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【事前準備】CloudflareでドメインとDNSを整える

― セルフホストAI・ローカルサービスを安全に公開する前に

近年、AIエージェントやセルフホスト型ツールを
VPS や自宅サーバーで動かす人が急増しています。

しかしその一方で、

  • ポートをそのまま開放してしまう

  • 認証なしで Web UI を公開する

  • 自分の IP アドレスを直接インターネットに晒す

といった 非常に危険な状態のまま運用されている例も多く見られます。

この記事では、
セキュリティ対策を本格的に始める前段階として必ずやるべきこと――

Cloudflare を使ったドメイン取得と DNS 管理の準備

について、初心者向けに分かりやすく解説します。

※ 本記事は
「Cloudflare Tunnel / Access を使ったセキュア構成」
を理解・実装するための 前提知識・環境作りです。


なぜ最初に Cloudflare とドメインが必要なのか?

後続の記事で解説する
Zero Trust / Tunnel / 認証付き公開 では、

  • 独自ドメイン

  • Cloudflare 管理下の DNS

が前提になります。

ドメインがないと出来ないこと

  • HTTPS 化(証明書自動管理)

  • サブドメイン分離(service / admin / webhook)

  • 認証付き公開(Cloudflare Access)

  • ポート非公開運用(Cloudflare Tunnel)

👉 **つまり、ドメインは「セキュリティの土台」**です。


1️⃣ Cloudflare アカウントを作成する

まずは Cloudflare の無料アカウントを作成します。

👉 https://dash.cloudflare.com/sign-up

必要なのは:

  • メールアドレス

  • パスワード

だけです。


2️⃣ ドメインを用意する方法

方法①:Cloudflareで直接ドメインを取得(推奨)

Cloudflare はドメインレジストラでもあります。
※ドメイン価格はCloudflare Domainが安いです。

手順

  1. Cloudflare ダッシュボード

  2. Registrar → Register Domains

  3. 取得したいドメイン名を検索

  4. 料金を確認して購入

この方法のメリット

  • DNS 設定が即反映

  • ネームサーバー設定不要

  • WHOIS Privacy 無料

  • Tunnel / Access との相性が非常に良い

👉 初心者はこの方法が最も安全・簡単です。


方法②:すでに持っているドメインを使う場合

お名前.com / Google Domains / Route53 などで
すでに取得済みのドメインも利用できます。

その場合は:

  • Cloudflare にドメインを追加

  • ネームサーバーを Cloudflare に変更

が必要になります。


3️⃣ Cloudflareにドメインを追加する

Cloudflare ダッシュボードで:

  1. Websites → Add a site

  2. ドメイン名を入力

  3. プランは Free

Cloudflare が既存 DNS を自動スキャンします。


4️⃣ ネームサーバーを Cloudflare に変更する

Cloudflare から以下のような
専用ネームサーバーが指定されます。

xxxx.ns.cloudflare.com
yyyy.ns.cloudflare.com

ドメイン管理会社の設定画面で
このネームサーバーに変更してください。

※ 反映まで数分〜最大24時間かかることがあります。
※ Cloudflareで取得の場合はここの作業はないです。


5️⃣ DNS設定の基本方針(重要)

ここで 最も大事な考え方です。

IPアドレスを直接DNSに書かない

やってはいけない例

  • A レコードで VPS の IP を登録

  • 管理画面を直接公開

推奨される考え方

  • サブドメインだけを先に決める

  • 実体(接続先)は Tunnel 側で制御


6️⃣ サブドメイン設計の例

用途サブドメインメインサービス
www.example.com
hoge.example.com
※サブドメインは一段まで出ないとCloudflare Accessは使えません。

👉 後続記事で
このサブドメインを Tunnel / Access に割り当てます。


7️⃣ SSL / HTTPS 設定を確認する

Cloudflare ダッシュボード:

  • SSL/TLS → Overview

  • Mode:Full または Full (strict)

Tunnel 利用時は
証明書管理は Cloudflare が自動で行います。


8️⃣ Zero Trust ダッシュボードを確認する

次の記事で使うため、
Zero Trust ダッシュボードにアクセスできることを確認します。

👉 https://one.dash.cloudflare.com/

  • 組織名は仮で OK

  • 無料プランで問題ありません


9️⃣ ここまでで出来ている状態(チェックリスト)

項目状態Cloudflare アカウント✅ドメイン取得 or 移管✅DNS 管理が Cloudflare✅サブドメイン設計✅Zero Trust 利用可✅


🔜 次に読む記事(本編)

ここまで完了していれば、
次の記事の内容を 安全に・確実に実装できます。

👉
【警告】Clawd.bot セキュリティ事故はすでに始まっている
― Xの警告投稿から学ぶ、正しい防御構成【完全版】


✅ まとめ

  • Cloudflare とドメインは セキュリティ構成の前提条件

  • IP を直接晒さない設計が重要

  • ここを飛ばすと、後続の対策が成立しない


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