【映画所感】 機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning- ※ネタバレなし
身悶える古参たち、狂気の2次創作
確固たる地位と名声を得た業界屈指のクリエイターたちが、キャッ、キャしながら仕事したんだろうな。
冒頭のナレーション、SE、BGM、セリフ…正直ここまでやる?
反則技のデパートが、いつしか芸術の域にまで達する、ストーリー前半。
ニヤニヤが止まらない。
村上龍の『5分後の世界』(幻冬舎・1994)を令和の時代、しかも『機動戦士ガンダム』の俎上で繰り広げてくれるとは、思いもよらなかった。
もっと踏み込むならば、ザ・ドリフターズをリスペクトする芸人たちによるドリフコントへのオマージュ。
劇団ひとりを中心とした『ドリフ大爆笑』のリメイク総集編(ドリフに大挑戦スペシャル)的意味合いも感じてしまう。
ガンダム版のコント「もしもシリーズ」。
劇団ひとりの“ドリフ愛”は、そのまま鶴巻和哉、庵野秀明、山下いくとの“ガンダム愛”へと落とし込まれていく。
公式が認めた、掟破りの世界線。
例えようのない多幸感が、不整脈を抱えたガノタの心臓を優しく包む。
そして悶絶、憤死。
鑑賞後は、劇場に用意されている新作ガンプラを買っていく選択肢しかなかった!
