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全農の青果販売担当者にお気に入りの食べ方を聞いてみた! ①野菜編

こんにちは。JA全農広報部note編集部員のNです。
最近、「野菜おつまみ」で家飲みを楽しんでいますが、作る料理がパターン化してきてちょっとマンネリ気味…。
そうだ!全農の各県本部で野菜&果物の販売を担当する職員に、お気に入りの食べ方を聞いてみよう。全農は32都府県に県本部があり、各県の担当がJAや生産者と共に自県産青果物の販売やPRに取り組んでいます。
というわけで、今回は青森、山形、山梨、福岡の担当が登場!各県産地の特徴も聞きました。まずは野菜編!


JA全農あおもり
青森ながいも大好き宣伝担当K「ながいもの唐揚げ」

ナガイモはとろろにして食べるのが一般的ですが…生でも焼いても揚げても煮てもおいしい!超カメレオン野菜なんです。今回はその中でも、私のお気に入りである「ながいもの唐揚げ」をご紹介します。ナガイモは揚げるとホクホクになるんです…!生でも食べられるので、揚げ時間が短く、簡単にできるのも魅力です♡

ながいもの唐揚げ

材料
ナガイモ
すりおろしニンニク
しょうゆ

ゴマ油
片栗粉

作り方
(1)ナガイモを2~3cm角に切る。
(2)ポリ袋に1のナガイモ、すりおろしニンニク、しょうゆ、酒、ゴマ油をいれて5分待つ。
(3)2に片栗粉を入れて混ぜる。
(4)フライパンに5㎜程度の深さの油を熱し、3を揚げ焼きにする。

青森のナガイモ産地情報!

青森県はナガイモの出荷量が北海道に次いで2位で、国内出荷量の約4割を占めています。青森のナガイモは5月に植付(うえつけ)が始まり、11月から2・3月(秋掘り)と越冬後の3~4月(春掘り)の年2回の収穫後、低温冷蔵庫で貯蔵され、年間を通じて全国へ出荷されます。青森県産ナガイモは色白で粘りが強い特徴があります。

ナガイモの圃場

主な産地:JAゆうき青森、JAおいらせ、JA八戸、JA十和田おいらせ、JAつがるにしきた
主な出荷時期:周年
主な出荷&販売先:全国

JA全農山形
担当・野菜teamT「パプリカのキーマカレー」

きっかけはJA庄内みどり産のパプリカを妻に調理してもらったこと。炒め方にもよるかもしれませんが、山形県遊佐町産パプリカは肉厚で型崩れしにくいんです。ピーマンとは違い、苦みが全くなく、むしろ甘みがあるのが特徴です。我が家の1歳と3歳の子どももバクバク食べるので、とりあえずこれを作っておけば日ごろ野菜を食べない子も野菜を食べてくれる…はず!はず!大人は、辛口ルーで作ってパプリカの甘味を感じながら食べるのも最高。

材料
牛豚ひき肉
玉ネギ
パプリカ(できれば赤黄色)
トマト(ホール缶でもOK)
カレールウ

作り方
(1)玉ネギはみじん切り、トマト・パプリカは2㎝角くらいに切る。
(2)フライパンにサラダ油を熱し、玉ネギをよく炒める。玉ネギがすき通ってきたらひき肉を加えて炒める。
(3)トマト、パプリカを加えてさっと炒めたら水を加え、沸騰したらアクを取り、フタをして中火で約5分煮込む。
(4)いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かし、再び弱火で時々かき混ぜながら約5~10分煮込む。

山形のパプリカ産地情報!

パプリカは高温・低温に弱いうえに、種をまいてから収穫まで半年以上かかるので非常に労力のかかる品目です。近年の高温経過で非常に栽培管理が難しくなっており、特に綺麗に色づけるには光量・温度・肥料のバランスが整っていなければなりません。店頭に並ぶ美しいパプリカたちは生産者の技術と努力のたまものです。「JA庄内みどり遊佐畑作パプリカ専門部」では、減農薬で環境に配慮した栽培や病害対策、高度な遮光技術などに取り組み、夏から冬まで長期間収穫しています。遊佐パプリカは甘さ・食感・彩りに優れた質感が特徴です。

主な産地:JA庄内みどり 遊佐
主な出荷時期: 7月中旬~12月下旬
主な出荷・販売先:JA全農青果センター(東京センター)、地元市場、生活クラブ

JA全農山形
担当・野菜teamF「おかひじきのからし和え」

山形の伝統野菜であるオカヒジキ。恥ずかしながら山形配属になるまでオカヒジキの存在すら知らず(汗)。初めて食べたオカヒジキ料理が「からし和え」でした。シャキシャキとした食感でくせになるおいしさ。いくらでも食べられます。そしてなにより調理も簡単です。
みなさま、今日の乾杯のお供に1品いかがでしょうか。

材料
オカヒジキ
しょうゆ、辛子 各適量

作り方
(1)オカヒジキの根元約1cmを切り取る。
(2)熱湯で約20~30秒茹でたら冷水にさらし、ざるに上げてよく水気を切る。
(3)ボウルにしょうゆ、辛子を混ぜておき、オカヒジキを絡めてめしあがれ。

山形のオカヒジキ産地情報!

江戸時代初期に最上川を利用して内陸に伝えられ、南陽市で栽培されたのが始まり。形状が海草のヒジキに似ていることから、「オカヒジキ」の名がついたといわれています。全国でも山形県南陽市がオカヒジキ発祥の地とされていて、山形県内の一部地域で栽培しています。食欲をそそる鮮やかな緑色、シャキシャキとした食感が特徴。

主な産地:JA山形おきたま、JAやまがた
主な出荷時期:4月~12月中旬(ピーク4月中旬~6月)

JA全農やまなし
担当・中島さん「八幡芋のフムス」

きめが細かく、粘り気が強い山梨のサトイモ「八幡芋(やはたいも)」ですが、あまり調理法が豊富ではないように思います。煮物にすると、煮汁がしみこみ独特のうまみが際立ちますが、調理の際に手がかゆくなったり、滑ったりするのがたまに傷。なので処理が楽で簡単な調理方法をご紹介したいと思います。薄くスライスして焼いたパン、野菜のディップなど何につけても食べやすい「八幡芋のフムス」です。

材料
サトイモ「八幡芋」 2~3個(皮をむいて蒸すと350g~400g)
塩 小さじ0.5~(お好みで加減)
オリーブオイル 大さじ1~1.5
練りゴマ 大さじ1.5~2(なくてもよし)
クミン少々
ニンニク少々(お好みで)
★コショウ・パプリカパウダー・オリーブオイル(お好みで)

作り方
(1)八幡芋(サトイモ)を蒸す。
(2)芋に竹串をさしスッと通る硬さになったら火を止めて、軍手やゴム手袋を使い火傷に気を付けて皮を取り除く。
(3)皮を取り除いた八幡芋と、★印以外の材料をすべてフードプロセッサーにいれる。
*ニンニクが好きな方はニンニクを少々いれるとエスニックな雰囲気がでます
*フードプロセッサーがない場合は、マッシャーやすり鉢でつぶして混ぜる
(4)滑らかに混ざったら、皿に移し、上からオリーブオイルとコショウ(★)をかける。

山梨県産サトイモ「八幡芋」の産地情報!

粘りが強くきめ細かい肉質が特徴の希少な伝統里芋です。釜無川の氾濫でできた砂質の土壌で育ち、風味豊かで煮物などに最適ですが、生産量が限られています。

主な産地:JA山梨みらい(山梨県甲斐市(旧竜王町)の八幡地区)
主な出荷時期:11月~2月
主な出荷&販売先:地元市場・県内直売所ほか

JA全農ふくれん
担当M「博多なすのお好み焼き風」

ナスを輪切りにして、フライパンで焼くだけの簡単レシピ。大人からこどもまで大人気の一品です。

材料
ナス 2本
サラダ油 大さじ1
お好み焼きソース 適量
マヨネーズ 適量
天かす 適量
青ネギ 適量

作り方
(1)フライパンにサラダ油を入れ、輪切りしたナスを入れて両面を焼く。
(2)焼きあがったナスを皿に並べて、お好み焼ソースとマヨネーズをかけて、天かす・青ネギを振ってできあがり。

博多なすは、20~25cm程度の中長ナスです。口当たりがまろやかで、アクが少ないほか、味がよくしみます。近年では、トゲのない品種の導入により、調理しやすいナスの供給に努めています。

主な産地:JAみなみ筑後、JA柳川、JAふくおか八女、JA筑前あさくら、JA糸島、JAたがわ
主な出荷時期:通年
主な出荷&販売先:関東・北陸・関西・中国・福岡地区市場など

便乗!部員Nのお気に入りの食べ方を紹介

せっかくなので、わたしがよく作るメニューも紹介します。
①「串にささないねぎま」
私の地元・富山の白ネギ農家さんに自宅での食べ方を聞いたら、「鶏肉と焼いて、照り焼きにしているよ」。なるほど…。私は焼き鳥の「ねぎま」が大好物ですが、これは串に刺さなくても「ねぎま」ではないですか!白ネギと鶏肉をフライパンでこんがり焼いてしょうゆ×みりんで照り焼きはもちろん、焼いて塩や柚子胡椒でシンプルに食べるなど、いろいろ楽しんでいます。

材料
白ネギ
鶏モモ肉(お好みでムネ、ササミ、セセリなどでもOK)
エリンギ(お好みのキノコ。キノコ好きとしては入れたいが、なくてもよし)
しょうゆ、みりんを1対1の割合で

作り方
(1)白ネギはぶつ切り、鶏もも肉は一口大、エリンギは食べやすい大きさに切る
(2)油をひいて熱したフライパンに、鶏もも肉を皮目から並べ、こんがり焼き色がついたら反対側を焼く。フライパンのあいたところにネギとエリンギを並べる。
(3)白ネギとエリンギがこんがり焼けたら、みりん、しょうゆを加え、フライパンをゆすってからめる。

富山県産白ネギの産地情報!

富山県では水田を活用した白ネギ栽培が盛んです。富山県のブランド「富山しろねぎ」を主力に、ハウスの中で遮光シートをかけて育てる「ハウスしろねぎ」などの栽培に取り組んでいます。

主な産地:黒部市、入善町、立山町、富山市、氷見市、砺波市など
主な出荷時期:富山しろねぎ 7~12月/ハウスしろねぎ 12~2月
主な出荷&販売先:富山県内市場、中京市場など

サトイモと白ネギのシチュー

青果物の販促活動の一つに店頭での試食宣伝があります。サトイモの試食宣伝で好評だったのがシチュー。サトイモを入れるとルウがトロンとなって、おいしんです。同じく秋冬に出荷最盛期を迎える白ネギも入れて提供していました。ニンジンやブロッコリーを入れるとカラフルになるし、小カブを加えるのもおいしいですよ。白ネギや小カブを入れるときは、葉っぱも刻んで入れるのがおすすめです。

材料
サトイモ
白ネギ
鶏肉などお好みのお肉(ベーコンもOK)
市販のシチューの素

作り方
(1)サトイモは皮をむいて一口大、白ネギの白い部分はぶつ切り、葉の部分は斜め薄切りにする。鶏肉は食べやすい大きさに切る。
(2)鍋に油を入れ、鶏肉、サトイモの順に炒める。シチューの素の分量を参考に、水を加えて煮る。沸騰いたらネギの白い部分を追加する。
(3)具材に火が通り柔らかくなったら、ルウを加えて溶かす。最後にネギの葉を加えてさっと煮たら、完成。

富山県産サトイモの産地情報!

古くから栽培され、富山県の伝統野菜の一つにもなっているサトイモ。主力品種の「大和」は、粘りが強くやわらかいのが特徴です。

主な産地:砺波市、南砺市、高岡市、上市町、立山町、朝日町、入善町など
主な出荷時期:9~3月
主な出荷&販売先:主に富山県内市場

さっそく、作ってみた!

左写真:パプリカのキーマカレー、右写真:博多なすのお好み焼き風

さっそく、みんなに教えてもらった食べ方に挑戦してみました。まずはパプリカのキーマカレー(ちょっとキーマ感低く、ひき肉カレーみたいになっていますが…)。パプリカのジューシーな食感が楽しく、カレーとも合います。彩もよく、パプリカ、トマト、タマネギと野菜がたくさん食べられてうれしい。山形の担当・野菜teamT推しの遊佐町産パプリカは、シーズン中にぜひ山形でゲットしたいと思います。
続いて、ナスのお好み焼風です。ちょうど近所のスーパーで「博多なす」が売っていたので、この日は博多なすで作ってみました。ナスとお好みソース…意外に合う!たっぷり青ネギと天かすのサクサク感がアクセントになって楽しいです。

左写真:サトイモのフムス蒸し野菜添え、右写真:ナガイモの唐揚げ

そしてサトイモのフムス。今さら導入したせいろでブロッコリー、レンコン、ニンジンも一緒に蒸して、ヘルシー野菜おつまみにしました。蒸してつぶしたサトイモのねっとりさと濃厚な味わいがたまりません。八幡芋は山梨県内でもレアキャラとのことですが、サトイモ好きとして一度は食べてみたい…。ナガイモの唐揚げは、しっかり揚げてホクホク、揚げ時間を短めにしてサクサクと食感を楽しみました。ん~、ナガイモ奥深し。オカヒジキはたま~に店頭で見かけても「どうやって食べたらいいんだろう…」と手が出せずにいました。季節になって登場した際にぜひ作ってみたいと思います!
今回、担当に聞いてみたら果物のお気に入りの食べ方も教えてもらいました。次回、果物編でご紹介します。