道立近代美術館から歩いてすぐの場所にあります。

このお店のいちばんの特徴は、なんといっても“おひとり様専用”であること。
店内は、少しのカウンター席と心地よい音楽が流れる素敵な空間。
本を読んでいる人、勉強をしている人、訪れた皆さんが思い思いに過ごしていました。
ひとりで過ごすことを心地良いと感じさせてくれる場所って、実は少ないのではないかと思います。
札幌に住んでいたら通ってしまいそうなほどの素敵なお店です。

ひとり旅をするときは、いつも本を持ち歩いています。
この日のお供は、柚木麻子さんの『BUTTER』。
美味しいスイーツとお茶、そして読書の時間。
観光だけでなく、こうしたゆるっと時間を好きなだけ過ごせることも、ひとり旅ならではの醍醐味だと思います。

珈琲と衛星
北海道札幌市中央区大通西17丁目1−3 太田ビル 1F
営業時間:13時~19時

※心地よく過ごすためのお願いをInstagramで確認してから訪れるのが望ましいと思います。


“札幌らしさ”を探して、時計台と赤れんが庁舎へ

せっかく札幌に来たのだから、“札幌らしい場所”も訪れておこう!と、札幌時計台と北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)を見学しました。

札幌時計台は、「日本三大がっかり名所」のひとつとして名前が挙がることもありますが、実際に訪れてみると、木造2階建ての趣ある立派な建物でした。
“時計台”と聞くと、イギリスのビッグ・ベンや、サウジアラビアのメッカ・ロイヤル・クロックタワーのような巨大建築を思い浮かべる人も多いのかもしれません。そう考えると、「思っていたより小さい」という意味で“がっかり”と言われるのも、少しわかる気がします。
展示の中心は、北海道の開拓や札幌農学校に関する歴史資料。
「Boys, be ambitious.」で有名なクラーク博士についても紹介されていて、歴史の教科書だけでは知ることのできない背景やエピソードに触れられる、貴重な場所だと感じます。

そして、もうひとつ訪れたのが北海道庁旧本庁舎、通称「赤れんが庁舎」。
こちらは6年に及ぶ大規模改修工事を終え、2025年にリニューアルしたばかりです。
赤みの強いれんがが積み重なった建物は、外から見ても、中へ入っても美しい。大きな木造階段や、花々が咲く庭など、ところどころから欧米建築らしい空気を感じることができます。
訪れた時期はちょうど春の花が見頃。
私の住んでいる場所では3月末には桜が散ってしまうし、春の花も4月の半ばまで。なんだかタイムスリップしたような不思議な場所を楽しみました。

札幌時計台
北海道札幌市中央区北1条西2丁目
営業時間:8時45分~17時10分

赤れんが庁舎
北海道札幌市中央区北3条西6丁目 1番地
営業時間:8時45分~21時


すすきので、ジンギスカンと〆パフェの夜

札幌の夜を楽しむなら、やっぱりすすきのへ行ってみたい。
大型のネオン看板が並び、飲食店がひしめく、札幌随一の繁華街です。

まず向かったのは「ジンギスカン ひげのうし本店」。
ラムやマトン自体は食べたことがあったものの、“ジンギスカン”としていただくのは今回が初めて。ジンギスカン用の丘型の七輪や、その上に円形に並べた野菜が食欲をそそります。
こちらのお店には、おひとり様向けのメニューがあり、少量ずつラムを楽しめるのも嬉しいポイント。
選んだのは、ラム肩ロース、アイスランドラム、ラムショルダーロールの3種類です。
少量とはいえ、一人で食べるには十分すぎるほどのボリューム。
ラム肉は「しっかりした肉質」というイメージを持っていたのですが、実際に食べてみると驚くほど柔らかく、くさみもないことに驚きました。
アイスランドラムがお気に入りです。 

そして、札幌に来たからには体験してみたかったもの。それが、“〆パフェ”です。
「夜にパフェ?すごいこと考えるなぁ」と思ったものの、食事のあとに甘いものを食べたくなる感覚って、案外自然なことなのかもしれません。

訪れたのは、「夜パフェ専門店 パフェテリア パル」。
19時半過ぎと夜がふける前の早めの時間に行ったこともあり、この日は待ち時間もなく、すんなり入店することができました。
スタッフさんおすすめの、ピスタチオとチョコレートのパフェをドリンクセットで注文。セットドリンクにはアルコールも選べたので、せっかくならとサングリアを合わせてみました。

パフェと聞くと、アイスやフルーツがたっぷり乗っていて、最後にはしなしなのコーンフレークがグラスの底で待っている、そんなイメージでしたが、こちらのお店のパフェはまったくの別物。
アート作品のように緻密に組み立てられた、美しいスイーツでした。
ひとつひとつが丁寧に作られていて、食べ進めるたびに美味しくて幸せになる、そんな一皿。
甘すぎず、食後でもするすると食べられる絶妙なバランスで、一日の終わりに、ゆっくり味わうためのパフェなんだなと思います。

ジンギスカン ひげのうし本店
北海道札幌市中央区南3条西5丁目35−3
営業時間:17時~23時30分

夜パフェ専門店パフェテリア パル
北海道札幌市中央区南4条西2丁目10-1 南4西2ビル 6F
営業時間:18時~0時


すすきのの夜を終えて、ホテルへ

もし胃バグが起きたら、最後にラーメンまで行けるのでは……?
なんて、当然そんなことが起こるわけもなく、最後にCOCONO SUSUKINOを散策して、この日の活動はこれにて終了です。

ネオンが光るすすきのの街を、のんびり歩きながら地下鉄へ。
札幌での宿泊先に選んだのは、「ホテルフォルツァ札幌駅前」。
JR札幌駅南口から徒歩約4分、地下鉄さっぽろ駅24番出口から徒歩約2分という、立地の良さが魅力のホテルです。

今回予約したのは、スーペリアダブルのお部屋。
室内はコンパクトながら、必要な設備はしっかり整っていて、ひとり旅にはちょうどいい快適さでした。
さらに嬉しかったのが、部屋タイプによって、ユニットバスかバス・トイレ・洗面独立型かを選べること。
選んだのは、もちろんバス・トイレ・洗面独立型のお部屋。旅の時ほどたくさん歩くので、ゆっくりお風呂を楽しめるのは、かなりありがたいです。

朝食付きプランにしたのですが、こちらも大満足。
北海道らしいメニューが並ぶブッフェ形式で、朝からしっかり美味しいものを楽しむことができました。

ホテルフォルツァ札幌駅前
北海道札幌市中央区北3条西2丁目1−1


初めての北海道、札幌を散策して

5月中旬の札幌は風がまだ少し冷たく、空気は“初春”そのもの。
仕舞い込んでいた春物のコートを引っ張り出してきて、ちょうどいいくらいの気候でした。

今回は、時計台や二条市場など、いわゆる王道と呼ばれる場所を中心に巡りましたが、それでも、もいわ山や札幌芸術の森、六花亭本店など、訪れてみたい場所がたくさんあります。
もちろん、まだまだ美味しいものも食べ足りない。
「また来たいな」と思わせてくれる、とても素敵な街でした。
そして、札幌を歩いていて印象的だったのが、空の広さ。
都会なのに高い建物がそこまで密集していないからか、空が開けていて、それもとても素敵なところだなと思います。

余談

  • 北海道の有名ドリンクといえば、ソフトカツゲンと教えていただいたので、コンビニでゲット。
    さっぱりとした乳酸飲料で、とっても飲みやすかったです。

  • 札幌市内の交差点名って、「北2東1」のような独特の名前が付いているんですよね。
    普段から車移動が多く、交差点名を覚える癖があるのですが、北なの?東なの?と大混乱。これは絶対覚えられないなぁ……と、しみじみ感じたのでした。


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