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201303300755 伊勢道中膝栗毛五日目(45)

 伊勢道中膝栗毛五日目$${^{*1}}$$の十四時半頃。久米。

 小さなお堂。中に「庚申かのえさる」の文字が彫られた庚申こうしん塚の石が祀られている。赤ペンキでわざわざ文字をはっきりさせてある。もしかしてここでは庚申講$${^{*2}}$$が今でも続けられているのか。お堂も結構新しい。

 昔、人間の体内には三尸虫さんしちゅう(上尸、中尸、下尸の三匹が体の中にいると思われていた)という虫がいて、庚申の日の夜、寝ている間に天帝に自分の悪事を知らせに行くと信じられていた$${^{*3}}$$。庚申の日には、三尸虫の報告を阻止するため、宴会などをして徹夜するのが庚申講である。

 少し変わった道標$${^{*4}}$$。「左 さんくう道(草体)」年代は不明だが、「左」の字が「エ」ではなく「ヒ」であること、濁点が使われてないこと、平仮名と草体との組み合わせからすると江戸時代の建立であろう。天辺に溝があるのは、もともと常夜灯の足の部分$${^{*5}}$$を道標にしたからではないかと考えられている。

 街並がなくても、街道と一目で分かる。いい感じの道。あぁ、電線が邪魔。アスファルトは許す。

久米の庚申塔と道標

*1 20111124 伊勢道中膝栗毛 その度(5)
*2 20030510 庚申講
*3 三尸(サンシ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
*4 久米の道標
*5 徳融寺常夜灯と結界石 本堂と毘沙門堂 - daitakuji 大澤寺 墓場放浪記

伊勢道中膝栗毛五日目(44)          伊勢道中膝栗毛五日目(46)

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