ドラマ好きに見てほしいアニメ『推しの子』

だだの一ドラマファンで相変わらずアニメは初心者ですが『葬送のフリーレン』を見て以来、アニメもすごく面白い作品があるんだなあとちょこちょこ深夜帯や配信でアニメも見るようになってきました。が、中々これというものには出会えずにおります。(少年漫画王道のバトル物が苦手だとますます選択肢が狭まってしまいます)

こうなったら大ヒット作品行ってみるかー!と絵柄がキレイで可愛らしい、YOASOBIの楽曲「アイドル」でも有名な『推しの子』を見てみることに。
けれど初回だけは90分なのもあって、60分位で突飛な設定が受け入れられずに1回目は挫折しました。その後、アレコレ見たもののピンと来るものがなくて再チャレンジしてみたら、ものすごく面白かったんです。

序盤はこの作品、アニメファン向け?のすごく破天荒な設定で始まります。
かなりざっくり説明しますが、主人公は医師です。星野アイというアイドルの大ファンなんですが、ある日、その星野アイが妊娠して子供を産みたいと受診しに来ます。ところが主人公は謎の男に殺されてしまい、星野アイの子供(双子でした)の内の一人として前世の記憶を持ったまま転生します。このアクア(男子)と、双子のもう片割れのルビー(女子。こちらも前世の記憶持ちで星野アイの大ファン)と幸せに暮らしているところに星野アイが、念願の東京ドームのコンサートを目前に熱狂的ファンのストーカーに殺されてしまいます。
どうやら星野アイを刺殺したストーカーの裏には真の犯人がいるようで、それも芸能関係者らしい。アクアはアイの敵討ちのため、芸能界に足を突っ込みます。ルビーは母親と同じくアイドルという夢を追いかけて、やはり芸能界へ。

‥‥‥‥‥正直なところ、ここらへんまではサクッと流し見してもいいと思います。(ガチファンの方ごめんなさい)登場人物さえ覚えればOK!

個人的には面白いのはここから始まるアクアやルビーの芸能生活のリアルです。
特に私が好きなエピソードは第1期の漫画原作のドラマ化のお話。ドラマ制作側の思惑と、原作者の失望、それぞれの演者の思いなどを汲んでアクアの活躍でいい終わり方するんですけど、ドラマ好きにはかなり面白いです。

それから第2期は漫画原作「東京ブレイド」という作品の舞台化の話なのですが。
原作者と脚本家とのすれ違いとか、間に入るスタッフ達、プロデューサーとか雑誌編集者とかの軋轢がめっちゃ面白いです。実写化で原作者と脚本家が揉めるのはあるあるですが、間にこんなにヒトが入るとは思わなくて驚きました。意思疎通が難しい訳だなあ。

これまたアクアくんのお陰で見事解決するんですけれど、変にしゃしゃったりはしなくてさり気ない機転で良い方へ持っていくところが良いんですよ。
某日テレドラマの悲劇を彷彿させますけど、こんなふうにできなかったのかなぁと思ってしまいます。(プロデューサー雷田さんが原作者の鮫島アビ子先生に直談判するところとかめっちゃアツい!「仮に天才小説家が居るとして、そいつが初めて描いた漫画のネームが100点になりますか?いくら天才漫画家でもいきなり最高の舞台脚本はかけないんです」ってところ、共感しかないです!!ドラマの脚本も同じですよね)

他にも演者さんのあれこれも面白いです。天才子役だったのに成長すると仕事がなくなる悩みとか、知名度もなく演技も初めてで顔だけでドラマに抜擢された大根役者(これは演じた声優さんがスゴイ!本当に大根すぎる名演技で笑っちゃいました)が努力でだんだん上手くなったり。

とにかく最初さえ乗り越えればとても面白いので機会があったらドラマ好きな方に是非見ていただきたいです。
現在第2期まで放送済みですが、第3期の制作か決まっているので、ド深夜枠とかBSあたりで再放送する可能性もあるのでは?と期待しています。配信だったら結構あちこちでイッキ見出来ます。(私は全話TELASAでイッキ見しました)

個人的には(元)大根役者の鳴嶋メルトくん、漫画家の吉祥寺先生、プロデューサー雷田さん、脚本家のGOAさん、劇団ララライの看板俳優の姫川さん、五反田監督、いちごプロの女社長(アクアとルビーの育ての母親?)アクア、有馬かなが好き。

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