見出し画像

荒川の瀬替えと堤防決壊地点を歩く  第5回 事後の感想紹介

2023「河川と人間②ー荒川の瀬替えと堤防決壊地点を歩くー」
No.1  全体の流れと事前課題のこと
No.2 1日目 博物館での取り組み
No.3 【コラム】参加者生徒の視点で「合宿」紹介
No.4 2日目 フィールドワーク報告 
No.5 事後の感想 ← 今回

事後学習において、グーグルフォームで、「Q)本日のフィールドワークを通じて学んだことや感想をまとめてください。」との問いを出題しておきました。ありのままを掲載しておきます。

今回のフィールドワークでは、「その土地に行ってみて文化を知る」ということの面白さに気付かされたと思います。普段の自分なら何とも思わないような地形や建物、さらに看板までも読み解くことでその土地に生きていた人々の想いを感じ取ることが出来ました。私はあまり地理や地学に興味は持っていませんでしたが、今回のフィールドワークを通して学ぶことの大切さも身をもって実感しました。まだまだこの合宿で荒川について理解出来たことはほんの一部分であると思うので、より知識を深めていきたいです。
(J3Nくん)

事後課題より(以下同じ)

様々な堤防の跡などが踏切や寺の名前、石碑などに残されており、寛保二年の大洪水やカスリーン台風の時に被った被害を忘れないよう、また同じ被害を被らないよう徹底してる事がとても興味深い物であった。(S1Nくん)

川についてたくさんの事を学べました。しかし、とても暑かったので次は春にやってほしいです。(J3Aくん)

今回のガチ歩きを通して、荒川が多くの人の生活、文化の根底にあるのだな、驚いた。これを機に、荒川についてもっと調べてみようと思った。(J2Iくん)

今回はとても暑い中歩いたので、今までのガチ歩きの中で一番きつかったが、先生の荒川の解説はどれも興味深いものばっかりだったし面白かった。今回の土曜講座で、荒川に限らず日本の色々な川には人と関わってきた歴史があり、またその川に支えられてきたり、川によって人に被害が出たりしてきた中で人々は昔から自分たちの暮らしを豊かにするために川と関わってきたんだな、と思った。次の荒川ガチ歩きでは荒川の源流に行きたい。(J2Kくん)

荒川のことがいろいろな所に繋がっていて漫画の伏線みたいに面白かったです。特に荒川の砂利を取ったことによって元荒川の水源がなくなってしまったというのが意外でした。(J3Hくん)

僕の祖父母の家が荒川が通っている埼玉県深谷市にあり、祖父母から荒川についての話を何回か聞いたことがあったのでのですが、今回の講座を受けて初めて知ったことも多く訪れた埼玉県立川の博物館が洪水の被害を受けたときの話を聞き、祖父母の家が被害を受けなかったのはただの偶然で被害にあっていた可能性も十分あったということも知りました。神奈川県に住んでいる我々には荒川についてあまり関わりはないかもしれないけれど戦前からの長い歴史を持つ荒川についてぜひ学校の皆にも調べてみてほしいと思いました。(J2Yくん)

河川敷の中の電柱(人が住んでいたあと)だったり、何気なく高くなっている場所(堤防の名残)があったり、川の石を運び出すトロッコの跡があったりなど普段の生活では全く気にしないであろうことに人々が川をより良くするための努力の痕跡が残っていて、そのすべてが繋がって今の荒川があると分かって感動した。それとともに昔の荒川の痕跡と今の荒川の流路の違いを実際に歩いて体感できたのは非常に勉強になった。やはり地図上で見ることより、実際に歩いたほうが景色の違いや細かい地形の違いなどもよく分かるので、今度から近所の川にも積極的に行ってみたい。(J2Iくん)

夏の熊谷は暑すぎる。二日目の記憶が1/4ほど抜けている。(J3Iくん)

夏の暑い時期ではなく春休みもしくは冬休みに行って欲しい。参加した生徒を見ているとみな顔が赤くなって軽い熱中症を起こしているように見えた。(J3Kくん)

 第4回でご紹介した各地点の紹介文と今回ご紹介の感想それぞれに目を通してみると、フィールドワークにおいて何を見るのか?という基本的な姿勢を学ぶことができている点が大きな収穫だと思われます。今回学んだ「景観」「地形」「河川」「河川文化」などをみる視点は、別の場所を訪れた際に、「比較」することで、より深い学びにつながっていくことと思います。
 なお、何人かが「暑さ」に対するコメントを残してくれています。「暑さ」対策として、コンビニには数回立ち寄り、水分補給の機会も多数設けて実施しました。この経験により、次は「冬開催」を試みることに。      
                               (完)

*最後になりますが、本実践は 、河川基金助成事業2023「学校部門(河川教育助成)」採択テーマ「博学連携で考える河川文化の探究授業研究」によって実施させていただいたものです。