The Blow Your Mind & Blowing In The Wind (前編)
ずっと待っていた。そしてそれは音もなくしれっとやってきた。
Suchmos
The Blow Your Mind TOUR2026
7/2 Zepp Haneda
ゲストは藤井風。
何を隠そう初ライブハウス、初Suchmos。新しい出会い、初めての場所、きっかけはいつも風くんがくれる。
今回は羽田ということで飛行機の方が便利であろうということで伊丹から飛ぶ。早割で新幹線より安いまである。令和のぞうはお得に空を飛ぶのだ。
いつもギリギリで生きてきたぞうぴ。さすがに飛行機でそれはやべえぞ、と。余裕を持って家を出た。間違いなく出たんです。
んが (白目軽部)
天下のJALからこんなお知らせが。

待ってって。無理やって。飛ばんとかやめてよ??え。どうしたらいいん。見通しが立たないってどういうことなん。そんなことある?なんでそんなことになるん。あんなに毎日ビュンビュン飛んでるのに?ぞうぴの一世一代のフライトは見通しが立たない?
はうかむ(´・ω・`)わっつざへる
早く出たから早めの便に振り替えることができるんじゃないか?いや、できない。1つ前のフライトも見通しが立ってないパターン。それより前はギリギリ間に合わない。
バスの中でこんなにとち狂っているのは俺だけ。Yes,俺だけ。so,俺だけ。
バスの中でSuchmos再履修しようね♡なんてことはもうできない。今際すぎる。クレヨンしんちゃんもひっくり返るくらいのパニック。
進捗を確認すべく穴のあくほどスマホをリロード&にらめっこして幾ばくか、どうやら遅延ですむっぽい。いずれも20分程度とのこと。ホンマやな。信じるで。
ガタンゴトンと電車に揺られ、空港へ。

大阪から世界へ翔ける空の港で何を売っとんねん。奇天烈がすぎる。フライトまで時間がありすぎる。お腹がすきすぎてる。頼んだサンドイッチがちっちゃすぎる。食べた瞬間にもうお腹がすいてる。荷物を預けることに見事失敗する。どこにそんなシステムどこにあった?みとらん。わしはみとらんぞっ(ぎり機内に持ち込めるサイズではあった)

本当にすったもんだの末に飛行機に乗ることに成功。
すったもんだの割にあっさりと羽田に着く。
ぞうぴの家から最寄りの駅に着くのと同じくらいの時間で東京に行けるなんて。飛行機ってすげえや。

到着ロビーはなぜだか本の香り。気持ちがいくらか落ち着いてゆく。
このままZeppに行き荷物をロッカーに預けて物販に特攻もいいけれど、ここはあえてお宿NIチェックインをしに行きたいCOZ手ぶらでライブハウスに行きたい。
本来ならダル着で宿→なんならひとっぷろ浴び→ガッツリ身なりを整え→会場入りというのが理想だったが仕方あるまい。
遅延したおかげで最寄りに着いたのがチェックイン時間の15時ジャストで、悪いばかりでもない。伊達にドタバタを生きてない。
人生は±0だ。何かを手に入れると、何かを手放す。何かを手放すとまた手に入る。いつもそれの繰り返しだ。ぼんやりとそんなことを考える。
スマホと、PiTaPaと、チケットと、少しのお金をポケットにぶちこんで
いざ舞い戻れ、天空橋へ。
午後4時すぎ、しとしとと撫でるような雨。いくつも傘の花が開いて、夏だというのにまだ梅雨が明ける様子はない。それでも連日の台風やスコールのような雨のことを思えばお天気は"もった"方だと思う。
ぞうぴのチケット(呼び出し)番号は360番。割と前方を狙えるのではないか、という淡い期待。物販もサイズによっては売り切れなどはあったけど人もまばらでTシャツを1枚買うことに成功。
着替えるか、どうするか、うんうん悩んだ末にロゴが見えるように縦長にたたんでサスペンダーにぎゅっと結ぶことにする。
ザワザワと体調が、悪いような気がする(´._.`)
腹が減りすぎたのか、気圧のせいか。元気とお茶目だけが取り柄であるのに一体全体どうしたというのか。
持ってきた痛み止めとビオフェルミンを足湯のところで服用する。傍から見たらパキってるやつに見えるかもしれない。嫌すぎる。無理すぎる。背に腹はかえられない。あらゆる痛みには化学の力で抗いたい。
そうこうしているうちに呼び出しが始まる。階段をおりる時はまったりめ、下についてからの番号はサクサクと呼ばれたので、ぞうぴはじゃんじゃん抜かされてしまった。紛うことなき大阪のオバハンだが、人混みをぬうのは苦手なのだ。
それでも陣取る、ど真ん中8列目圏内。週末のイオンモールよりは混んでいるが、自分の芯を見失う朝の満員電車ほどではない。
じっと待つ。なかなかに蒸している。空調はもっと下げていい。もっと。もっとだ。
オシッコに行きたくなると困ると思い、水分は薬を飲んで以降は取らなかった。ドリンクコインをもらったけどそれもまだポケットの中にある。
空腹と、水分不足と、なかなかの熱気。これがよくなかった。じわりじわりとHPが削られていくのを感じる。フラフラと吐き気がする。
残り10分が永遠のように感じる。ぞうぴは一体全体どうなってしまうのか。藤井風率いる楽器隊が位置につく。

後編へ続く
